樹海にて…

PM1:00
着替えも終了し、きっちり乗馬の格好。
「ふふ、道行く人々よ、我々はこれから馬に乗るんだぜい」
といった雰囲気を醸し出しつつ(?)、割り当てられる馬を待ちます。

ここで鞍数と外乗経験を聞かれます。
まず、「外乗初めての人って一人でしたよね?」とガイドさんに聞かれます。
あれ?Aさんも初めてじゃなかったっけ?
「鞍数も大体100鞍くらいって…」
えっと、まだ90行ってません。まあ、100くらいって言われりゃ、そんなもんだけど。
ここで全員、「え?あるちゃんって外乗初めて!?」
…う~んと、もういいです。

あれこれやってる間に、先行のパーティーが出発です。
早く行きたい~。


N氏は、ぱっつんぱっつんの馬をご所望で、「ナエちゃん」と言うコ。
早々と馬場に繰り出して走っています。
確かに言ってた通り、クラブの馬よりかなり早い。

実は、ここへ来る前に、
「ペースはクラブの馬の1.5倍くらい。でも反動が少ないから多分大丈夫。それと、外乗中は馬間0馬身で走るから、落ちたらよけれない。 轢くから(w」
と言われてたのです。

それで、N氏以外プロテクター装備。
それぞれ、割り当てが決まり、
Aさんが「つぼねちゃん」Yさんが「あすかちゃん」Tさんが「りきくん」です。
そしてワタシは、「おりゅうちゃん」癖っ毛の可愛いコ。
でも、やっぱり「お竜」なのかね?
あ、ハミが大勒使ってる。大丈夫かな?
馬場に繰り出して、ウォーミングアップ。え~と、まず速歩を…。
とお腹を軽く蹴ると、いきなり駈歩。あーびっくりした。
鞍がウェスタンなので、軽速歩は無理だね。まーてきとーに。

あれこれやってる間に「ハミ大勒って強いハミ使ってますから、力入れないであげて下さいね」って。う~ん。これでも強いのか。気をつけよっと。
でも、なんかバランスが上手く取れてないような不安感が。大丈夫か?


PM1:15
いよいよ、我々も出発です。
順番は、まず、Aさん、ワタシ、Yさん、Tさん、そしてN氏。
「いってらっしゃーい」と見送られて、牧場を後にします。ドキドキ。
まずは、クルマのわりと通る登山道を少々。展望台のようになっている開けた場所から森の中へ入っていきます。
ちょうど道にクルマが被るように停車しています。
駐車しているクルマを迂回して、道に…
ガンッ!
Aさんの鐙が停車しているクルマのトランクに。
持ち主さんに謝りつつ、森の奥へと入っていきます…。

森の中


森の中を馬で進みます。ものすごい開放感。ちょっと道はぬかるんでますが、問題なし。あぁ、気持ちええ(w
でも、こんなところを走るのかな…?不安…。
今回のコースは駈歩たっぷりコースと言うことだけで、どんな風になってるのか、全然知らなかったりするのです。
で、この辺で、大事なことに気が付きます。森の中ですから、道に枝が張り出しています。馬くんたち、当然のごとく鞍上のことは考えずに進みます。自力で避けないといけないわけですな。
走りながら避けれるんかいな…?

不安をよそに、外乗は続きます。

しばらく進むと、国道が見えて来ました。
横断するのかと思いきや、動物用(?)の通路があるようです。
そこに向かって…
「階段ですから、バランスを後ろに取って、手綱引き気味でお願いしまーす」
とガイドさん。か、階段?
頼むよ、おりゅうちゃん。

PM1:30
国道の下をくぐり、目の前に開けるは…
その前に目に飛び込んできたものが。

命は親から頂いた大切なもの
もう一度静かに両親や兄弟、
子供の事を考えてみましょう。
一人で悩まずまず相談してください。


そうです。青木ヶ原樹海名物の看板です。
写真撮り損ねたのが悔やまれます。
(後日、友達に話したら、変なもの写ってるかもしれないから、撮らなくて良かったんじゃない?って言われました。でも、何も無い樹海、一枚撮ってきてるんですよね…)

その樹海を進みます。と、先行パーティーに追いついてしまいました。
「ボロ取りタイムですね」
あ、それはしょうがない(w

ボロ取り終了後、移動再開。それにしても、結構観光客入ってるのね、樹海。
少し移動すると、再び例の看板。真面目な問題なんだろーな。

そして、衝撃の事実。
「最近この辺で死体遺棄事件あったんですよ。テレビでなんか見たことある風景だなって思ってたら、外乗コースでした~」
ずいぶん軽く言うのね…。

それにしても、遊歩道付近に捨ててくなんて、間抜けな奴。もっと頑張って奥に捨ててくれば、ばれなかったろーに。もしかして、自分が奥に行くの怖かったのかね(藁

その問題の場所を通過すると、ちょっと開けてきました。ここで、「駈歩行きますよ~」
いよいよ駈歩。こっからが本番~♪。

疲れたのでつづく(w。


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