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ある女性銀行員の日記-退職後ステップアップ編

ある女性銀行員の日記-退職後ステップアップ編

変額年金保険販売の難しさ

変額年金保険販売の難しさ(ある生保担当者の勝手気ままな分析)

2002年10月より銀行の個人生命保険、窓口販売が始まった。

定額型と変額型の二通りあるのだが、定額型は変額よりやはり売れ具合がよい。
私は、日本人はあまり投資することになれていないので、はやり「最低保証」が欲しいのだと思う。
ましてや、「地銀」ということで、投資するよりも貯蓄という気質があるお客様が多いというのも、定額型が売れている理由の一つなのかもしれない。

私の銀行では、変額型でも受け取れる年金の最低額が最初から保証されている形のものが人気になっている。
変額型では、
(1)死亡給付金額が保証されている←→最低受取年金額は運用実績の如何によっ                   ては、払い込み保険金額を下回る
(2)最低受取年金額が保証されている←→死亡給付金は払い込み金額を下回る

という二パターンになっているのだが、どうしても(1)のほうが、元本を確実に割れると言うイメージがあるようだ。
「今の情勢だと運用してもマイナスに決まっている」と。
でも、据え置いている期間が最低10年あるのだから、この間に運用状態がよくなる可能性だってなきにしもあらず。

今までの話を聞いて、やっぱり定額型のほうがいいと思うかもしれないが、必ずしもそうとはいえない。
定額型にもリスクがないとはいえないからだ。
定額型のリスクは何かと言えば、やはりインフレリスクであろう。
もし将来現在よりインフレに進んでいたら、同じ30万円でも、現在より将来の方が、価値が目減りしているかもしれないということだ。
だから、定額型だけに投資するのも、問題があるのではないだろうか??

これから、公的年金だけじゃ、不安な世の中。
少額からでも、将来に備え、個人年金を始めるのも手ではないだろうかと思う今日この頃です。




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