つなげ“希”動力－袖番号96、伊東勉のページ楽天版（更新停止。書庫ログ）

　こんにちは。
　今日の初ツイートです。色々やること多くて、ツイートできる時間が多くありません。ほんでも天気予報と違っての好天で布団の洗濯できたのばりが幸いです。
　今日も残り８時間、よろしくお願いします。

　昨日は自分自身がバテてしまって書けなかった「生活保護集団提訴」の話です。
　ツイッターＴＬはこの行動には批判的な意見が圧倒的多数を占めました。理由としては「訴えるぐらいなら働け」「他人の金で食っている分際で文句言うな」が多かった。これをベースに話進めましょっか。

　いま手元に資料なく、情報得る媒体もないのでザクッといきますが、生保受給者はその８割が障害者、高齢者、一人親家庭で、大体２割が「その他」。失業者などはここに入るのでしょうね。　
　もう一つは「生保受給捕捉率は２割程度」。この２つの数字を頭に入れておいてください。

　まず８割を占める「高齢者」「障害者」「一人親家庭」。それぞれに条件は違いますが、ひとつ言えるのは「一般的な人に比べると収入を得る能力が高くない」…ま、要は「仕事がない」か「あっても生活を維持できる収入がない」という事です。
　その状態にあっても自力で自立した生活が送れるのなら、それに越したことはありません。ただ、そうするにはゆるくない状態の人が多いのはお分かり願いたいモノです。まして最近は中間的な社会保障（失業保険や母子手当）が壊れきってますからね。
　現状ひとつ語った所で今回の集団提訴。最初に語ったような理屈でやれ「働け」やれ「生意気言うな」と居丈高に言われていますが、ただでさえ収入の１割なくなったら家計組み立てるの大変でしょうよ。まして余剰が少ない（生保が年収４００万とかどこの話よ）所でそれはな…て話ですよ。

　で、次に出てくるのが「ただ飯ぐらい」呼ばわりですか。
　まず最初に。
　よくまあ事情も知らんと好き勝手な言葉発してくれるものです。いまの日本に「税金払っていない」 人は存在しませんが（消費税）。
　それに受給状態になる前に何らかの経済活動（平たくいや仕事）していたわけだし、それができなきゃそれなりの理由あんでしょ。
　そこら一まとめにして全否定できるくらいあなた様は偉いのか、自分自身に聞いてみた方がいいのと違いますか。
　心身の状況だれ一人で家庭と仕事切り盛りしなきゃなんなかったりだれでゆるぐねえ人が、それでもいまの現状で大変だじゃ、と行動しているわけです。生保の制度改悪は今回だけじゃないから。
　「弁護士の仕事」づくりだけではこんな事できませんね。

　…という感じで、生保裁判は引き続き取り上げていく事にします。
　制度改定はあるでしょうが、単なる「コストカッター」は困りますし、これ以上後退できない人に「後退しろ」言っているのがどうにも…です。
　多くの方に“実際”知ってほしい。さすれば“本当の敵”分かるはずです。