紹介文
潜水禁止地域の川で発見されたジャーナリストの変死体。溺死か、他殺か?ダイビングの目的は?男の背後を探るうちに浮かびあがってくる狂信的カルト教団の影。やがて、全米を震撼させる事件が勃発する。天才プログラマー・ルーシーの力を得て巨大な陰謀に立ちむかうスカーペッタ。〈検屍官シリーズ〉待望の第7弾。
【中古】文庫 死因
カルト教団とか、核を欲しがってるリビアとかなんだか
ぐろーばるで巨大な陰謀めいた伏線がたくさんある割りに謎解きは
とーてーも中途半端。
ってか謎解く前に犯罪が行われてしまって常に後ろ手なスカ姐さんたち捜査チーム。
素材は面白そうなのに何も生かされてない感じがザンネン。
スカ姐さんと不倫中のベントンはなんと奥さんも浮気してて
離婚に向かって話が進んでいる模様。
スカ姐さん棚ボタ。
マリーノは”娘ほどの年齢の”彼女がいるもののスカ姐さんへの忠誠ぶりは
ハチ公並み。
セリフの端はしにあまりに露骨な愛の告白が混じっています。
ソレを知っててもスカ姐さんしらんぷりぷり~けどしっかりアッシーにしたり
使えるところでは使っている模様。
スカ姐さんていけずぅ。
それにスカ姐さん、今回は検屍とは何の関係も無い捜査のために
ロンドンくんだりまで出かけます。
ベントンもついていきます。
これって職権濫用?
ただ二人で出かける大義名分が欲しかっただけ?
なんだかなー。
殺されたジャーナリストの部屋から出てきたカルト教団の聖書が
事件の鍵か!なんて思わせておいて結局聖書はなんの役にも
たちません。
最後無理やりのようにスカ姐さんが敵地に乗り込みますがこの時点で
極悪人とされているカルトの教祖、あっさり死にます。
かなり間抜けな死に方で。
ってことで大風呂敷広げたけど収拾つかなくなっちゃいましたって
感じのこの作品、
推理ものとしては最悪レベルじゃないでしょうか。
でもこのシーリーズのキャラクターの人間関係が気になるって場合
飛ばして読めないのがつらいところ。
次は『接触』。