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最近買った食玩・トレーディングフィギュアについて。
「デビルメイクライ」の300円のアクションフィギュアは出来が良い。山口式可動 を売り文句にしているだけの事はあって、単純な関節構造ながら、多少のパーツの組 み換えだけでいろいろなポーズが決まる。 (山口式可動とはアクションフィギュアの原型製作者、山口勝久氏が考案した可動方 式のこと。単純な関節構造で、可動範囲はそれほど広くないものの、いろいろなポー ズが決まると言う特徴がある。) のだが、このサイズ、5cm程度のフィギュアで可動重視のフィギュアを実現しよ うとすると、どうしてもひとつの欠点が出てくる。 壊れやすいのだ。 付属している床のパーツにダンテ(主人公)のフィギュアを固定したり、外したり しているうちに、足首のパーツがポキッと折れて取れてしまった。取れてしまってか ら、ああ、そう言えば以前にもこんな事があったなあと思い出したのでありました。 (新世紀エヴァンゲリオンの200円フィギュアで、やはり山口式可動のトレーディン グフィギュアがあったのだが、それも関節が壊れやすくて、いくつも壊してしまった という苦い経験があったのです。) 関節が多くても、フィギュアの材質が弾力のある材質なら壊れにくいんだけど。バ ンダイのマクロスのフィギュアでやはり山口式可動っぽいバルキリーのフィギュアが あったが、あれは壊れにくかった。が、これはパーツがすぐ取れてしまうという欠点 があった。だからパーツを無くしやすい。たぶん弾力性のあるやわらかい材質では、 パーツが取れにくいようにはできないのだろう。うまくいかないものだ。 ところで、この「デビルメイクライ」のトレーディングフィギュアは全5種類のよ うで、内訳は主人公「ダンテ」が二種類、ザコ敵の「マリオネット」が二種類、あと はボス的と思しき「ネロアンジェロ」というラインナップなのだが、「ダンテ」と 「ネロアンジェロ」の3種類は関節が10数箇所以上あって、いろいろなポーズが取れ るのだが、二種類の「マリオネット」は関節が6箇所しかない。 これはわざとした事だとは思う。ゲーム中でもこのマリオネットはぎこちない動きをする敵キャラクターだったから、そのぎこちなさを表現するためにわざと可動個所を少なくしているのだろう。 そう、納得は出来るのだが、しかしこの「マリオネット」がダブってしまった時の悲しさはちょっと大きい。今僕はマリオネットの赤い方(「ブラッディマリー」)ばっかりが3つも4つもダブってしまっている。悲しい。 まあ、「欲しいのが出た」「またダブった」、こう言う一喜一憂がコレクションの楽しみではあるのだけど。 ・「スペースミステリー」 オカルト雑誌「ムー」が関係しているらしい。宇宙にまつわるミステリーをジオラマ風のフィギュアで再現したシリーズ。この場合の「宇宙にまつわるミステリー」とは正統科学的なものではもちろんなく、「シャトル打ち上げを監視する謎の物体とは!?」とか、「大気圏に生息する未知の物体とは!?」そういう怪しい奴だ。 箱の裏にフィギュアの写真が載っているのだが、写真の一部、肝心の「謎の物体」の部分はモザイクがかかっていてなんだかよく分からないようになっている。 こんな趣向のフィギュアは珍しい。僕はそういうオカルトめいたミステリーはあまり好きではない方だが、しかしこのフィギュアはコンセプトが面白いと思い、一つ買ってみた。 …買ってみたのだが、これはフィギュア自体の出来があまり良くなかった。造形も特に良い訳ではないし、フィギュアのパーツがあまりしっかりと固定できなくて、飾りにくい。 明らかに、フィギュア造形のノウハウがないのに、フィギュア人気に当て込んで出せば売れるだろうと言う考えで世に出した製品と言う感じがした。 なので、「ムー」の愛読者以外の人にはあまりお勧めできない商品である。 しかしまあ、なんか最近出ているトレーディングフィギュアは低価格の物でもみんな出来がよくて、どうかするとそのありがたみを忘れてしまう今日この頃だが、たまにこう言う出来の悪いフィギュアに出会うと、ああ、今の状況はすごい事だったんだなあと思い出す事が出来るので、その意味ではひとつぐらい買ってもいいかも。 他にも書きたいことがあったのですが、長くなってしまったので今日はここまでにさせていただきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年02月29日 22時14分28秒
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