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福岡県太宰府市の転落事故で、ワゴン車に乗っていた乳児を除く男女8人は出身中学や高校の同級生だった。亡くなった県立八女農業高校3年、井手綾美さん(17)は介護関係の仕事への就職を決め、将来への夢を膨らませていたところだった。無言の帰宅に、知人らも悲しみに沈んだ。 井手さんは、幼いころから同居する祖父母思いの子だった。保育園から中学校までの同級生、井手翔也さん(17)は小?中学生のころ、綾美さんが祖父母の誕生日会を開き、学校で「おじいちゃんたちが喜んでくれた」とうれしそうに話す様子を今でも覚えている。 昨年、綾美さんから介護関係の職に就くことを聞いたときには「綾美さんらしいと思った」という。いつも明るく、仲間の会話の中心にいた綾美さん。翔也さんは「突然のことで、まだ信じられない」と、同級生の死を受け止めきれない様子でうつむいた。 近くに住む女性(63)も「幼いころから綾美ちゃんは優しくて、家族の面倒見も良い子だった」と話し、肩を落とした。今年の敬老の日には「いつまでも元気でね」と手作りのお菓子を持ってきてくれたという。それが最後の綾美さんとの思い出となった。 また、綾美さんとともに亡くなった同校3年、石原瞳さん(18)の祖母(74)によると、石原さんは24日、友達とクリスマスパーティーをすると話して出掛けたという。祖母は「プレゼントとして靴下とショールを用意していた。信じられない。悔しい」と涙を流した。 一方、綾美さんら亡くなった3人が通う八女農業高校では、朝から教諭らが駆け付け、詰め掛けたマスコミ関係者の対応に追われた。 待鳥順二教頭はこの日午前7時半ごろ、生徒指導の担当教諭から悲報の連絡を受けたという。高山謙一校長は「(24日の)終業式では、1月に元気な顔で会おうと終わったばかり。非常に残念だ」と話した。週明けの27日に全校生徒を登校させる予定だという。 【関連記事】 生存者「並走していて事故」 車転落死亡 重体の6カ月男児死亡 死者は7人に 車転落死亡 無言の帰宅「信じられず」涙で迎える家族ら 車転落死亡 車転落死亡 「優しい子だったのに」 車転落死亡 涙ぬぐう女性…乗用車の男性自宅 課題先送りの「日米同盟」 来年はどうなる? │<< 前へ │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |