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地球人スピリット・ジャーナル1.0

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2009年4月1日

地球人スピリット
・ジャーナル2.0


へ引越しました。

2007.02.04
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カテゴリ:シンギュラリティ
「46億年 わたしたちの長き旅」 
高間大介 2005/12 NHK出版

 46億年、と聞いて、もうすでにこのブログでのカテゴリエラーである。なぜにこの本が私のそばにやってきたのか、とちょっと不思議に思ったが、たぶん、NHKのスペシャル番組に興味をもちはじめたために、その周辺関連で紛れ込んできたのだろう。しかし、それにしても、地球上における生命の誕生についてなど、現在の私にはとてもとても想像もつかず、またそれを知ったからと言って、日常生活に特に役立つとも思えない。そう思って最初は敬遠しようと思った。でもその考えはページをひらいて、すこし変わった。

 
じいさん、おばあさん程度の過去といえば、せいぜい100年かそこらである。地球史の尺度でいえば、誤差程度の一瞬でしかない。事実、地球46億年の歴史を1年にたとえてみれば、1秒は150年前後にあたる。100年とは、文字通り、一瞬なのだ。
「え、それって、つまり地球の過去や人類の由来に興味をもてないってこと?」
 ならば、どうやって番組をつくればいいのだろう・・・。
 p13

 著者は、NHKスペシャル
「地球大進化 46億年・人類への旅」製作チーフ・プロデューサーである。2004年4月から10月にかけてNHKスペシャル枠で放送されたドキュメンタリー番組。全6回。テーマの超遠大さとともに、彼が自分の原寸大の試行錯誤を開示してくれることにより、なんとか、この本に対する興味を持ち続けることができた。ナレーションを勤めたという俳優・山崎勉の動向も、ともすれば、いまここのリアリティから離れてしまいそうなこの番組の関心を維持させる。

 まさに、葦の髄から天を覗く、の例えをおもいだすが、いや、それどころの騒ぎではないだろう。「一秒間」にこめられたリアリティを、365日の一年間に拡大して見せられるとすると、はっきり言って、私の神経の許容範囲を超える。いや、決して私だけではあるまい。通常ならほおり投げてしまいたくなるような、超遠大なテーマである。

 この本を読むあたって、まずネットでいくつかのページを読んだ。
<「地球大進化」におけるMaya活用例>中に、1987年にNHKが制作した「地球大紀行」の21世紀版の意味合いもあったということが書かれている。

 
間:「地球大紀行」の時代は、アポロ計画で地球全体の像が分かってきて、「宇宙船地球号」とか「母なる星」というイメージが定着してきた頃です。そういった背景から地球の仕組みを正面から取り上げたわけです。ところがその後の研究が進んでくると、地球は「母なる星」的な性格ではなく、むしろ変動する試練に満ちた星であることが明らかになってきた。生命はそこに必死にしがみついて格闘しながら進化してきたわけですね。そこで「地球大進化」では、そういった地球の環境変動と生命の歴史を軸にしました。「母なる地球」から「厳しい父なる星・地球」へとテーマの捉え方が変わったわけです。
ちなみに「地球大紀行」は私が25歳くらいの時、局に入って2年目に放映されました。当時私は岡山局に配属されていまして、そこで「地球大紀行」を知りカルチャーショックを受けたことを覚えています(笑)。


なるほど、「母なる地球」から「厳しい父なる星・地球」への変遷か。私はおもわず膝を崩して、身を乗り出してしまった。俯瞰的といえば、あまりに俯瞰的な「仮説」群に唖然とする。とくにこの番組は、大衆をミスリードしないように、NHK的な「正当性」を保たなくてはならない。たとえば、過去に何度かあったとされる地球への隕石衝突でさえ、いまだ仮説にすぎないという。しかも、それは、時速20キロ前後のきわめてゆっくりした速度で地球に近づいてくるという。それをリアリティをもってコンピュータグラフィックスで表現するとこうなる「地球への隕石衝突」 Youtubeから。

 
たちは意識をもつ生物へと進化した。それは単純に進歩と呼べるものではないかもしれない。しかし、この意識の出現は、生命史のなかでやはり特別のことだと思える。私たちはもはや「意識」のない時代のルールだけで生きていくことはできないと思えるほどだに。
 意識をもつ私たちは、「いま、ここにいる意味」が欲しいと思う。自分の存在の意味を知りたいと思う。それは、意識をもったものの、あるいは宿命かもしれない。
p216

 このような番組について考察したあとは、人工知能をつくるとか、人工意識の可能性を探る、などということは、ほぼありえないことだと、絶望感にさえ襲われる。ましてや2030年までに、<特異点>シンギュラリティという事件が起こるなどという話は、なんとスケールの小さなことよ、と失笑さえしたくなる。私はこの番組をみていないし、ビデオもみていない。ちかぢかチャンスがあったら、全巻を見る予定だ。





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Last updated  2009.02.04 20:55:29
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