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2015年04月19日
XML
カテゴリ:イタリア映画

なんとうれしいニュースが届きました。
タヴィアーニ兄弟の新作情報がコスプレもの!
しかも中世!!

26r-banner-m.jpg

「Maraviglioso Boccaccio」というもの
Meravigliosoをトスカーナ弁でMaravigliosoというのだそう。

trailer



キャストも超豪華です。Wikiによりますと。
尼僧イザベラにはCarolina Crescentini アルデンテの花嫁、ものすごい美人!
カリゼンテにはRiccardo scamarcio アルデンテの弟
カタリーナ夫人にはVittoria puccini 正統派美人、名前がすごすぎる
グイズカルドにはMichele riondino ヤングモンタルバーノ
カランドリーノにはKim Rossi stuart ちょっと道化っぽい役なのかな? 
ジョヴァンナ夫人にはJasmine trinca 貫禄出てきた などなど。 

ご存知のとおり「デカメロン」は一日10話、10日間で計100話。
この中から選ばれたお話は五つ。

十日目第四話 ジェンティーレ・デ・カリゼンテとカタリーナ夫人の話
Messer Gentil de' Carisendi e Monna Catalina

 ペストで死んだはずの妻が蘇って…。 
 最後のセリフがいかします。 

 ”Tu esci dalla'inferno. No,Io vengo dal paradiso” 
 「君は地獄から脱してきたのか。いいえ、私は天国からやって来たのです。」 
 
八日目第三話 カランドリーノ、ブルーノ、ブッファルマッコの話
Calandrino

 その石を手にしたものは透明になるという話を信じこまされた男の話。

四日目第一話 ギズムンダと恋人グイスカルドに反対する父サレルノ公タンクレディの話

rarrante l'amore fra Ghismunda e Guiscardo osteggiato dal padre di lei, il principe Tancredi 

 娘の愛を独り占めしたいタンクレディは彼女の愛人を…。 

 "Noi signore,si può qualcosa senza amore ? Nulla,nulla!" 

  「領主様、愛なしに何ができましょうか?何もありません、何も!」 

九日目第二話 尼僧イザベッタと尼僧院長と僧侶のパンツの話
La badessa e le brache del prete

 ”In un angolo della vostra anima siete tutte ree feminine.

   Molte non lo nascondono ,io ho lo tempo che potete!”  

    in un angolo: 片隅に

    ree >reo :形容詞 不道徳な、邪悪な

  正確に訳せなくてすみません、女子修道院長が修道女を開放し鍵を渡す時に

  言うせりふです。 

 五日目第九話 フェデリーゴの鷹とジョヴァンナ夫人 
 Federigo degli Alberighi 

federico.jpg 

 Youtubeで日本語字幕無しですが本編を見ました。

タビアーニらしく無声映画のように淡々と物語が進みます。

やっぱり最後のフェデリーコと鷹の話がよかった。

賢者の贈り物を思わせる自己犠牲的なお話です。

ペストの中世にもまんざらかけ離れてはいない、突然の災害や病気、

事故も日常な現代に「デカロン」は今を楽しく、死を恐れず、

生きる楽しさを教えてくれるお話なんです。

「デカメロン」ってパゾリーニのせいでしょうか?
イタリア語やってるくせに、読んじゃあいけない恥ずかしい本だと
ずーと思ってました。←こっちのほうが恥ずかしいわ。

今回手にしたのは2012年版・平川祐弘訳です。
とても読みやすい上にすっとぼけた版画も挿絵として挿入され
ているし、平川先生の解説もたっぷりと楽しめます。

また異教徒を憎んでいたダンテより、みんなおんなじ的ボッカッチョの方が
文学的に上位ではないのか?というお話も面白かったです。
http://jinf.jp/articles/archives/9480

Amazonで中身検索もできますので目次のところから 
何日目の何番目の話がどんな内容がわかります。

 

 

 

 

 またネット上に「Decameron」はUPされていますので 
イタリア語でも楽しめます。 
http://www.letteraturaitaliana.net/pdf/Volume_2/t318.pdf 



なんとも武士道を感じた一文だけ抜粋お許しください

五日目第九話 Federigo degli Alberighiから

e poi la grandezza dell'animo suo , la quale la povertà non avea
potuto nè potea rintuzzare , molto seco medesima commendò.

貧すれども鈍しなかった、貧に負けぬ男の精神の偉大さ
その気位に心打たれて、心中感嘆の念を禁じえなかった。

rintuzzare (他)鈍くする、(非難・攻撃)をはねつける
seco medesima 自身の胸のうちの 


まだまだ100話読めてはいませんが、ほんと面白そう。
映画も楽しみです。

bottult.jpg
ボッティチェッリの絵は五日目第八話の「ナスタージョ・デリ・オネスティの話」より






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最終更新日  2015年09月13日 10時38分52秒
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