i style

いつからか　無くてはならないものになって
どこからか　生まれ出てはどうしようもなく誘うもの



あなたの声が　あたしを癒す
あなたの声が　あたしを泣かす


見つめたことあるでしょう　形にはならない　光
触れたことあるでしょう　目には見えない　ぬくもり



あなたの腕が　あたしを眠らす
あなたの腕が　あたしを燃やす




きみのすべてがどうしてだか切なくて
あたしのすべてが　なぜだか寂しくて




涙した　真夜中の片隅でひっそりと誰にも知らせずに
月と水にしか　知られずに



淋しくて　逢いたくて　走った川べりの小路
いつかここにだけあるものが千切れたら
あなたは結び直してくれますか




心から祈る　ひとつだけの願い事
胸の奥深くに灯る　誰にも秘め事



あなたの目が　あたしを照らす
あなたの目が　あたしを笑わす



この心が枯らされず　まだ満ち　溢れてゆける理由
この声が嗄らされず　まだ叫び　紡いでゆける事実

この花は手折られず　咲き　誇り　雫は流れる