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地球人スピリット・ジャーナル1.0

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2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2006.09.18
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地球人スピリット・ジャーナル2.0につづく



さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」 身近な疑問からはじめる会計学
山田真哉 2005/02  光文社   新書   216p 
★★★★☆


 この数週間、ニワカ新書本評論家を自称するに至った私だが、この新書本は出版とほぼ同時に立ち読みしてしまって、なるほど、と納得したものだった。17年2月出版だから、あっというまに一年半経過している。出版部数は正確には知らないが、この本は、最近としてはベストセラーにはいる新書本といっていいだろう。

 「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」あまり疑問にも思わなかったのだけど、いざ、このタイトルを見てしまえば、すぐ手にとって読んでみたい心理に駆られる。なぜ潰れないのかはここに書いてしまうとネタバレになってしまうので書かないが、タイトルとしてはとても上手だと思う。

 さて、この本、わがブログのどのカテゴリにいれたらいいのか、ちょっと悩んだ。カテゴリ・エラーで、はみだしてしまうような内容だ。しかし、この本が我が家にやってきてくれたことに敬意を表して、敢えて「ブログ・ジャーナリズム」カテゴリで取り上げることにした。  

 さて、この本を一回読んでいたとは言え、再読するのはきわめて容易で、なおまた楽しみながら読むことができた。会計士というだけでなく、やはり小説を書けそうな筆者の筆力と着眼点がおもしろいからだろう。ところが、読むのは簡単だったが、この私のブログに、その感想を書こうとすると、なかなか書けなかった。

 通常なら、読み終わって、その感動を忘れないようにすぐ書くことにしているのだが、今回もすぐ感想を書いてみたものの、どうも気にいらない。どうも私的なプライバシーに関わりすぎている感じがするのである。この本は、中小企業やすき間産業を紹介しているというより、マイクロなドブ板営業にも似たミニマムな業態を語っていることが多い。

 それに釣られて、私は、自分のことを考えざるを得ないのである。ところがどうもそれが、気にいらない。もうすこし,自分のことは突き放す、というか、忘れたところで、ビジネス問題を考えたくなるのである。

 著者は公認会計士だから、本来こんなマイクロビジネスを語っているような人ではない。国際金融などを論じているべき人なのである。だから、さお竹屋がベランダの改築工事を請負うという下心がありながら、「20年前と同じ価格」でさお竹を販売しているような、何か下心を感じるのだ。

 マイクロビジネスにおいては、むかし、「カンカン三つ置け」という名言を聞いたことがある。つまり、なにか粉ミルク缶のような空きカンを三つ揃えておいて、焼き鳥屋でもおでん屋でもいいのだが、毎日の売上げを均等に三つに分けておけと言うのだ。

 そして、仕入れはそのひとつのカンからだけやる。家賃や光熱費などは、二番めのカンから出す。そして、自分の給料やバイト代は、最後のカンだけからだす。そして、もうどんぶり勘定でいいから、このルールだけを守っていると、店は潰れない、というのだ。これは名言だと思う。

 実際に居酒屋やファミリーチェーンなども、食材の仕入れを33%にするか34%にするかで、味も客の入りも違ってくるというのだから、すごい。これが30%や40%になっていたら、もうその店は存続しないのだ。まぁ、そういう教えだった。

 最近は、詳しい会計の知識がなくても、「弥生会計」などの会計ソフトがでてきているので、マイクロビジネスでも、法人成りしたような有限会社でも、このような安価なパソコンソフトで、税務署は十分認めてくれるのでだいぶ楽になった。会計士を頼むほどでもないし、一生懸命、会計知識を完全に身につける必要もなくなった。

 この本には続編もある。いわゆる柳の下の二匹めのどじょうを狙った感じの同じような内容の本だ。

潰れないのはさおだけ屋だけじゃなかった
「潰れないれないのはさおだけ屋だけじゃなかった」 

 まぁ、世の中、いろいろなビジネスがあるものだ。mixiも株式上場したようだが、500万人のネット社会が無料で楽しんでいる間に、ヒル族の一人、藤田晋などは、その株を売却して100億円儲けたという。100億円ですよ。

 こうして、ブログを書いていることも、まるで、20年前の値段で数百円のさお竹を行商しているにさも似ているが、実は隠れたれたビジネスモデルがあったのさ、などと、いつかは嘘ぶいてみたいもんだ。(笑)





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Last updated  2009.03.29 13:43:51
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