目から鱗が落ちる思い☆
『源氏物語』と『枕草子』これを読みました。いや~、目から鱗がポロポロと落ちる思いでした。「本当に言いたい事は書かれていない」というのが、とても印象的でした。日本の歴史(06)先日「日本の歴史(06)道長と宮廷社会」を読んだばかりで、道長ってそんなに悪人じゃないじゃんとか、花山天皇って、そんなに変な人じゃないじゃんとか、思ってたところだったのに、この本を読むと、またまた道長の定子いじめがたくさん書いてあって、いや~な気分になる。これを読むと、もっと道長の定子に対するいじめがよくわかるし、花山天皇の変人っぷりもよくわかります。源氏物語の時代でも、紫式部が、清少納言をすごく意識して書いていたとか、源氏物語のベースが伊勢物語や竹取物語なのだとか、変に納得できることもあり、ほんとにためになる本でした。ご一読おすすめいたします。それにしても、源氏物語を研究している人っていうのは、ほんとうに昔からたくさんいるのね~。人によって、説も様々。でも、みんなに共通してるのは、源氏物語の登場人物がまるで実在の人物のように心の動きや背景などを分析しているところ。お話の登場人物なんだから、いくら研究したって、紫式部にしかわからないことなのに~って思います。いじわる?そして、いろんな本を読んでいくと、ほんっとに、寂聴訳はぬるいな~と思う。ま、寂聴訳は読みやすいから、読破できたのだけど、やはり歴史やその他もろもろ、認識が甘いね!早く大塚ひかり全訳の3巻が図書館に入らないかな~???こちらはもう読みましたよん♪ 今日は源氏物語の本の紹介でした。ナデシコは昨年より源氏物語にハマっております。←気付いたらポチッとお願いします