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ウルサイ音楽が好きで悪いか!?

ウルサイ音楽が好きで悪いか!?

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2008/03/24
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カテゴリ:カテゴリ未分類
ALICE iN CHAINS
Members are...(L to R)↓
Sean Kinney(Dr),Mike Starr(Ba),Layne Staley(Vo),Jerry Cantrell(Gt&Vo)

<My Favorite Band:その5>

ALICE IN CHAINSは1987年にアメリカのシアトルでレインとジェリーを中心に結成。91年にNIRVANAのGeffin移籍後のメジャー・デビュー作『Nevermind』を起爆剤としたGrunge~Alternative Rockムーヴメントの立役者とされるバンドの一つ。その他のSOUNDGARDENPEARL JAMなどとの決定的な音楽性の違いの一つとして、自らのバンドのルーツにPunk Bandを通過してこなかった点が挙げられる。

中心人物であり、ほとんどの曲を書いているジェリーのGt(主にG&LのRampageを使用)から紡ぎ出される粘着質の湿り気とノイズを纏ったメロディやリフだけを聞くとHM/HRから影響が強く表れているが、他のHMバンドとも、グランジバンドと明らかに違う存在へと高めているものはレイン・ステイリーの情感の入りまくった唯一無二のVocalに他ならない。

ただ、レインだけではなく、元々は別のバンドでVoも兼任していたジェリーのコーラスもA.I.C.のサウンドにも大きく作用している。

最初に1st『FACELIFT』を聞いたときは全く光の差し込まない闇の中を彷徨っているようなひたすらに暗く、聞きとおすと自殺したくなりそうな感覚にも囚われたが、決して不快な音楽ではなく、それどころかまた聞きたくなるとても不思議なHMバンドだった。
(※当時はまだオルタナとかグランジという言葉が定着していなかったように思う)

NIRVANAの誰でも知っている代表曲「Smells Like Teen Spirit」のサビで韻を踏んだ歌詞、
「Hello,Hello,Hello,How Low?」というのがあったが、A.I.C.「Sea of Sorrow」でも、

「I Live Tomorrow,You I'll Not Follow
 As You Wallow,In A Sea of Sorrow.」とより重い内容で韻を踏んでいる。

この頃に、A.I.C.の音楽への表現ではなかったが、BURRN!誌レビュー内で某氏が言った、
「口ずさめる憂鬱音楽」
というオルタナ~グランジへの表現としてはこれ以上に無いくらいに的確に示した名言があったが、この言葉は、正に自分が感じたものを表すのに相応しい言葉だ。

まだ10代だった自分が、Doom Metal~Stoner Rockよりも早く出会い、のめり込み、酒も、○○○も無しで“酔える音楽”それがA.I.C.。

続く、2nd『DIRT』ではパーソナルな感情表現によるものだけではなく、ジェリーの父親がベトナム戦争での体験を元にした「Rooster」、レインのVoが気持ち悪いぐらいに聞く者の神経を逆撫でる「Godsmack」、サウンドの激しさも増し、恨み節で歌う「Angry Chair」など、歌唱力、演奏力共に格段にレベルアップした“病んだ音楽”が地面から湧いてくるようなサウンドだった。

その後のA.I.C.は、というよりレインはドラッグ癖が悪化の一路を辿って行き、アコースティック作を2枚(『SAP』と『Jar of Flies』)をリリースしたものの、ライヴもちゃんとできないような状況に陥ってしまい、伝説のロックフェスの再来と言われた'94 Woodstockへの出演まで突然キャンセルせざるを得なくなったというニュースにはとてもガッカリした。

ジェリーの提案でしばらく休業(休業中でレインとPeal JamのGt、マイク・マクレディのサイドプロジェクト、MAD SEASONの活動もあり)した後、リリースされたのが3rd『Alice in Chains』。シングル「AGAIN」は非常にカッコイイ曲だが、PVを見る限り逆にレインの動きが痙攣を起こしているかのような不自然な動きでまるでヤク中患者がマイクにしがみ付いているようにしか見えなかった。更にはジャケットに使われた3本足の犬と裏の3本足の男性の写真が身障者への配慮に欠ける表現だとして、日本でのリリース(結局は白地にバンド名のみというシンプルなものに)が大幅に遅れたという事もあった。

その後はまた長いブランクがあり、その間にレコード会社はアンプラグド・ライヴ、ベスト・アルバム、ライヴ・アルバム等をリリースし、ファンの気持ちを何とか繋ぎとめようとし、ファンもまたバンドの活動再開を期待して待っていた。

ところが、そんな期待もむなしく2002年4月に亡くなった彼の姿が発見された。
シアトルにある自分のアパートでヘロインとコカインを同時にやるスピードボールのOverdose(過剰摂取)により死亡。発見時には既に死後2週間が経過しており、4月の暖かい陽気のせいで死体が腐敗し、その異臭に気付いた隣人が警察に通報したという。
不謹慎な表現かもしれないが、まるでレインがA.I.C.で歌ってきた世界観をそのままに死に急いだような最期だった。

しかも、レインの命日である4月5日は死亡日を司法解剖を行った上で、日を逆算して分かったのだが、その8年前の1994年4月5日には、NIRVANAのカート・コバーンが猟銃を口の中に突っ込み引き金を引き自殺している。しかも生まれた年は2人とも同じ1967年生まれである。ちなみにカートは享年27歳、レインは34歳だった。
一体の何の因果か、レインが計算して死んだとも思えないが不思議な偶然だ。

今年は自分もレインの死んだ時と同じ年齢になるが、自分は彼の分まで生きて、A.I.C.の音楽を聞き、いろんな人に聞かせ、伝える事でレインの生きてきた証をみんなの記憶に残していきたいと思う。

A.I.C. Discography:
 Facelift (1990) 1st 
 Dirt (1992) 2nd 
 Sap (1992) Mini-Al 
 Jar of Flies (1994) Mini-Al
 Alice In Chains (1995) 3rd 
 Unpluged (1996) MTV-Unplugged 
 Live (2000) Live-Al

♪Alice In Chains - Love, Hate, Love
⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=l9jX1KAKp78&NR=1
※地元シアトルでのLive。モノクロ映像だが、「オレも学校まで6マイルも歩いて通ってたんだぜ...
  そう、坂道を登ってね!」とレインがファンとのフレンドリーなやり取りもしている。

♪Alice In Chains-Man In The Box
⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=ZFWkPVHKwCY&feature=related

♪Guitar Hero 2 - Man in the Box by Alice in Chains
⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=hi5JxtjSLfE&feature=related

♪Guitar Hero 2- Them Bones 100% Expert
⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=LD-FEh2KMDI&feature=related

※話題のGuitar HeroIIにもA.I.C.からこの2曲が使用されている。

♪Alice In Chains with Phil Anselmo - Would? (2006) March 10, 2006
⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=lygKHgboZVw&feature=related
※A.I.C.の最も有名な曲「Would?」をPantera~DownのVo、Phil Anselmoが熱唱(!)し、
  G N'R~Velvet RevolverのDuffもGtで参加。

♪Alice In Chains - Would? Live Rock Am Ring 2006
⇒ http://jp.youtube.com/watch?v=n_cZ60v9YdM
※同曲をMetallicaのJamesがVo&Gtで参加!






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Last updated  2008/03/25 12:12:34 AM
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