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カテゴリ:2nd ライフ
「SEのホンネ話」 会社じゃ言えない 北見隆二 2007/03 幻冬舎 このブログでは、現代を象徴するような職業として、プログラマー、ジャーナリスト、カウンセラーをあげておいた。それぞれに科学、芸術、意識、を対応させておいたのだが、もちろん、この三つの要素を一人の人格に納めるのは至難の業ではあるだろうが、本来、そうあるべきだ、との提案だ。 1)グローバル社会に対応する創造的なプログラマー 2)マルチな表現を理解する瞑想的なジャーナリスト 3)転生輪廻を自らの体験として理解する精神的なカウンセラー この三人の要素が、やがて一つになっていくようなそんな方向で、このブログはひとつひとつの「壁」をとりはらっていくことになるだろう。06-10-08の書き込みより ところで、ここでいうプログラマやSEという言葉は、もっと詳しくみていけば、さらに細かく分類されている。「SEの持つべき『思想』」 などでは、ほぼ8つのジャンルに細分化されているようだ。だからあんまり大雑把なザックリ話を繰り返していてもしかたないのだが、この「会社じゃいえない・SEのホンネ話」も、現場告発本ではなく、自分の「告白」本なのであり、会社名や直接の情報をボカして表現されている限り、こちらもそれに合わせて、ザックリと読んで良い一冊なのだろう。 そう胸元をおおきく広げて、リラックスして読めば、この本は面白い。ここまでホンネ(だろうと思うのだが)を書いてくれると、この業界に対する理解も深まるし、親近感ももつ。確かに、思ったほどカッコイイ訳じゃないんだなぁ、と理解しつつ、決して、この業界を軽視するような方向にはいかない。 かつてはオタクといわれたパソコンのヘビーユーザーたちは、一般社会の「ジョーシキ」を知らないかなりな「困った」ちゃんと見られていた時期もあった。敢えていうなら、95年あたりまでだろうか。それより、はるか以前、80年代中ごろなら、なるほど、その指摘も正しいと思わないこともなかった。しかしインターネットが普及した90年代後半、そして、21世紀になってすでに7年が経過した。パソコン(情報機器)=オタク、と見る向きはすっかり変わっている。秋葉原あたりでの一部の突出した現象はあるらしいが。 で、この本を読んで思うことは、オタク的な部分と社会的ジョーシキのなさ、これらはかならずしも「SE」として表現されている情報処理労働者たちだけにあるわけではないだろう、ということだ。だから、ホンネ話で、内情に精通している人たちになら、大うけするだろうお話も多いのだが、業界と世代と、それぞれのお話がないまぜになっているところは、すこし注意深く分離させて読んでいく必要がある。もちろん本書の内容は、著者のユニークな愛すべきキャラクターの個別性に負うところが大きい。 著者には、というコミックエッセイもあるらしい。かつては「いまさら聞けない」とか「サルにもわかる」とかいったパソコン初心者を揶揄したようなタイトルの本が多かったが、最近は、このようなギョーカイ内のプロ達の話も流出してきて、いよいよ情報社会(の裏方の世界)も成熟してきたななぁ、と思う。過熟とか、腐敗、とかでなければいいが、とは、門外漢のちょっとした危惧感。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.11 15:30:32
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