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カテゴリ:チェロキー
「アメリカ・インディアン」 奪われた大地 フィリップ・ジャカン /森夏樹・訳 1992/07 創元社 アメリカ・インディアン系の書物も、気がついてみれば図書館の中には山ほどある。もともとストーリー物や長文物は苦手なので、このようなお手軽なムック形式の出版物は、概略を把握しやすいので、読みやすい。「インディアンの言葉」では、エドワード・S・カーチス(1868~1952)の貴重な写真が添付されていた。カーチスは4万枚ものインディアンたちの写真のネガを残したという。こちらのほうは、画家ジョージ・カトリンの残した克明なイラストが美しい。 (1830年から)インディアンの地で、彼はくる日もくる日もスケッチした。インディアンたちの儀式、日々の生活、狩りなど、そのどれもがカトリンの目には魅力あふれるものとして映った。画家は同時に優れたレポーターとなり、歴史家となり、民族学者となった。彼が残した作品は、単なる過ぎ去った時代と文化についての証言ではない。 それは永遠の美の中にみごとに再現された、インディアンの本質なのである。p005 小型のコンパクトな本ながら、すべてインディアンについて書いてあるので、どこをみても宝石のような図版と文章が満載だ。 クリーク族やチェロキー族やチョクトー族などは自らヨーロッパかすることを受け入れ、「文明化した部族」となった。彼らはキリスト教徒となり、子供たちを学校に通わせ、畑を耕した。 一方でインディアンを同化させる努力をしていたにもかかわらず、アメリカ人はチェロキー族の土地で金が発見されるやいなや、インディアンを追い出しにかかった。不当な追放を避けるために、「文明化したインディアンたち」は白人の法に訴えた。インディアンは、自分たちの反対をよそにジョージア、アラバマ両州によって決定されたインディアン追放の決議を停止してくれるよう合衆国最高裁判所に要求した。評決はすぐにでた。「チェロキー族の国は国内の一国家である。したがって独立国家としては認めない」。こうして、1830年代、チェロキーの人々は「涙の旅路」の途についた。ミシシッピー川を横切り、オクラホマへと移住したのである。そこいはすでに東部を追われた10以上もの部族がいた。p089 数ある部族の中で、チェロキーに定点をみつけることができるかどうかはわからない。しかし、チェロキーについての言及は少なくなく、また際立って特徴的な部分も多いようだ。 「これから以後、われわれは自分たちの土地を再びわが手にするまで休むことはしない」。1966年、オクラホマのチェロキー族がかかげたこの宣言は、その後もインディアンの闘争や示威運動へ影響を与え続けた。p178 アメリカン・インディアン運動の代表者のひとりであるマーク・バンクスやデニス・バンクスなどについても言及している。巻末に「スクリーンのインディアン」として、インディアンが関係する映画10数編がリストアップされている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.11 09:23:26
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