『助けて!兄さん!!』
直也が目覚めたそこには、今まさに紫の服を着た女性を縄で絞め殺そうとしている麗子たちの姿が。
屋上へと向かう二人を追っていく直也。
彼らの視線は直也を素通りし、叫ぶ声も聞こえない。
(←でも扉を開けてるよ直也。どうして存在は見えないし、声は聞こえないのにそれだけは出来るの?笑)
では今直也が見ているものは・・・・・?この世界は・・・・?
疑問に答えをくれたのは、突然空宙に現れた少女-----------翔子。
「これは過去じゃない・・・・・・あなたは分かってるはず」
戻ってきた現実世界。
ここは直人と一緒にいた公園。
「分かったよ、兄さん」
これは過去じゃない、これから起こる事。
未来の出来事を予知した直也。
今夜殺されそうになる彼女が直也に助けを求めたため見えた未来の出来事。
彼女を助けなければ、これからもずっと苦しむことになると説得する直人。
襲って来る彼女の救いを求める思念に怯える直也。
直人は直也をぎゅっと抱き寄せると
「助けてやる。俺が助けてやるぞ、直也!!」
・・・・・・・・・・・・・心拍数大幅UPでした(わはは)
萌えです(^^)
激しく萌えです!!(>▽<)きゃはっ♪
兄さん、直也を抱きしめてましたよ!!
えぇ、それはそれは愛しそうに♪(^^) ←腐女子視点(笑)
はぁはぁ。
ごちそうさま。これだけでごはん3杯いけます(←意味不明)
ありがとう!!兄さん(^▽^)
最後の殺し屋が私を狙っている------------。
妄想する麗子。
そして紫の服を着た女性が二人によって拉致されたのだった。
それを感じる直也。
頭を抱えてうずくまる姿を見た直人は、今から殺人現場となるホテルに車を急がせながら直也に
「がんばれ直也。俺が必ず助けてやる」
と言い聞かせるのだった。
(←にやり)
拉致された彼女の精神にシンクロする直也。
感情だけでなく、彼女が体験する痛みですら感じ取ってしまう直也。
「苦しいよ、兄さん」
ますます強迫観念に囚われ、狂っていく麗子。
連れの男に怒鳴りつけ事を急がせるのだった。
再現される直也が見た未来。
屋上に吊り下げられる紫の服の彼女。
声高らかに勝利を宣言する麗子。
「あんたたちの計画は失敗に終わったのよ!!」
空に見える大きな目に向かって叫ぶ麗子。
そして最後にロープの紐から手を離し、彼女は地上へと落ちていくのだった。
そこへ間一髪現れた兄弟。
直人は力を放出し、かろうじて地面に叩きつけられる寸前で彼女を救出することに成功するのだった。
呆然とする麗子。
せっかく計画を阻止したと思ったのに・・・・・。
「お前らはあいつらとは違う」
気力をなくした麗子は、自らビルのてっぺんから後ろに倒れるように身を投げ出したのだった。
助けようと力を出す直人。
だが、先ほど彼女を助けたことで力を消耗してしまったため、最後まで麗子を支えることができず、麗子は地面へ叩きつけられたのだった。
「麗子は本当に何かに追いかけられていた」
残された男は言う。
「アークが追いかけてくる・・・・・」
そして彼女は助かり、麗子は死んだ。
直也は純粋に彼女が助かったことを喜ぶ。
「よかったね、兄さん(^ー^)」
直人は男の残した言葉に思いをはせていた。
「『アーク』って何だ!?」
兄弟の旅はまだ始まったばかりだった・・・・・。
さぁ、気になる事項が一気に出てきましたよ~(^^)
今日から翔子も直也に絡んできましたし、『アーク』というナゾの存在もキーワードとして出てきました。
まだまだ暗くなるし、凹む事件もたくさん出てくるはず。
さて、あなたはこのマイナスの感情に最後まで耐えることができますかな?(笑)
「兄さん、助けて!!」
あぁ、頭の中を彰くんの怯える声がこだましてます・・・・・・・(^^;)
(うっとり)
◇予告◇
次回は兄弟の子供の頃のお話。
幼い日頃の記憶。
覚えているものは歪んだ世界なのか、記憶の改ざんなのか・・・・・・。
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「兄さん、今日はちゃんとTBが飛ぶかな?」
「それは無理だ、直也」
「どうして、兄さん!!」
「それは『アーク』が俺たちの行方を邪魔するからだ」
「そんな」
「心配するな、直也。原因はいまだもって不明だ」
「・・・・・・・・兄さん、使えない人だね・・・・」
ということで、今回もTBが飛ばない可能性がありますが、もしよろしければリンク先をコメントにでも記載いただけますとさいわいです(^^)