楽天市場
紹介文
大人になるにつれ、時間はだんだん早くなる。物事は思った以上に早いスピードで流され、手のうちからこぼれおちていく。そんな時、大切な何かをひとつずつ失ってはいないだろうか?例えばそれは恋、信頼、友情だったり…。そうして残されるのは自分だけ。喪失を越え、人はたったひとりの本当の自分に出会う。希代のストーリーテラーが贈るかなしくも、いとおしい自分探しの物語。
買取時のポイントが10倍!本・ゲーム・DVDなど買い取ります。申込はこちら【中古】 afb【古本】みんないってしまう/山本文緒小説
どれ位前だろう?
確かに山本文緒にはまってた時期があって、ずいぶん読んだようで本棚には10冊ほどあったのだけれどあの時どんな感想を抱いたのかはとんと思い出せないんですねー。
何冊も読んだんだから嫌いではなかったんだろうけど。
でもそのあとぱったり読まなくなってしまったところをみるときっとその時にはあまりしっくり来ていなかったのかと。
で、今ものすごくしっくりくるんですよ。
今回のとにかくいろんなものがポロポロ手からこぼれ落ちる様をただただ見ている主人公たちがもう愛しくて。
きっと前ならそんな喪失恐ろしい、なんて思ったであろうワタシですが今はむしろ羨ましかったり清々しさを覚えたりして。
失ったらまた巡り合う、とか喪失を越え、人はたったひとりの本当の自分に出会う、とか本当にしっくりくるんだなー。
もはやこの本たちに運命感じるくらい。
いっそ一人で生きて行こうと決心してしまったらみんな楽なのにねー。
それでも時々誰かいたらなーとか誰でもいいからいたらなーなんて思ったりそう思ってバカなことしたり。
前だったらそんな面倒なこと、なんて思ったけど今はバカなことやって思いっきり泣きわめくのもいいかもなんて思えますねぇ。
どっちにしろ泣くことになるんならね。
そういえば登録しっぱなしだったのを思い出しました(照)
よろしければポチっと☆