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地球人スピリット・ジャーナル1.0

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2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2006.12.02
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地球人スピリット・ジャーナル2.0につづく



「エイリアンズ」 論壇外知性体による「侵犯」的時評'03~'04
宮台真司 * 宮崎哲弥 2004/10 インフォバーン


 
宮台真司について、もうすこし知ってもいいかな、と図書館にいってはみたが、いわゆる「マッチポンプ」的な挑発的な引っかき本は、すでに前世紀のものが多く、最近の著書が少なかった。もっとも新しいのがこの本で、対談者の宮崎哲弥にも若干関心があったので、借りてきた。

 最初からいきなりだが、面白くなかった。このお二人それぞれに関心なくはないのだが、私としては接点が少なすぎる。宮台は、宮城県出身というのくらいが共通項か。宮崎は新書読みということでつながりは感じたが、その嗜好性はかなりちがう。この人たちが、雑誌の対談に好き勝手にしゃべって編集したものを2年も経過したあとから読むのだから、まぁ、最初から読み手のセンスが疑われても仕方ないが。

宮台 僕が昔「人妻食い」をしてた頃は、セックスをした後に、「こんなことするくらいなら、何で結婚したの?」と尋ねまくりました。(笑い)全員が「世間体のため」「生活の安定のため」「心の平安のため」と素朴な理由を挙げる。だったら誰が相手だっていいわけだし、その相手であるべき必然性が欠如しちゃう。p86

 こういう乗りの時の宮台に
「ソウルメイト」の話なんてしたって、すぐおちょくられるだけだろうから、こういう煽りには無関心でいるのが一番いい。

宮崎 仏教者として言わせてもらえば、仏教はアジアをまとめる大きな要素なのです。たとえばインドで、不可触民を中心に大規模な仏教復興が起こっている。アンベードガル博士を創始者とする新仏教徒の現在の指導者は、佐々井秀嶺という日本出身の帰化僧侶なんですね。p208

 へぇ、
宮崎哲弥が「仏教者」だとは初めて知ったが、彼がみずからを「仏教者」と呼ぶゆえんはいかに。Wikipediaにはこうある。

 仏教者(ブディスト)としては、ナーガールジュナ(龍樹)を宗祖とする中観派を自任しており、「虚無主義者や唯物論者と混同されるのも、ナーガールジュナ以来の中観派の伝統」と認識している。いわゆる輪廻転生については否定的で、「まさに今、この世での、生死に対する主体の関わり方の変容こそ」が不死の門を開くとする。また趣味は仏教書のコレクションだという。

 まぁ、ここに見る限りは、ナーガルジュナつながりでアンベードガルや佐々井秀嶺に敬意を払う理由はわかる。しかし、自らを「仏教者」としてあちこちで主張することの意味が私には不可解に思える。その人の言動をみていて、ああこの人は仏教者なのだな、と了解するなら一番いいのだが、私は仏教者だから私の意見を聞け、といわれているようで、ちょっと本末転倒してないだろうか。

 別に枝葉末節を叩いて喜ぶ気にはならないが、「仏教はアジアをまとめる大きな要素」という感覚も古い。ぜんぜん「新人類」的ではない。

宮崎 
私は仏教者ですから、「皇道か、仏道か」「天照大神か、釈尊か」と問われたら答えはいうまでもない。天皇制度はなくても構わないが、無理になくすこともないという立場です。ナーガルジュナも親交のあったシャータヴァーハナ国王に政治倫理を説いたりしていますから、必ずしも王権に否定的ではなく、世俗の権威はそれとして認めます。

宮台 皇族の方々自身が誰よりも「田吾作による天皇利用」に敏感でいらっしゃるんだ。だから御所にお帰りいただいた後、つどつど聖性の政治利用を戒めるご発言をしていただく。「田吾作どもに忖度されるような内面など、あり得ぬ」ってね。p294

 仏教者であることを連呼する宮崎もなんだかなぁ、と思うが、私と同じ宮城県出身の宮台が「田吾作」発言を連発して、お里が知れなければいいなとも思う。この本、この対談シリーズの三冊目らしいが、このお二人、まぁご自由にご対談をおつづけください。もうすこし接点が見えたら、また何事かコメントはしようと思う。





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Last updated  2009.03.29 12:53:58
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