香港経由、旅たびアジアにおじゃましてスンマセン

　STRATOVARIUS　　

　2006．1．26．　

　九龍湾国際展貿中心



◆セット・リスト
Hunting High and Low
Speed of Light
Kiss of Judas
SOS
Maniac Dance
Eagleheart
Destiny
Distant Skies
Bass solo
Coming Home
Twilight Symphony
United
Father Time

Forever
Paradise
Black Diamond



◆会場
STRATOVARIUS 初来港にして、この香港公演が世界ツアーの千秋楽！
めっちゃ気合が入りまくりで、発売と同時にチケットを買いに行ったら、
チケット番号がなんと１番だった。…全然売れてないのかい？心配だ (T∀T)

今回は、チェリーさん（仮名）と香港在住のロック仲間のデス君（仮名）と一緒に
参戦だ。なんと、チェリーさんは、わざわざ日本から来港だ。気合が違う。
もちろん日本では全ツアだそうだ。社会人なのに。わ～お。

香港はメタル不毛の土地なので、客の入りを心配していたが、開場までに
続々と人が集まってきた。予想外に、良い感じだ (＾∀＾)

数年前、なぜかインギーが、中華料理を食べにではなく、ライブをしに香港に
来てくれたときも、もちろん私は参戦したが、メタルTシャツを着てる人なんて
会場に数人（！）いただけで、その他は、市場で魚を売ってそうなおばちゃんとか、
大衆食堂でラーメンを運んでそうなおっさんが多数いて、逆にメタルTシャツを
着ている私の方が場違いな雰囲気が漂っていたが、…今回はメタルっぽいぞ～！
みんな、今日は何のライブか、ちゃんとわかって来ているようだ。
香港にもメタル人口がじわじわと増えてきたんだろうか。良い傾向だ～。
濃いTシャツを着ている奴もいる。

デス君は、会社帰りで思いっきりなサラリーマン・スーツで来ていた。
「それでライブ参戦？ え～っ、今ストラトのTシャツ買って着替えれば？」
「あ、売ってるんだ。じゃあ、そうするよ」　とトイレで着替えてライブに備えるデス君。
私は RHAPSODY　のTだったけど、その場でストラトTに着替えて参戦。

今までは会場でカメラ・チェックなんて無かったのに、いきなりカメラ・チェックだ。
なんで？どうせライブが始まると思いっきり撮り放題になってしまうのに(´Д｀;)
会場は全席自由席だが、前のAエリアと後のBエリアに分かれている。

ライブが始まるまで、ステージ背後のスクリーンに、ツアーでのメンバーの
様子が映し出される。おかげで、ライブが飽きることがない、ナイスな計らい。



◆ライヴ
おぉ～っと、ステージにメンバーが現れた途端、観客はABエリア無視して
全員思いっきり前に詰めかける…。あぁ、無秩序だ、香港…。やっぱり…。
Aエリアの方がチケット代が高かった意味ないよ、Bチケット買えばよかった。

新譜からではなく、いきなり１曲目が、Hunting…だ。おーっと。
これはみんなで歌え、ってことだね？歌うよ～！いきなりスゴイ盛り上がり！

なんと、小ティモは 「恭喜發財（コンヘイファッチョイ/あけましておめでとう）！」 と
広東語で挨拶だ。わお～、嬉しいなぁ。そう、明後日は香港の旧正月なので、
今は年末。やっぱり、地元の言葉で挨拶すると、ウケるよね(＾∀＾)

ツアーのラストだからか、メンバーはみんなノリノリだ！
安心して聴けるライブ、さすがビッグ・バンド。黙々とギターを弾く大ティモ。
新しいベーシストってどんな人かなぁ、と思っていたが、結構頑張っていた。
顔だけで選んだのではないようだ(笑)

でも、小ティモ、かわいいなぁ。こんなに至近距離で見た小ティモ。
実は、ティモのボーカルって、しょぼいので、彼が一時期バンドを辞めたとき、
「別にいいよ～、ティモが辞めても」…と思っていたけれど、復帰してよかった(^o^;
結構がんばってライブを盛り上げていた。キャラ的に、居た方がいいかも…。

しかし、今日の香港は違う！
なんだ、この盛り上がりは。しかも、ステージに向かってメロイック・サインで
応える香港の観客。おぉぉぉ、以前には見られなかった光景だ。嬉しいぞ～。
香港人がメロイック・サインを知ってる、というだけで、もう嬉しい私…。
ステージと観客が一体化しているようだ。
まるで 「普通のメタルのライブ」 じゃないかぁぁ(T∀T)

しかも、小ティモが突然フッと客席に向かってマイクを向けたときも、みんなは
ちゃんと歌っていた。昔のアルバムも聞き込んできているようだ、素晴らしい。
香港でもメタル人口が増えてきているんだろうか？嬉しいなぁぁぁ。

ライブ中盤で Eagleheart が！この曲、絶対演ってほしかったんだ！
来てよかったぁ～。ドードーと熱い感動の涙が私の頬を伝った。うるうる…。

ライブ後半でベース・ソロだ。ドラム・ソロでもなく、ギター・ソロでもなく、
ベース・ソロ…。きっと、ラウリのお披露目の意味なんだろう。上手い。
でも、かわいいから、女性ファン急増すること請け合い(´∀`)

一旦ステージからメンバーが消え、バックのスクリーンに静かにメッセージが映し出される。
「昔から現在まで一体いくつの戦争が行われ、いくつの命が失われたのか？
いつになったら我々は過去の過ちから学習するのか？
今、世界はここでひとつになるべきだ。私達はここでひとつになるのだ…」

そして、メンバーがステージに戻ってきて United に突入。
良い感じの溜めだね(^-^)
残り１曲を演奏し、メンバーは一旦ひっこむ。あぁ、まだ聴き足りないよ～。

アンコールは、Forever、Paradise と続くが、まだ Black Diamond を演っていない。
演ってほしいなぁ。演ってくれるのかなぁ…。

小ティモが 「残りはあと１曲だよ。次の曲は何だと思う？」

ティモ、溜めすぎだ、次の曲は何なんだ？
香港の客が 「Black Diamond！」と叫んでいる。みんな、この曲が聴きたいんだね。
香港初公演なんだから、いまだかつてここでこの曲が演奏されたことは無いもんね。
つーか、香港人がこの曲のタイトルを叫んでいる、という事実にもう私は感激…。
私も 「Black Diamond！」 と叫び倒す。

ティモ 「次の曲はね、赤？白？黄色？…」

やったぁ、Black Diamond だ！！ヽ(ﾟ∀ﾟ)ﾉ

「…青？ Yes, Black Diamond」

やったぁ、生きててよかったぁぁ。再びドードーと熱い感動の涙が頬を伝った。
思いっきり歌い、首を振ったので、私の首が体からモゲて床に転がり落ちる…。
～燃焼～


なんと、新譜からは２曲しか演らなかった。以前のアルバムからの代表曲
満載の選曲だった。しょっちゅう来ているならともかく、香港は初公演なので、
これは嬉しいセット・リストだ。ありがとう、STRATOVARIUS。

しかし。
ふっとデス君を見ると、更にまたトイレでストラトTからサラリーマン・スーツに
わざわざ着替え直していた。なんでだ、デス君？ ストラトTで電車に乗っちゃ
ダメなのか？？カンニバル・コープスTじゃないんだから、平気だよ、デス君…。



◆おまけ
なんと、チェリーさんは日本全ツア後に香港に入りしていたので、ツアー・スタッフから
バックステージ・パスなんぞをもらっていた。おいしい～。いいなぁ。

「大丈夫だよ、ここは香港なんだから、きっと私と一緒なら Bettyさんも入れるよ」

と言われて、パスも持ってないのに、彼女にくっついて余裕で楽屋に入れてしまった。
なんて適当なんだ、香港！！日本じゃ、ありえな～い。

スタッフもメンバーもとても気さくで親切だった。みんな楽屋ではビールを飲んでノリノリ。

あ、と思ったら、大ティモがとっととホテルに帰ったようだ。残りメンバー４人。
私達のほかに楽屋に入ってきたファンは、香港人カップルのみ。
もう、メンバー独占状態だ。ストラトの楽屋に入れるなんて、あぁ緊張してしゃべれな～い…

大ティモを除く全員のサインをCDの歌詞カードにもらい、みんなと写真を撮る。
おーっと、小ティモが、「一緒に写真撮るなら、ここに座りな」 と言って、膝の上に
座らせてくれた。あぁ、一生の思い出ですぅ (T∀T)

小ティモは、結構しょぼい（スンマセン…）と思っていたら、近くで見たら、
全然そんなことなくて、めっちゃかっこよかったです～。
あぁぁぁしあわせですぅ～ ゜+.(*’ヮ’*).+゜

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