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テーマ:最近観た映画。(40156)
カテゴリ:映画
今日公開の「幸せのレシピ」を見てきました。
ネタバレ含むので見に行く人はここで読むのをやめてください。 主人公であるケイトはとあるレストランのマスター・シェフ(料理長)。腕は一流で彼女の率いる厨房の面子は最高の料理を出すのだが、ケイトの応対はひどい。客の賞賛にはもちろん問題ない態度をとるが、文句を言おうもんなら徹底的に口論する。それだけ自信の腕に自信があり、完璧なシェフなのだ。 しかし、生活は完璧ではない。シェフとして完璧すぎるあまり、頭の中から料理が離れたことがない。もちろん男運なんぞまったくなかった。それを気にしたオーナーがカウンセラーに会うことを薦めた。しかし、一向に診療は進まない。 そんな日常のケイトに突然二つの事件が起きた。 一つは遊びに来る予定だった姉と姪が突然事故にあった。それで、姉だけが死んでしまい姪のゾーイを引き取ることになった。もう一つは出産を控えていた料理人の代役で一人のスー・シェフ(副料理長)をオーナーが用意していた。 まず、ゾーイとの生活。日ごろは自分の仕事のことしか考えていないケイトにゾーイのことまで頭が回る余裕がなかった。ゾーイとの生活が始まるがゾーイはケイトの料理を全く食べない。カウンセラーに相談したら答えがわかった。ゾーイはまだまだ子供である。ケイトが出した料理は一流すぎる。子供の口に合うわけがない。そこでケイトが食べ慣れないジャンクフードを出すが、ゾーイは恐ろしく頭の切れる子だった。ケイトが自分のために無理をしていることをすぐに見抜く。どうしてもケイトとゾーイはうまくいかなかった。 もう一つの問題。スー・シェフであるニックが厨房に現れた。ニックは大きなレストランのシェフとしてのスカウトを断ってまでこの小さなレストランにやってきた。理由はケイトと仕事をするため。しかし、ケイトはすぐさま思った。この自由奔放すぎる男とは仕事できないと。そこで決断。仕事を完全に二分した。厨房まで二分しニックと関与しないことにした。もちろん仕事はうまくいかない。 仕事に関して悩みすぎたときケイトは大きな失態を犯す。学校にゾーイをおいたままだった。迎えに行くのを忘れていた。ゾーイは当然忘れられたと怒った。そこでゾーイはケイトを許す条件として願い事をケイトにした。ケイトの厨房に行きたいとのこと。 厨房に来たゾーイは隅っこに座ってケイトを見ていた。するとそれに気づいたニックはゾーイに仕事をさせてみた。バジルの葉っぱを一枚一枚はがす仕事だった。もちろんゾーイはそれを楽しんでやった。ニックは厨房に戻って料理をし、簡単なナポリタンを作ってゾーイの横にすわった。そしてゾーイがはがしたバジルをさらに盛り付けてナポリタンを少し口にしてナポリタンをゾーイに持って置くようにいって厨房に戻った。 ゾーイは目の前のナポリタンを見て少し口にしてみた。もちろんおいしい。徐々に食べ始めた。ゾーイはちょっとしたニックの心遣いによってニックに心を開き始めた。そしてゾーイの姿を見ているうちにケイトは徐々にニックを認め始めた。ケイトはニックを家に招きニックはゾーイとともにご飯を食べたり遊んだりしてケイトとゾーイとニックはうまくいくかと見えた。 仕事場においてケイトの応対は相変わらず。客に絶対に謝らない。しかしニックは見事な応対をみせる。オーナーはケイトよりニックをマスターにしようと考えた。ケイトはニックを認めるがポストを譲る気はさらさらない。そこでケイトはニックに出て行くことを命じる。 ニックがいなくなりゾーイは再びケイトに対し心を閉ざした。そしてゾーイはケイトの元からいなくなった。ゾーイにとって親がケイト一人ではだめだった。 ケイトはニックに協力してもらいゾーイを探す。ゾーイがいたのは母の眠る場所だった。 ケイトはゾーイを抱きしめてようやく自分が幸せになる方法を見つける決意をした。自分が幸せになる方法とはゾーイとニックと3人で暮らすこと。 それはケイトにとっていわばレシピ無しで料理をすること。レシピのないところから編み出したオリジナル料理こそシェフにとって最高の料理である。 その幸せのレシピをケイトは作ろうとしはじめた。 というストーリー。 ハートウォーミングなストーリーでしかもところどころでコメディーもいれてくれている作品。2時間近い尺を感じさせない面白い作品だったといえます。 3人にとってとても素敵なハッピーエンドだったとは思うけど、周りの人間からしたらあの3人に振り回されてこれからどうしたらいいんだろうという終わり方ではないのか・・・と思った。上では書いてませんが3人で新しいレストランを作るのです。元々のレストランはマスター・シェフもスー・シェフもいなくなってしまったわけです。ケイトは幸せをつかんだがレストランのオーナーはとんでもない事態になってしまった。このままだとケイトの幸せはみんなの不幸せの上に成り立っているということになってしまう。せっかくのハートウォーミングな映画なのだから元のレストランに戻って幸せな家庭を築き・もとのレストランも二人の協力でさらに繁盛したという終わり方だったという〆かたならすっきりすっきりしたのにねぇ。 というわけで内容にはまぁ普通の評価をしたい。 主演はケイトがキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。やはり・・・老けたね・・・でも演技力はすごいなぁ!特に恋愛慣れしていない女性を演じると最高!徐々にニックとの恋愛が成功していくときの表情がとても素敵でした。 ニックはアーロン・エッカート。阪神の下柳に似てます。子供好きなシーンでの演技はとても素敵な演技でした。ナポリタンのシーンはすごくよかった。 ゾーイはアビゲイル・ブレスリン。東京国際映画祭で最優秀女優賞を獲得しただけの見事な演技力。大人の思考を一瞬で推察してしまう頭の切れる子供としてはアイアム・サムのときのダコタ・ファニングより魅力があると思う。 この3人の見事な演技力を高く評価してこの映画には2000円は支払う価値があると思う。 次に見たい映画はジョディー・フォスター主演の「ブレイブ・ワン」 結婚式直前に恋人を失い、手に入れた一丁の銃を持つジョディー。 最初に発砲したのは自分を襲ってきた男から自らの身を守るため。 次は誰かを救うため。そして犯罪者を裁くため・・・次々に引き金を引いてしまった女性の話。彼女の選択は許されるのか? 今年の秋は名作がないからこれしか薦められる映画はなさそう。僕はフライトプランを見てジョディーフォスターが好きになったので見て見たいとは思います。 11/1ロードショーです。 公式サイトはこちら↓ ブレイブワン公式サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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