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カテゴリ:アンソロポロジー
時あたかも北京オリンピックの最中であり、一時燃え盛ったフリー・チベットの動きもまんまと封じ込められた感がなきにしもあらずだが、だからこそチベット問題は、しっかり押さえておきたい。 チベット関連本は数限りなくあり、とても読み切れたものではないが、的を絞って、特に時事問題として現在話題になっている部分だけでも押さえておきたい。その意味では、この本はかぎりなくわかりやすく、まとまっている。今年三月以降のオリンピック聖火リレーにおきた出来事に端を発し、オリンピック開催直前に発行されているので、かなり現在進行形の一冊といえる。 書いた人も、現職は大学教授とはいえ、ながくビジネスマンとしてアジアをはじめとする海外を歩いて来た人だけに説得力がある。日本の団塊の世代のひとりとして、なぜに日本人に「チベット問題」がわかりにくくなっているか、をわかりやすい口調で読み説く。 この本は中立的な立場ではなく、あくまでもチベット人に肩入れした心情で語られている。しかし、それはゆえあっての肩入れ、という風ではなく、「中立的」に見たら、チベット人側に立つ意外に、どのような道があるのか、という切実な誠実さに支えられている。 もし当ブログでチベット本を読む重ねていくのだとするなら、このようなアップデイトな本をたくさん見つけ出すことが肝要だろう。北京オリンピックをきっかけに、話題が表面化したようにも見えるが、だからと言って北京オリンピックとともにチベット問題も終わらせてはならない。 中国、チベット、を考えることによって、日本人の「わたし」が問われている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.11 14:03:19
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