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ビジネス便利屋兼ライター 永嶋信晴のブログ

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2014年12月05日
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​​こんにちは。

 先日は、やる気にさせるほめ方について書きました。

 でも、人間、ほめるばかりでは進歩しない。

 ときには叱る、叱られるといったことは必要だと思います。

 私事で恐縮ですが、小学校時代すごく厳しい先生が担任になったのですよ。

 もう授業中、私語なんてとんでもないことで、いつも教室はシーンと静まり返って先生の話を聞いていました。

 背筋を伸ばしておとなしく聞いていたからといって、それだけでは許してくれない。

 突然、当てられ、先生の質問に答えられないと立たされる。二回答えられないとものすごい勢いで怒鳴られ、掃除当番などの罰が待っていました。

 かつてのテレビドラマで、生徒に厳しい先生が話題になったみたいですが、あんな先生だったらまだ天国の入り口にいるようなもの。

 今やったら問題になるだろうなという体罰が日常茶飯事でしたから。一日一回は、誰かが往復ビンタの餌食になる。

 そんな毎日が2年間ですよ。


ひぃぃぃぃぃぃ~


 最初は、とんでもないクラスに入れられたと子供ながらに落ち込みました。

 もう学校へ行くのが嫌で嫌で仕方がなかった。よく一人の落伍者も出さず、クラス全員が進級できたと思います。

 ところが6年生になり、担任の先生が変わったのです。

 今度の先生は、夏休みはみんな遊びたいだろうから、宿題を出すのはやめましょうというぐらいやさしい先生でした。

 突然、百八十度、クラスの雰囲気が変わったのでみんな戸惑ってしまった。

 前の厳しい先生のときは、その学期でやり残した問題集、テスト、次の学期で勉強することの予習まで宿題に出されたのです。大量の宿題を持って帰るのに、学校と自宅を2回往復したクラスメートもいたぐらいですから。

 …で、そのやさしい先生。

 さぞ人気があったかといえば、それほどでもない。

 最初はみんな助かったと大喜びしたのですが、日が経つにつれ人気がなくなって行ったのです。

 やさしいというのは、一見簡単そうに見えますが、人に均等にやさしくするのは簡単ではない。

 一人の生徒にやさしくすると、ほかの生徒から自分も同じようにやさしくして欲しいと要望が出る。その生徒にやさしくすると、また別の生徒…。

 際限がないですよね。先生一人に生徒が当時五十人近くいましたから、当然やさしくする度合いが変わってくる。

 やがて、あの先生はえこひいきだと陰口も叩かれるようになってきます。またやさしくしすぎて、何人かの生徒が先生をばかにするようになってしまった。

 これではいけないと先生も途中から方針を改め、厳しくしようとしましたが、一度緩んでしまうとそう簡単には元に戻らない。

 中には前の厳しい先生のほうがよかったなんていうクラスメートも出る始末。

 少なくとも厳しかった先生は、ひとりも特別扱いせず、誰に対しても厳しかった。

 いわば厳しいという点ではえこひいきがなかった。

 しかも、私たちのいたその厳しい先生のクラス。テストの平均点が、他のクラスよりいつも十点以上よかったのです。

 そうですよね。できないと立たされるし、もっとできないと怒鳴られる。怖いからびくびくして授業を聞いているわけです。

 当時、今と違って気の弱かった私は、震えながら手に汗握って授業を聞いていました。

 信じられない話ですが、それだけで小学校3年のときの成績がオール3以下だったのに、オール4以上になってしまったのです。

 自慢話じゃないですよ。それだけ怖がりだったってことを言いたいだけ。

 今でも、その当時の授業の内容をよく覚えているぐらいですから。いわば、無理やり頭に叩き込まれたという感じでした。

 結果的に私の場合、小学校時代の一番多感な時期に厳しくされてよかったみたい。

 やさしい先生だったら、当時の私の性格からして、絶対勉強なんかしなかったと思います。

 しかしあれだけ厳しくても、不登校が一人もいなかったのはどうしてなんでしょうね。

 それはいまだにわからない。当時はまわりに戦争へ行った人がたくさんいた時代背景だったからでしょうか。

 これと同じことが、ほめるということにも言えると思うんですよ。

 いくらほめると人はやる気が出るからといって、ほめすぎてもいけない。

 中には、それほど実力が備わっていない若い人をほめすぎて天狗にしてしまうケースも多々ある。

 だから、「叱る」ということもまた、人を育てる上において、「ほめる」ことと同じくらい重要なのではないか。

 次回は、ほめることの対極にある「やる気にさせる叱り方」について考えてみたいと思います。


追伸
 2017年11月10日、今回の「怖い先生と優しい先生、どっちがお得?」の記事に関連する電子書籍が出版されました。

 タイトルは、「 怖い上司とやさしい上司 どっちがお得?: 会社を辞めたくなる超怖い上司に対処する法 」です。

 ビジネス書ですが、第一章で「怖い先生とやさしい先生」のテーマをもう少し深く掘り下げて考えてみました。

 ご興味のある方は、是非、お読みいただければうれしいです。

 それは、こちら

 ちなみに、本の内容は、以下の通りです。

 よろしくお願い申しげます。

    永嶋 信晴

◆◆上司に悩む部下の必読本。怖い上司の強烈な苦味を抑えるノウハウ◆◆

一般の会社では、部下が上司を選ぶことはできません。
怖い上司、やさしい上司に当たるかどうかは、まさに時の運。もし超怖い上司の下で働くことになったら、お先真っ暗と感じる人も多いのではないでしょうか。

本書は、運悪く怖い上司にあたっても、自分の気持ち次第で、それをメリットに変えられるノウハウを提供します。また、やさしい上司にあたって安心していると、思わぬデメリットに足をすくわれるリスクもお伝えしたいと思います。

怖い上司には、「良薬口に苦し」の一面があります。そこで、その効能を生かしながら、その強烈な苦味を抑えるノウハウを考えてみました。
やさしい上司は、部下の気持ち次第で薬にも毒になるので、取り扱いは難しいかもしれません。その難しさを克服し、自分にプラスにするノウハウについても触れたいと思います。

怖い上司をうまく受け流し、やさしい上司には流されない。それが、会社や組織で生きていく上で、必須のノウハウなのは間違いありません。

特に、上司に振り回され、過酷な日々を送っている人は、本書を読んで、少しでも未来に光明を見出していただきたいと思います。上司に悩む部下の必読本です。


◆目次より◆

はじめに
第1章 過去になれば懐かしい怖い上司
►1.もっとも注目を集めた「怖い先生とやさしい先生」の記事
►2.時間が経つと人気が無くなっていったやさしい先生
►3.怖い上司とやさしい上司、どちらが社員をやる気にさせるのか?

第2章 怖い上司とパワハラ上司の違い
►1.パワハラの範囲とは
►2.厳しい指導とパワハラは紙一重
►3.パワハラの判定基準
►4.名経営者も、今だったらパワハラ上司?
►5.仕事ができすぎる上司が陥りやすいパワハラの罠
►6.上司のパワハラには、どう対処すべきか

第3章 怖い上司とやさしい上司の損得
►1.やさしい上司のメリット
⑴ 解放感は、部下の成長のファクターになる
⑵ 部下のチャレンジ精神を損なわない
⑶ 現代の若者に合った、ほめて育てる指導法が自然にできる
►2.やさしい上司のデメリット
⑴ 部下をほめすぎるとこんな弊害が
⑵ やさしさが、上司の甘さの隠れ蓑になっている場合も
⑶ 部下の社内の評価や職場環境に悪影響を及ぼすことも
►3.怖い上司のメリット
⑴ 自分の成長が実感できる
⑵ 生きていく上で欠かせない粘り強さが養われる
⑶ 厳しい分、頑張ればそれだけ高く評価してくれることが多い
►4.怖い上司のデメリット
⑴ 部下の創造力や独自のチャレンジを阻害することも
⑵ 行き過ぎるとパワハラになる
⑶ 厳しい指導法に慣れていない若者にはハードルが高い
►5.結局、怖い上司とやさしい上司、どっちに軍配?
⑴ 表面上だけやさしい上司と怖くても実はやさしい上司の違い
⑵ 「時をかける上司」の評価は、過去形と現在進行形で違う

第4章 怖くても、ついて行きたくなる上司とは
►1.かつては、怖くても好かれる上司が大勢いた
►2.怖くても好かれる上司はどこが違う?
►3.怖い上司でも、部下がついて行きたいと思うとき
►4.怖い上司のやる気にさせるほめ方

第5章 超怖い上司対処法
►1.上司に叱られやすい部下、叱られにくい部下
►2.叱られやすい部下には理由がある
►3.史上もっとも怖い上司・信長を黙らせた秀吉の謝罪法
►4.追い詰められたら、怖い上司の懐に飛び込むのも一法
►5.上司から叱られにくい話し方
►6.怖い上司の立場に立って考えてみよう
►7.上司を、頭に中で、怖いけど面白いキャラクターに変えてみる
おわりに




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最終更新日  2021年01月03日 14時19分33秒
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