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ベルポンのうふふ2

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2012.03.22
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カテゴリ:四国散策
120322 787

2012年3月22日、羽田空港を飛びたった
ボーイング787は何事も無く、岡山空港に着陸しました。

今回の旅は、当初青春18を使って、20時ぐらいに丸亀に
着く予定でしたが、天気予報では、明日3月23日は降水確率が70%と
上がってきたため、
主目的の、丸亀城の絵手紙おばあちゃん十河博子さんに
会えなくなると思い、急遽空路に変更しました。

120322岡山駅

岡山空港からバスで岡山駅へ到着、
マリンナイナーで瀬戸大橋を渡って四国に入ります。

120322瀬戸大橋

瀬戸内海はとても穏やかで、海も澄んで
とても綺麗でした。

120322坂出駅

坂出駅の自動販売機の側面も情緒があって
いいですね。

120322讃岐富士

坂出駅から眺めた、讃岐富士もまとまっています。
列車が入ってきて流れる音楽、そう
「瀬戸の花嫁」です。それからずっと口ずさんでいました。

120322丸亀駅1
120322丸亀駅

そうして、予讃線に乗り換えて、10時30分ごろに
丸亀駅に到着しました。
観光案内所で丸亀城の場所と十河あばあちゃんとお城サロンの場所を
確認してすぐに徒歩で向かいました。

120322シャッター通り

駅前のシャッター通りを抜けて、
朝だからシャッターなのかと思ったら、
帰りもシャッターでした。

120322お城サロン

11時前にお城に到着しました。
この札が出ていたので、あっ会えると一安心。
この日は天気も良く、気温も上がっていたので、
必ず会えると信じていました。
そのためにボーイング787に乗ってやってきたのだから、

120322園児と城

公園では、園児たちが元気に遊んでいましたが、
もう並んで点呼してお帰りのようです。
ここで、家人がこしらえてくれた、昆布とおかかと葉とうがらしの
おにぎり三つを頂き、しばし12時まで待機です。

120322十河博子さん

そうすると、自転車の大きな荷物を積んだ十河博子さんが
おいでになりました。
とても元気な方です。
ここに通って9年、9年間風邪ひとつひいていません。

そりゃ、毎日お城に通わなければなりませんから・・・
お歳は76、お気持ちが若く、前向きだから出来るのですね。
二代目も募集中とのことですが、未だ現れていないそうです。

もともと、絵心はあったみたいで、
息子さんが油絵をやっていて、その道具が家にあって、
息子さんの絵の先生に習い始めた矢先、

旦那さんのお姉さん、実家のお父さん、お母さん、
そして、旦那さんの介護が始まり、
高松の病院まで、毎日定期を買って通い、
介護に明け暮れたとのこと、

自信をもって、よくやったといえるといわれていました。
ご主人が亡くなった後、お城で絵手紙を書き出し、
最初は、絵だけでしたが、次第に言葉を添えるようになりました。
ご主人がくれたご褒美よと言われていました。

その言葉は、ラジオがヒント、
テレビはほとんど見なく、ラジオで聞いた言葉で、
印象に残っているものを書き留めているんですって。
それに、自分らしさを加味して書き添えているとのこと。

とても人として優しさに溢れています。

そして、字と言葉の調和が、心に染みます。

笑顔がとても素敵ですよね。

それでは、絵手紙を一部を紹介します。

120322絵手紙1
120322絵手紙2
120322絵手紙3
120322絵手紙4
120322絵手紙5
120322絵手紙6
120322絵手紙7
120322絵手紙8
120322絵手紙9
120322絵手紙10
120322絵手紙11
120322絵手紙12
120322絵手紙13

私は、この左側の絵手紙を頂いたのですが、
この絵にもドラマがあって、
末期がんのお母さんをと一緒に娘さんがいらして、
お母さんはもう口から食べ物が入らなくなって、
娘さんの気持ちで、食べて呑んでという思い、

そして、もう一枚、両親の子供でうれしい、という
一枚を選んで、お二人で涙だったそうです。

十河博子さんは、無言で見守ったとのことでした。
私は、食べて呑んでというのが自分らしいと思って
選んだのですが・・・

120322丸亀城水彩画1
120322丸亀城水彩画2

丸亀城の水彩画も描かれています。
あなたは遠くから来たから水彩画もいいよ、ということで、
右側の梅林と城の図柄のものを頂きました。

120322そごう袋

絵手紙は、手前にみえるそごう袋に入れて頂きました。
この袋は午前中、55年前のミシンを使って製作してきたとのことです。
有難いことです。
そごう袋とは、自分のブランドでネーミングしたと。

120322絵手紙フォルダー

絵手紙は、フォルダーに納められ、分かりやすく
鑑賞できます。

この9年間で、自殺願望者に人も6~7人は思いとどまって
もらったという話も伺いました。
このお城は、死ぬにはいいとこよ、梅の木で首を吊っても
観光客が多いから、すぐに見つけてくれる、
石垣から落ちてもいいし、
何より、観光地だから、新聞に出ないとか、

いろいろお話して、この絵手紙フォルダーごと
渡すんですって。

言葉を読んで感じて、しばらくするとハローワークに
通うようになって、しばらくすると働き出して、
そして、その都度訪れて世間話をして
帰るんですって。

とても、とてもいい話ですね。

120322お城サロン

今日もお城サロンはにぎわっています。

120322お嫁入りのサイン

そして一枚一枚にお嫁入りのサインをしてお渡しです。

120322十河博子さん

凛として、前向きで明るい自分に自信をお持ちの
おばあちゃんです。

高齢者だから、病院に通って医療費を使う除けものみたいに
言われているけど、
人生経験の長い年よりは知恵を沢山持っている。
うまく引き出せばいいのよ。

医療費を使う金食い虫のように思わないで、
私にように、医者通いしない人もいるの、て。

120322善通寺の桜

絵手紙教室もやられていて、
お手本を持ち帰って、書いて持ち寄り、
添削をされているんです。

でも、善通寺の今年の桜、写真ではあらわされませんが、
とてもいい色合いでした。
明日が善通寺のこの桜を見に行こうと思いました。

120322撤収

そして、私も話し込んでせいか、
予定の15時を40分も過ぎて、サロンの方々と
撤収準備です。

サロンの集まる方々ともお話できた、
浦安からだというと、東北大震災と、液状化のことを
また説明しました。

12時から、15時30分まで、途中、リュックを見てもらって
丸亀城を一周する1時間を除いて、
お城サロンの雰囲気を満喫しました。


今度の旅の8割は終わった気分です。
いつまでも、いつまでもお元気で、
みんなに元気と笑顔を提供してください。

今日は本当にお話が聞けて、お話できて
良かったです。号泣





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最終更新日  2017.03.10 16:16:48
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