静かなる戦い
それは12月のことだった。リビングにいる私の目の端を黒い物がかすめた。驚いて振り向くと、それは、小首を傾げたヒヨドリだった。ヒヨドリはなかなかにずぶとい神経の持ち主で、私と目があったにもかかわらず、当然のようにルビーネックレスの鉢をのぞきこみ始めた。丸々として紫色のルビーネックレスは鳥の目にもおいしそうに見えるに違いない。多肉は食用には向かないはずといっても、鳥頭にはわかるはずがない。「これはまずい!!」と直観的に思った私は、あわててヒヨドリを追い払った。次の日も、ヒヨドリはやってきた。もちろん、私は追い払った。「1回でもつつかれたら終わりだ。」そう思った。そして、ヒヨドリと私の静かな闘いは続いた。私の脳裏をある言葉がよぎった。 神経戦・・・ある日、とうとう私を激怒させる事件が起きた。チビをプールに連れて行っている間に私の大事なオブトルがフンまみれになったのだ。そして物干しざおも・・・・この戦い、私には、買い物や幼稚園の送り迎えなど、家を空ける時間がある分、ヒヨドリのほうが有利だ。洗濯物も干せなくなり、大事に多肉たちに被害が出るのも時間の問題だ。どうする? 諦めるか?いいや、ここで負けてなるものか!!徹底抗戦あるのみ!!!竹やりもってこい、神風だ~(←意味不明)という訳で、こんなもの使ってみました。 どうだ、まいったか!!ふはははははっ ※ 卑怯な手段だという批判は受け付けません。悪しからず。¥100ショップ出身です。そして、これを作っていた会社がつぶれたためにもう入手不可能と¥100ショップ店主に言われました。あるだけの在庫全部買いとりましたとも。こんなもの大人買いする私って一体・・・いえ、大事な多肉と洗濯もののためですもの、見た目なんてかまっていられないわ。キィィおかげで、ヒヨドリというか鳥全般こなくなりました。これで、多肉と洗濯物も一安心。(どこまでいっても多肉が先)ヤレヤレ。ぴかさん、ネタ提供ありがとうございました~♪【 本日のおまけ 】 エケベリア グスト小型のエケもうちょっと紅葉したほうがかわいいです。木立させて盆栽仕立てにしてみました。なかなか、可愛くてよろし。短くして、植えてもブローチみたいでかわいいかも。葉挿しもいけます。徒長は、しやすくないけど、しにくいわけではない程度。丈夫なほうかな。