ペイオフと決済用預金導入から考える資産運用
4月より導入される決済用預金。決済用預金とは、1.決済サービスを提供できる2.預金者が払戻しをいつでも請求できる3.利息がつかないという3条件を満たす預金のことを指して言う。そして、金融機関が破綻になっても、全額保護となる。とりあえず銀行が倒産し、財産が戻らないリスクからは、この預金によって守られる。でも、よく見てもらいたいのが、3.利息がつかないという点である。確かに普通預金に入れておいても、利息ほとんどつかないし・・・といわれたら、それまでだが。私自身は、これからはより明確に「攻め」の資産(=運用)と「守り」の資産を分けて行く必要があると思う。「守り」の資産は、決済用預金に入れておけばよい訳で。決済用預金を使おうとする個人の方は、資産がある程度ある方だと私は思う。それでも、例えば60歳で退職、資産から生活費等月10万使うとしても、80歳まで生きたら、10万×12ヶ月×20年=2,400万円にもなる。それなりに増やす努力をしないと、いけないのではないか。それでなくても、これから公的年金は減る可能性が高いのだから。「攻め」の資産は、「リスク商品は苦手・・・」という人は、とりあえず定期預金からはじめてもいいと思う。でも、投資信託、外貨預金、個人年金保険・・・等々多少のリスクを伴うものも少し取り入れた方が良いと思う。低金利の時代、残念ながら定期預金ではほとんど資産が増えないからだ。多少のリスクをとって、リターンを得る。ということは、自分の資産を守るために、これからはお金の勉強をしていく必要があると思う。銀行では取り扱える商品は限定しているが、リスク商品の知識を得てもらう機会は、セールス等を通じてあると思っている。資産を運用していくという意識が前よりも高くなっていると思う。私は、自分の知識を少しでも資産運用に活かしてもらうそんなFPを目指して日々勉強していくつもりだ。(この日記はリスク商品の購入を促しているのではありません。「攻め」と「守り」の資産運用が必要なのではないかという私の意見の中で、「攻め」の金融商品として、リスク商品を紹介したものです。)