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カテゴリ:バック・ヤード
この本もまた、突っ込みどころ満載の一冊。ひとつひとつ書き出したらきりがないので、ほどほどにしておこう。なんだかかんだと言いつつ、この手の本が店頭に並んでいると、心おだやかならずな心境になるのは、こちらの深層心理や無意識が刺激されるからかもしれない。あるいは、どこか集合的無意識でつながっている部分が、わずかにでも存在するからかもしれない。 この本のタイトル「ついに実現した地下存在との対話」とは、ちょっと大仰な言いまわしであろう。なんとか通したいという企画があって「ついに実現」という言葉がでてきたとは思うが、それではすべての企画が「ついに実現」するのであって、別にこの本ばかりにつけるべきタイトルではない。 「対話」とは言うものの、日本語翻訳者がチャネラーにメール連絡し、あらかじめ用意した質問に対してチャネラーが一問一答的に返信してきただけであって、「地下存在との対話」とは言い難い。チャネラーも、必ずしも「地下存在と対話」しているわけではなく、かなり一方的にそのメッセージを「受けとっている」のであり、二つの存在が対峙して、意見を自由な雰囲気のなかで「対話」的に交換しあっているわけではない。つまりチャネラーの一方的な言葉を無批判的に有り難く拝んでいるにすぎない。 さて、その「地下存在」とやらだが、それは、チャネラーの言葉以外に一切確かめようがない。時間や空間や人名、あるいは呼称などが、おりに触れて多用されてはいるが、それは単に「物語」の背景を形作るハリボテでしかない。語られるべき真実、最後の最後に残されるべき真実は、この本にはない。 2012年のアセンションとやらだが、これはこの前1999年以前にも似たような現象があって、その一点を超えるとどうのこうの、という話になる。しかし、その一点を超えるまでの商売であって、そこを超えると、昨日までのことはすっかり忘れて、誰も触れなくなる。そして、今度は2012年だ。3年後のことだが、あと4年もたてば、アセンションなどという言葉は誰も使わなくなる可能性が高い。 積極的に広範囲な調査もせずに一方的に否定してしまうのは、公平な態度ではないが、しかし、これらの一連の書物たちには、当ブログとしては一貫して懐疑的にしか対応していない。積極的に広範囲な調査も今のところする準備もないが、この手の本のもつ危うい落とし穴がボコボコ見えてしまうので、要注意、とだけ記しておく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.13 05:00:10
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