何の話かというと、中国で今作られているオンラインゲームで、日本と中国の戦争の時代が舞台、中国兵になって日本軍と戦うと言うゲームが作られてるらしい。

　それ自体はべつに怖くもないし、不愉快でもない。
　洋ゲー(アメリカなど西洋産のゲーム）を見てみれば、日本軍が敵として出てくる戦争ゲームはいくつもある。しかしそれは、ゲームの舞台を、史実から選んでいると言う、それだけの事であるように思えるのだ。
　うまく説明できてないかな。つまり僕の印象で言うと、面白いゲームを作ろうと言う意思が作り手にまずあって、それから、「何を題材にしよう？」と言うことになり、「アメリカと日本の戦争を舞台にしよう」などと進展していったのではないかと、証拠はないけど思うわけですよ。

　なんか、今回の中国の話は違うっぽい。

次のホームページ「中国反日情報」によると…。
http://hannichi.seesaa.net/article/6093412.html

(引用)
「現在のゲームは外国のものが多くを占めており、民族の精神を体現するものは少ないです。その中で青少年に対して同時に愛国精神を植え付けるものはさらに少ないといえます」 中国青少年ネット協会の秘書長ハオ向宏は話す。

愛国主義と民族精神を青少年か好むゲームの中で体現させるため、中央ネット影視センターは多くの企業と提携をして、多くの愛国主義と中国伝統文化を題材にしたネットゲームの開発を計画した。
(引用終わり)

うわー。
ゲームを遊ぶ青少年に、愛国精神を植え付けるのが目的でゲーム作るんだ…。

(ところで引用の４行目、「…民族精神を青少年か好むゲームの…」と言うのは「青少年が好む」の誤字かな？)

そしてその事、愛国精神を植え付けるのが目的だと言うことを、隠そうともせず誇らしげに表明しているらしい…このあたりが「怖い」と思ってしまいます。

　しかも愛国精神を植え付けるゲームの名前が「抗日オンライン」って何だよ！

　愛国＝抗日なのか？イコールでなくても、「≒」ぐらいなのか？

　そのゲームが大ヒットして、これからの中国の子供はみんなそのゲームで「愛国精神」を植え付けられて育つかもしれないとなると…恐ろしいことになりそうな…。

　怖い国です。