回想。
今回はまさにそのとおりの内容でした。
兄弟が次に向かったのは子供の頃・・・・研究所に行く前に住んでいた家。
車中でふたりは子供の頃の話をはじめるのだった。
幼い頃、無意識に力を使っていた直人。
彼は誰もが自分と同じように手を使わないで何でも出来ると信じていた。
他人とは違う自分。
良かれと思って使った力も、困惑しながら腫れ物に触るように接する両親の顔を見て育った彼の心中はいかがなものだろう・・・・。
直人にとって救いだったのは弟、直也の存在。
彼が生まれたことにより少なくとも理解者が出来たわけですから、お互いが無二の存在になったのは間違いないはず。
幼くして兄弟の絆は深まっていったということですね(^^)
兄弟の力が本格的に覚醒したのはひとつの事件から。
父に土地を売ると、上手い話を持ってきた部下の花岡。
兄弟は最初からこの家族に何かよくないものを感じ取っていた。
そして触れた人のマイナスの感情を深く受け取ってしまう直也は、今まで自分から力を使って人の感情を見ることをしなかったが、今回は父親のことが絡んでいるだけに放っておけないと、子供心に感じた直也は花岡に恐る恐る触れるのだった。
そこで見えた彼の本当の姿。
花岡家族の裏の顔。
彼らは兄弟の父を陥れるつもりで土地を売りつけたのだった。
直也は叫び、直人は花岡たちを帰さないように力を使う。
両親を助けようとしただけなのに・・・・・・。
人をキズつけるその力。
制御できない力。
やがて力を制御できない直人は周りの者を傷つけたという理由で学校に行かなくてもいいと父から告げられる。
こんな力があるのは自分が望んだことではないのに!!
怒りが人を傷つける。
歪む関係。
理解されない存在。
大人たちには妄想だとか、兄弟の決まりごとだとか言われ、力の存在をまったく信じてもらえない。
そしてふたりが力を使えば使うほど『親』でいようとがんばる両親との溝は深まっていくのだった。
そんなある日、兄弟が出会ったひとりの少女。
表情のない少女。
彼女に触れた直也はあまりに悲惨な彼女の境遇にシンクロし、心を閉ざして自我を崩壊させてしまうのだった。
直也を助けようと少女が住む家『人形の家』に忍び込む直人。
そこで彼が見た光景は・・・・・・。
大量の人間そっくりな少女の人形と、父親から酷い虐待を受ける少女の姿だったのだ!!
彼女を父親から救った直人。
それを直也に報告し、彼女は無事助かったと言うと、やっと直也は自分を取り戻すのだった。
『人形の家』で見た人形の瞳。
シンクロしてみた直也の記憶は青い瞳。
直人の記憶は赤い瞳。
どうして覚えている色が違うのか・・・・・・・?
謎が残ります。
そしてたどり着いた自分たちの住んでいた家。
だが、そこにあるのは家一件分の空き地だったのだ!!
呆然とする兄弟。
通りがかった老人に「ここにあった家はいつなくなったのか」と訊ねると、
彼女は「私が生まれたときから家なんてない」と言われるのだった。
これはどういうことなのだろう?
自分たちの記憶が間違っているというのだろうか?
そこに現れる翔子。
今日は何も言わずに消えてしまいます。
戸惑う兄弟の前に現れた黒髪の女性。
彼女は一体誰!?
さぁ、今日は悲しい過去が一気に暴露されましたが、比較的落ち着いて淡々と見てました(^^)←だって彰くんの叫びもなかったし~♪(そこか!!笑)
何に比重を・・・・というとやっぱりこの作品は『兄弟愛』が全てですから(←腐女子的見解)
来週はどこへ向かうのか兄弟よ!!
そして彼女は一体誰なの~(><)