親切のリレー
今日の朝、傘をさして自転車に乗り、出勤しました。駅について、自転車に鍵をかけようとしましたが、傘を持っていてかぎかけに手間取っていたら、自転車整理のおじさんが、「大丈夫ですか。奥さん傘持っててあげるよ。」と、親切にして下さいました。このところ、会社で不愉快な事があり、なんとなくめいる日々でしたが、今朝のおじさんの親切な気遣いを受けて、とてもさわやかな気分になりました。感謝感謝でした。そして、会社帰りに美容院に行き、夜7時過ぎの帰りの満員電車に、車椅子の男性が乗車してきたときのことです。駅員さんの手伝いを受けて、電車に乗ろうとしていたので、車椅子のハンドルを引いて私も乗るお手伝いをしました。そして、次の駅で降りる時にもハンドルを押して一緒に降りました。周りの雰囲気は、特に手伝う雰囲気はなく、シラーとしていました。男性が乗車してから「次のえきでおりますから。」と言いました。その時、ふと私は「気兼ねしているのかな?」と感じました。その男性は、電車を降りてからとても嬉しそうな顔で、私に「ありがとうございました。」と声をかけて下さいました。私も「いいえ、気をつけて」とにっこりして言葉をかわしました。ハンドルを引いてお手伝いをするとき、「手伝おうかな~。」と思いつつ、少し恥ずかしいような気持ちがしながら、勇気を出して手伝いました。勇気を出さないと手伝えない自分の、気持ちの小ささを感じました。でもお手伝いが出来て本当に嬉しかったです。この勇気をくれたのは朝のおじさんの親切な対応でした。優しい気持ちがおじさんから、私に、私から車椅子の男性へと、リレーされました。優しさ親切って本当に大事ですね。