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カテゴリ:四国散策
2012年3月22日、羽田空港を飛びたった ボーイング787は何事も無く、岡山空港に着陸しました。 今回の旅は、当初青春18を使って、20時ぐらいに丸亀に 着く予定でしたが、天気予報では、明日3月23日は降水確率が70%と 上がってきたため、 主目的の、丸亀城の絵手紙おばあちゃん十河博子さんに 会えなくなると思い、急遽空路に変更しました。 岡山空港からバスで岡山駅へ到着、 マリンナイナーで瀬戸大橋を渡って四国に入ります。 瀬戸内海はとても穏やかで、海も澄んで とても綺麗でした。 坂出駅の自動販売機の側面も情緒があって いいですね。 坂出駅から眺めた、讃岐富士もまとまっています。 列車が入ってきて流れる音楽、そう 「瀬戸の花嫁」です。それからずっと口ずさんでいました。 そうして、予讃線に乗り換えて、10時30分ごろに 丸亀駅に到着しました。 観光案内所で丸亀城の場所と十河あばあちゃんとお城サロンの場所を 確認してすぐに徒歩で向かいました。 駅前のシャッター通りを抜けて、 朝だからシャッターなのかと思ったら、 帰りもシャッターでした。 11時前にお城に到着しました。 この札が出ていたので、あっ会えると一安心。 この日は天気も良く、気温も上がっていたので、 必ず会えると信じていました。 そのためにボーイング787に乗ってやってきたのだから、 公園では、園児たちが元気に遊んでいましたが、 もう並んで点呼してお帰りのようです。 ここで、家人がこしらえてくれた、昆布とおかかと葉とうがらしの おにぎり三つを頂き、しばし12時まで待機です。 そうすると、自転車の大きな荷物を積んだ十河博子さんが おいでになりました。 とても元気な方です。 ここに通って9年、9年間風邪ひとつひいていません。 そりゃ、毎日お城に通わなければなりませんから・・・ お歳は76、お気持ちが若く、前向きだから出来るのですね。 二代目も募集中とのことですが、未だ現れていないそうです。 もともと、絵心はあったみたいで、 息子さんが油絵をやっていて、その道具が家にあって、 息子さんの絵の先生に習い始めた矢先、 旦那さんのお姉さん、実家のお父さん、お母さん、 そして、旦那さんの介護が始まり、 高松の病院まで、毎日定期を買って通い、 介護に明け暮れたとのこと、 自信をもって、よくやったといえるといわれていました。 ご主人が亡くなった後、お城で絵手紙を書き出し、 最初は、絵だけでしたが、次第に言葉を添えるようになりました。 ご主人がくれたご褒美よと言われていました。 その言葉は、ラジオがヒント、 テレビはほとんど見なく、ラジオで聞いた言葉で、 印象に残っているものを書き留めているんですって。 それに、自分らしさを加味して書き添えているとのこと。 とても人として優しさに溢れています。 そして、字と言葉の調和が、心に染みます。 笑顔がとても素敵ですよね。 それでは、絵手紙を一部を紹介します。 私は、この左側の絵手紙を頂いたのですが、 この絵にもドラマがあって、 末期がんのお母さんをと一緒に娘さんがいらして、 お母さんはもう口から食べ物が入らなくなって、 娘さんの気持ちで、食べて呑んでという思い、 そして、もう一枚、両親の子供でうれしい、という 一枚を選んで、お二人で涙だったそうです。 十河博子さんは、無言で見守ったとのことでした。 私は、食べて呑んでというのが自分らしいと思って 選んだのですが・・・ 丸亀城の水彩画も描かれています。 あなたは遠くから来たから水彩画もいいよ、ということで、 右側の梅林と城の図柄のものを頂きました。 絵手紙は、手前にみえるそごう袋に入れて頂きました。 この袋は午前中、55年前のミシンを使って製作してきたとのことです。 有難いことです。 そごう袋とは、自分のブランドでネーミングしたと。 絵手紙は、フォルダーに納められ、分かりやすく 鑑賞できます。 この9年間で、自殺願望者に人も6~7人は思いとどまって もらったという話も伺いました。 このお城は、死ぬにはいいとこよ、梅の木で首を吊っても 観光客が多いから、すぐに見つけてくれる、 石垣から落ちてもいいし、 何より、観光地だから、新聞に出ないとか、 いろいろお話して、この絵手紙フォルダーごと 渡すんですって。 言葉を読んで感じて、しばらくするとハローワークに 通うようになって、しばらくすると働き出して、 そして、その都度訪れて世間話をして 帰るんですって。 とても、とてもいい話ですね。 今日もお城サロンはにぎわっています。 そして一枚一枚にお嫁入りのサインをしてお渡しです。 凛として、前向きで明るい自分に自信をお持ちの おばあちゃんです。 高齢者だから、病院に通って医療費を使う除けものみたいに 言われているけど、 人生経験の長い年よりは知恵を沢山持っている。 うまく引き出せばいいのよ。 医療費を使う金食い虫のように思わないで、 私にように、医者通いしない人もいるの、て。 絵手紙教室もやられていて、 お手本を持ち帰って、書いて持ち寄り、 添削をされているんです。 でも、善通寺の今年の桜、写真ではあらわされませんが、 とてもいい色合いでした。 明日が善通寺のこの桜を見に行こうと思いました。 そして、私も話し込んでせいか、 予定の15時を40分も過ぎて、サロンの方々と 撤収準備です。 サロンの集まる方々ともお話できた、 浦安からだというと、東北大震災と、液状化のことを また説明しました。 12時から、15時30分まで、途中、リュックを見てもらって 丸亀城を一周する1時間を除いて、 お城サロンの雰囲気を満喫しました。 今度の旅の8割は終わった気分です。 いつまでも、いつまでもお元気で、 みんなに元気と笑顔を提供してください。 今日は本当にお話が聞けて、お話できて 良かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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