受け入れ患者の限界-------------。
それで対立する形になる進藤と澤井。
今回はそれで澤井側の目指す医療の形が見えましたね。
彼はイヤな男っぽいけど、やってることは確かに正しいんですよね。
言ってることも医者の立場を守るもので、現代医療の問題をちゃんと示して、これからどうすべきかちゃんと考えてる。
理想と現実は違う。
どこで折り合いをつけるか。
ある意味正しい医者としてあるべき姿なのかもしれない。
まぁ、感情的には、進藤や楓のように、すべての命を救いたいって気持ちも大切だと思いますがね。
自己犠牲の元、医療は成り立つのか?
なかなか難しい問題ですね。
楓の裁判の傍聴席になんと澤井の姿が!!
澤井的には楓側の裁判は関係ないよう。
それよりは楓の腕を買うという話らしい。
でも告訴している両親をわざわざ病院に連れてきて紹介までして・・・なんでそんなことをするのか?
見せしめか?と最初は思ったんですが・・・どうやら澤井は畑田に救命医療の現場を知ってもらおうとしたよう。
楓は今の医療の犠牲者だという澤井。
進藤と同じく助けようとして、受け入れたものの、人手不足が否めない現状。
では、受け入れ拒否された患者はどこへ行けばいい?
進藤のやり方は素晴らしい。
それは認めるが・・・。
今までは
「運がよかった」
それだけではないかという澤井だった・・・。
運で片付けられるものなのかなぁ。
そして楓が救命に帰ってくる!!
でも医師たちは告訴されてることを恐れ、治療より説明を重視する治療に(><)
その時、突然骨折したギタリストが運ばれてくる。
またギターが弾けるようになるか?
「大丈夫」だという進藤。
だが、それはもし治らなかったらどうするのか?
そう、今の医療、上げ足を取る患者たちばかり。
励ますつもりの言葉が、無責任だと、追及し、最終的に告訴すると言いだすのだ。
あ~ありそうな話。
まぁこれは医療に限らずだけど、販売でも似たような話はいくらでもあるもんね。
言いがかりに近いものとかさ。
だが現場はやはり待ってはくれない。
相変わらず救命は医者の犠牲の元成り立ってると言う花輪。
「うちの救命は崩壊しますよ。
スーパースター進藤先生のせいで」
そう言って眼科医に戻って行った丹原。
完璧な進藤には、自分以外のスタッフは使えない存在だと思っているだろうという丹原。
だがその進藤、やっぱ身体、何かあるよう。
採血の現場を見てしまった丹原。
一体何が!?
救命救急の現状。
オーバーワークの医者。
受け入れられない病院。
それを楓はなんとかしてやろうとたくみを受け入れただけ。
次の日、楓に会いにきた畑田。
なんと、告訴は取り下げるというのだ!!
救命の現実を知った今、2時間たらいまわしにされて、ようやく受け入れてくれたのが楓の病院だった。
結果は残念だったけど、楓は受け入れようとしてくれたのだ。
恨むべきは楓ではなく、こんな医療現場にしている厚生労働省。
楓もまた医療現場の犠牲者なだけ。
そう言って、澤井は遺族の怒りを癒してくれたよう。
「小島先生。
あの時、たくみを受け入れてくれて、ありがとうございました」
涙だったわぁ
ベタだけど、すごく説得力があった。
勝部さんの演技が光りました。
だが、それは澤井にすれば、楓に現実を突きつけたよう。
「ホットラインの受け入れ制限に協力を」
限界を超えた医師の疲労。
誠心誠意の治療も、これでは実を結べない。
でも逆に楓は畑田に許してもらったことで、また何か重いものを持ったようです。
その死を、受け入れて背負っていくことを決意するのだった。
ここで声を詰まらせて決意を述べる松嶋さんがまたいい演技でしたね
さて、前回から引っ張ってた進藤の薬の件ですが・・・。
アフリカ帰りの進藤が気にしていたのは、HIVの検査。
治療済みの注射針を誤って指に刺してしまった進藤。
完璧な進藤が何をしたのか?
貶めるために丹原は救命室のメンバーにその検査結果を知らせた丹原。
ちょっとやりすぎってか、大人のやることじゃないわな。
「俺も普通の人間だ。お前と同じ」
検査結果は・・・シロ。
丹原に強く注意した注射針はそのせいでもあったんだ。
苦手だと思っていた進藤の事。
それでも、今回の件で近くに感じられたという千夏。
「厳しい人よ。人よりも自分に。
やさしい人よ。自分よりも人に」
だがそこへ5人の救命要請が!!
3人なら受け入れられるという澤井に対し、楓もそのように伝えるも、そこへ丹原が!!
自分も救命の一人だと言う丹原。
「かけだしだけど」
ようやく進藤もひとりの人間だと救命室の皆も悟ったよう。
そして5人全員を受け入れると言う返答をする楓。
嬉しそうだね♪
最後に普通の格好してお礼に現れたバンドマンたちの話しも息抜き的でアクセントになり面白かったです(^^)
確かに病院向けじゃない音楽でしたけど。
あの歌詞はヤバイでしょ(^^;)
まだまだ問題は山積み。
それに根本的な医療現場の労働解決は難しいでしょうしね。
これから澤井の目指す医療と進藤のあり方がどうぶつかるのか?
澤井が思ったよりまともで、正しい人なだけに、余計に面白くなってきたかも。
次回は、山城が花輪が決断を迫られる!?
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