京都 道不案内
京都の職人さんは一般的に、場所の説明が苦手なのか?四条通ぞいの、観光客で行列をなすお店なのだが「今クルマで山科にいるけどお店の場所はどこ?」という電話があったらしい。アルバイト店員が最初電話をとり、職人さんに取り次ぐ。職人さんは最初、「縄手四条のあたり」としか答えてられなかった様子。それではさすがに通じないのか、「南座のところを祇園さん(八坂神社のこと)のほうへむかって東へ」といってた。これで理解できる観光客なら、その人は京都検定に合格できます。(笑)それとも元住民か。まずカーナビがあるかどうかを確認する。カーナビがあれば、お店の正確な住所を伝えれば、入力してたどり着くでしょう。カーナビがない場合、山科からクルマだと、まずは国道1号線を大阪方面に行って山科トンネルを越えて五条大橋の手前で川端通り(もと京阪本線のあったところ)へと右折するところから説明しないと。最寄りのコインパーキングや、一方通行の情報も重要ですしね。「京都の当たり前の説明の仕方」という、京都独特の道案内も、他府県から来る観光客にはなかなか理解しがたいものがあります。京都育ちの料理職人さんだと、「市バスに乗ったことがない」というすごい人もいてはりますし。もちろん、阪急のどこの駅で下車してどの系統の市バスにのったらいいのかなど、答えられない。 観光客仕様の店なら、JR京都駅、京都南IC、関空・伊丹・中部・成田の各空港から自店舗までの案内ができるようになっていると喜ばれるでしょう。最寄りのバス停にたどり着くバスの会社・系統や、時間貸駐車場・コインパーキングの場所などが案内できると完璧です。自店舗のホームページには必ず地図をのせるか、地図サイトにリンクさせましょう。