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東北大震災復興支援サイト 奇跡の避難所 こんばんはべんりやんです。 季節は入梅し、朝晴れていても突然雨が降り出しじめじめとなにかとうっとうしい季節に入りました。
そんな本日、朝から仕事に飛び出し夕方事務所へ帰ってくるとポストに一通の不在通知。
これまた心当たりは特に無いので不思議に思い差出人を見ると昨年私が東北にボランティアに入った際に偶然の縁でであった愛子ばあちゃん。
すぐにヤマト運輸に連絡し、今先ほど受け取りました。
お邪魔したときに話していた陸前高田名物“笹かまぼこ”とともに同封されていた手紙。
覚えてくださっていた事の嬉しさよりも、手紙の内容に涙が止まりません。
私がうだうだと感想をつずるよりもいいと思いますので、勝手な判断ですがこちらに前文記載いたします。
以下 宮城県石巻市 仮設住在住 村上愛子様より 拝啓 べんりやん様 青葉の候 ○○の散歩コースで日本タンポポの花を見つけました 久しぶりで見たにっぽんのたんぽぽはやさしくゆれていました 木一本も無い仮設のジャリの引いた庭に土やヒリョウを揃えて、愛ちゃん農園ではトマトが小さな実をつけてナスの花も咲いてサラダの菜っ葉や何種類かの野菜、プランターに植えた花がてんこ盛りに咲いて朝早くからベンチでお茶会 メンバーは五人と犬2ひき メンバーは時々入れかわりますが私は必ず入っております (犬2匹も)
長い間お手紙の返事、遅れましたこと、ごめんなさい 文字を読むことも書くことも何も出来なくて難ギをしておりました。 津波の時の事をお聞きにわざわざ遠くからいらっしゃいます方にお話を致しますと あの場所に戻るのです 身体が冷えて 綿入れの「どんぶく」を着ても 寒いのです
夜は眠れなくなります
ぼろぼろになった身体は 年寄りなのに少しづつ「キドウ修正」してるように感じます まっすぐ歩けるようになりました いき切れはまだ治りません
せまい所が苦手なので今年の二月から始めてぜんそくになり 夜はふとんにつっぷして一晩中せきが止まらず 四月の末頃迄苦しみました。
津波と同じようにぜんそくにも私はさまをつけました 腹筋の力がついたのです。
せきは楽になりました 腹っきんの力は残りました。
べんりやん様 今までも何度も何度も お手紙を書きました。
ポストに投函せずに いる間に 季節が変わってしまったり
何度書いてもポスト迄行けません でした 心が冬眠していたのでしょう
やさしい風が吹いて心がまあるくなりました
明日 六月十日 おてんとうさまがでたらこの手紙と少しばかりの笹かまぼこを一緒にお送り致します
愛子 70才
追伸 せっかく書いた手紙の上に水の入ったコップ 引っくり返った
ドアーは今だ開けたままにて候にござい申します。
以上 ほぼ全文 そのまま載せさせて頂きました。 報道には出ないであろう今現在の被災地、被災者の生の声です。
一読くださいました皆様が何かを感じ取って下さればと切に願います。
今日も一日有難うございました 終
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