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Jul 19, 2004
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わくわくして 良く眠れなかったが。3:30起床、自転車で空港に向かう。手と耳たぶが千切れんばかりの寒い朝だ。

空港に着き、自転車を荷物化する。ウィールを外し、テープで固定する。自転車を箱づめでオーストラリアから持ち帰った事はあったが(箱も送料もえらく高かった、涙)テープで巻かれただけの、むき出しの自転車を預けるのは初めてで、フライト中は不安だったが、ボルドーで無事にでてきたので一安心。えーい、ちょっとのキズ位は大目に見よう。

「荷物」を自転車化して、いざ、出発。初めての右側通行、ちょっと恐いぞ。

曇り空のスタートだったが、序々に陽が射してきて温度があがってくる。あああ、暖かいって素敵な事なのね。

バーで昼食。あひるの腿肉を食べる。

D211を南下、Pierroton, Jaugeを抜け、Saucatsへ。自転車専用レーンではないが、ほとんどの自動車は難無く、安全に自転車を追い越してゆく。道路を車と共有しているという、あたりまえの事がなんだか嬉しい。

D651でHostens, Mano, Belhadeを通り、Soreへ。道路のコンディションはとても良く、穴だらけで、排水孔だらけで、ガラスの破片だらけの英国とは大違い。道路を走るのが、とても気持ちいいのだ。

そのままD651でLuxeyへ。ボルドーからこの辺りまでは、ほとんど森の中。青空の下、時折見えるシャトーに圧倒されつつも、♪森と泉に囲まれて♪、と始まる歌のフレーズが頭から離れない自分に苦笑い。

途中、カフェで休みながらも、さくさく進んできたが、ここで問題が起こった。

雷雨の豪雨である。バケツをひっくり返した、という表現が本当にしっくりくるなぁ、等と感心している場合ではもちろんなかった。

私は雷がとても苦手である。閃光も、その後響きわたるごろごろが、とても恐い。

時計は7時を回っている。予定していた町まではあと28km。1時間と少しの距離だが、雨は止みそうにない。第一怖くて外に出られない。運良く(?!)見つけたLuxeyのバス停で雨宿り。雨が止んだのは、夜10時を回った頃であった。

この町に唯一あったホテルは、閉鎖されていて泊まれず、土地感の無い場所での夜間走行は、いくらライトがあっても危険だと判断、残った選択肢は、野宿である。

今夜の宿は、バス停かぁ。

走行距離105.8kmのなれの果て、長い、長い夜であった。



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最終更新日  Aug 6, 2004 05:03:31 PM
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