張猛龍碑
、北魏楷書がいよいよ完成する末期のもので右上がりが少しずつ整理されて平行感覚がましていくようすがこの碑を見ていると良く分かります、一画を強調すること。空間に変化を持たせる。左半分を大きく作るなどいわゆるアンバランスのバランスが主軸となっています。言葉で言うと簡単そうに聞こえますが 実際に書いてみると至難の業です。考えてみてください。バランスは取るものです。バランスを取る事すら大変な事なのにそれを敢えて外すのです。できるでしょうか?この張猛龍は敢えてそれをヤレ!と言ってます^_^さあ それらを頭に入れて上手く表現できるでしょうか?頑張ってみましょう。とりあえずは何度も何度も書いてそれぞれのリズムを分かるようになる事。形をとり雰囲気を知り表情が似てきたら?もしかしたら張猛龍になっているかもしれません。どことどこでバランスを取っているか?どの線とどの線でバランスを取っているか?などなど目を近づけたり離したり 上からみたり下からみたり などしながら研究して下さい。いつもとは違うことに気ずいたら?張猛龍になっているかもしれません。