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テーマ:中国&台湾(3301)
カテゴリ:環境心理学
「蒙古学問寺」 そもそも読書というものは、均質な時間の流れの中で、感情の起伏を抑え、しっかりと受容的な姿勢を整えてこそ、その書の持っている意味合いが分かってくるものであるかもしれない。ましてや「さらに深くチベットの歴史を知るための読書案内」のような多様な書物を、しかもおおよそ80冊に及ぶこれらの本を読みこなすには、読み手として、これらの書を持つ前に、準備すべきことが多々あるようにさえ思う。 しかるに、当ブログにおいては、手当たり次第、また気まぐれ次第、あちこち蚕食しては、飽食し、また、しばし放棄し、何をどう読み、どこをどう歩いているのかすら分からなくなることもしばしばある。いや、それが常態である、と言っても過言ではない。 かのリストも次第次第に読了マークがついた本のほうが多くなりつつあるが、自らは何を学び、何を身につけたのか、などということは一切無頓着に、ただただリストに傍線を付けていくことのみに喜びを感じているような状態である。 その中にあって、この長尾の書は、これとは別に「蒙古ラマ廟記」を読んだだけではあるが、実に私のような学習ぎらいな無頼なやからにも、学問の面白さ、学問の大切さ、学問の難しさ、学問の奥深さを、すこしづつ気づくように諭してくれるように思う。 ・インドの仏教が消えてしまった。 この法会は観世音に関聯したもので、5日5晩の間、昼夜をぶっ通しに、観音の真言なる「オン・マニ・ぺメ・フン」を口に誦え、この声を絶たしめないことを必須条件とする。この観音の真言は勿論梵語で、Om ma-ni pad-me humと綴られ、6シラブルある所から6字真言として知られている。ラマ教徒にとってこの呪文は、中国と日本の浄土教徒の南無阿弥陀仏の六字号以上に普遍的であって、オン・マニ・ペメ・フンの文字は、いわばラマ教はシンボルに外ならない。オンとフンとの二音は意味はない。マニペメとは、「マニ宝よ、蓮華よ!」という呼びかけの憧憬的な気持ちを示すものであろう。p153 本書には白黒ではあるが、たくさんのモンゴルでの画像がおりこまれている。それとともに、お寺の見取り図がたくさんついているのも珍しい。その中にあって、なんと、アティーシャ(阿底沙)とツォンカパ(宗喀巴)の二尊者の像を祭った学堂があることもわかった。こんな単純なことでも、初学者には新鮮な発見だ。
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Last updated
2008.11.07 20:38:02
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