「ウェブ国産力」日の丸ITが世界を制す
佐々木俊尚 2008/1 アスキー・メディアワークス /角川GPアスキー・メ 新書 271p
Vol.2 No.0029★★☆☆☆
佐々木俊尚の本は、何冊か追っかけてきたが、このところ、トンとこれらIT関係の本に手が伸びなくなっていた。なぜだろう。って、つまり、あんまり面白くないからだ。パソコンや通信環境もほぼ安定した状況が生まれ、セカンドライフ周辺も、鳴り物入りで話題にはなったものの、本質的な爆発はまだのようだ。
この本、「国産力」や「日の丸IT」とか言って、ちょっと日本社会に媚を売ってはいるが、なんだかなぁ、という感じ。遅れをとっているのは確かだし、なにごとかを開発しようとはしているのだろうが、あまりいろいろごちゃごちゃ言っても、どうもならないのはしかたないかも。
「パソコン=仕事 ケータイ=プライベート」p064あたりは、うすうす気がついてはいたのだが、やっぱりなぁ、という感じ。パソコン文化は、なんとか楽しめたけど、ケータイ文化はどうもいまいち乗り切れない。でも今後の展開いかんによっては、私もいきなりケータイ文化にほおりこまれるかも知れない。
特段にこの本でなければわからないことはなさそうだが、発行年が2008/1ということで、気がついてみれば、今年になってから発行されたIT本は、当ブログこれが初めてかもしれない。記念碑的にメモ。