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カテゴリ:2nd ライフ
「フラット化する世界」(上)経済の大転換と人間の未来 トマス・L.フリードマン /伏見威蕃 2006/05 日本経済新聞出版社 単行本 393p ★★★★☆ 森健の「グーグル・アマゾン化する社会」のなかで、ネグリ&ハートの「<帝国>」「マルチチュード」と並んで、本書が紹介されていた。著者には「レクサスとオリーブの木」2000がある。この本を読んだ時、セルシオがアメリカでレクサス・ブランドとして成功しているのだなぁ、くらいの認識しかなかったが、その後、日本におけるトヨタは、新たに「レクサス」チャンネルを立ち上げ、まだ成功しているとは言いがたいが、いまや大衆車としては世界一のトヨタではなく、高性能と満足度のブランドを樹立しようとしている。 本書の中に書いてあるインターネットの経緯などについては、とくに珍しい、ということは多くない。別な角度であらたに取材された点については史料価値もあるだろうが、まぁ、衆目の一致しているところを書き出している感じだ。 北京の燃料ポンプ製作所で、工場長がアフリカのことわざを中国語に訳して工場に掲示したという。 アフリカで毎朝、シマウマが目を覚ます。 一番足の速いライオンよりも速く走らないと殺されることを、シマウマは知っている。 毎朝、ライオンが目を覚ます。 一番足の遅いシマウマに追いつけないと飢え死にすることをライオンは知っている。 ライオンであろうとシマウマであろうと変わりはない。 日が昇ったら、走り始めたほうがいい。p199 本書において著者は「世界をフラット化した10の力」を上げている。 フラット化の要因1、ベルリンの壁の崩壊と、創造性の新時代 フラット化の要因2、インターネットの普及と、接続の新時代 フラット化の要因3、共同作業を可能にした新しいソフトウェア フラット化の要因4、アップローディング:コミュニティの力を利用する フラット化の要因5、アウトソーシングY2Kとインドの目覚め フラット化の要因6、オフショアリング:中国のWTO加盟 フラット化の要因7、サプライチェーン:ウォルマートはなぜ強いのか フラット化の要因8、インソーシング:UPSの新しいビジネス フラット化の要因9、インフォーミング:知りたいことはグーグルに聞け フラット化の要因10、ステロイド:新テクノロジーがさらに加速する p77~p283 1~6、9あたりは、すでに衆目の一致するところか。7のウォルマートの名前は日本でもよく聞かれる。西友を子会社化したり、ダイエーの支援企業として名乗りを上げていたが、落選した。8のUPSとはアメリカの巨大運送会社のことだ。日本における郵政民営化や宅配便の多様化と連動するところがある。10のステロイドとはアトピーの軟膏を思い出すが、ここでは、「デジタル、モバイル、バーチャル、パーソナル」な方向へ変化させることができる新技術の集合体を指して言っているようだ。 <下巻>へつづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.10 22:34:17
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