紹介文
襲われた女性たちは皆、残虐な姿で辱められ、締め殺されていた。バージニアの州都リッチモンドに荒れ狂った連続殺人に、全市が震え上がっていた。犯人検挙どころか、警察は振回されっ放しなのだ。最新の技術を駆使して捜査に加わっている美人検屍官ケイにも魔の手が―。MWA処女作大賞受賞の傑作長編。
【中古】【古本】検屍官/パトリシア・コーンウエル
90年代夢中で読んだスカーペッタシリーズ。
途中からなんだか中だるみというかネタが尽きた感じだったのと
なんとスカーペッタが突然若返るという無理やりさがなんだかなぁ
って感じでここのところ興味を失ってました。
作品を追ってちゃんと登場人物も年月を経ているところや
主人公のスカーペッタの恋愛や人間関係もこのシリーズの魅力だったのに。
若返りは本当に残念。
このシリーズはヒロインのスカーペッタがめっさ過酷な状態に置かれても
職業意識の高さでがんばっちゃってるところが
自分も仕事で凹んだときなんか読んで励まされた思い出の作品でもありマス。
14作目『神の手』までは読んだけど『異邦人』『スカーペッタ』は未読。
今回久しぶりに再読してみることにしました。
確かはじめて読んだときはDNAとかコンピューターサーバーとか、
まぁ最新端!って思ったものなのに今読むとやはし
もはや目新しくない。
検屍、とかプロファイリングなんかテレビドラマでも当たり前に出てくるものね、
今では。
でもこの当時は衝撃的だったのよねぇ~。
この作品ではベントンは出てくるけどまだ恋人ではないし
マリーノはまだ奥さんがいてルーシーはまだ10歳。
犯人が911番のオペレーターだと気がつくあたりはちょっと
強引な気もするけど、ちゃんと1冊で決着が尽くし(後半になるとこのシリーズいろいろと何冊にもひっぱるようになるんだよねぇ)
再読でも”さっ、次読もう!”
と思える程度には面白かったかな。
さっ!次!!