魔が差す
社員が解体中の足場から墜落し、被災した。当日の作業を自分でとび職に指示し、危険個所と認識していたはずなのに。監督さんそっちは危ないですよ。と言われながら落ちた。 本人が作業指示をしたぐらいだからもちろん危険は認識していたと思う。そのわずかな瞬間、一秒か、2秒、頭は他のことを考えていたのかもしれない。5メーターから落下し、下は雪でぬかるんでいてクッションになった。足は骨折とかしていない。その後、反動で後ろに倒れ、たまたま其処にあった板に背骨を強打した模様。それだけのことで、一点に力が集中し、脊髄損傷、結果、下半身不随状態。悔やんでも悔やみきれない。たまたま、その一瞬考え事をしていた。たまたま落ちた所に板があった。たまたま後ろに倒れた。こういうことって運・不運の感じもする。 しかし、本人にとっては一生もの。既に奥さんをはじめご家族は状況を認識しているが、本日医者から本人にその状況が告知される。自分のこととして受け止めるまで半年、1年という時間が必要になる。出来るだけの支援をしていきたい。