「俺は殺す・・・!!
生きるために-------------殺す!!」
最後の決着が気になっていた作品のひとつであるこのファントム。
うまい構成と引き込まれる話に毎回色々思わされましたもんね。
エレンと玲二の最後の決着を見守ろう!!
玲二は感情を捨て、サイスの人形たちと戦う。
そこへエレンも参戦。
高見の見物をするサイトと志賀。
どうやらこれは、サイスの願い通りのシナリオだったよう。
「さぁ、歌い踊るがいい。
私の作りし兵士たちよ。
互いに血を流し、命を奪いあう狂乱の世界で----------」
そして、サイスもまた仮面を被り、この宴に参加するのだった・・・。
敵の人数が把握できない状況。
命を狙う新たな人形たち。
でも、少なくともこれにインフェルノが関わらない事は明白。
「あの人は、不要なエキストラを舞台に上がらせない」
エレンの言葉だけに信ぴょう性があるよね。
「自分で幕を下ろす気か・・・」
「これが、最後の戦いよ---------」
自分が囮になり、エレンにサイスを探せと言う玲二。
そして・・・エレンはサイスの元へ。
「ようこそ、私の舞台へ」
エレンは照準をサイスに!!
「私は、あなたの舞台では踊らない!!」
そして、エレンはなんと銃を捨てたのだ!!
だが、それでもエレンはサイスを殺しに来たと宣言。
銃を捨てたのは、サイスがここでエレンを射殺するつもりがない事を予測しての行動。
まずは小手調べということで、人形たちとエレンを戦わせるサイス。
ナイフによる接近戦。
見ごたえありましたね~♪
流石エレン!!
追い詰められても、不意を突き、あっという間に形勢逆転!!
でも、投げられたナイフを宙でつかんで相手に投げ返すってのはやりすぎ(><)
ま、ファントムだから~♪
彼女たちの動きも趣向もエレンに与えられたものと同じ。
「あなたは私を作り出した時から・・・何も変わっていない!!」
一方ショベルカーまで出して派手なパフォーマンスを繰り広げる人形と戦う玲二。
額からにじむ血。
こちらは結構傷ついてるよう。
追い詰められた玲二は・・・キャルの持っていた懐中時計のオルゴールを鳴らし、敵の気をそらす作戦に!!
惑わされた彼女の背後に立ち、あっという間に仕留める玲二。
こちらは頭脳戦。
アクション、見せてくれるなぁ♪
でも、玲二は、最後までキャルに頼ってしまった事、悔いてるようで、すまないといい残し、礼拝堂を後にするのだった・・・。
そして、エレンは再度サイスに銃を向ける。
だが・・・なんとここにきてサイスは投降したのだ!!
えぇぇぇ
自分の意志で戦いを挑める玲二と違い、エレンは命令される事で人を殺していた。
だから、投降する者を撃つなど出来ないのだ。
そんな事をすれば、心が壊れるから・・・。
殺人の恐怖に囚われ、罪悪感に駆られる。
エレンの中の弱点。
そこを突いてくるサイス。
「お前には私が必要なのだから」
だが、今のエレンには守りたいものがあるのだ!!
「本当にあなたは愚かな人」
誰の心を見透かす事が出来ると本気で信じているサイスをそう嘲るエレン。
今の自分にはサイスを殺すことができるのだ!!
「あの人を傷つけたあなたを、私は許さない!!」
涙を浮かべ、銃を構えるエレン!!
そこへ傷をかばいながら玲二も到着。
だが、今はふたりの成り行きを見ている事しか出来ないよう。
「今の私にはあなたが殺せます、サイス=マスター」
例えこの先、記憶が戻らなくとも。
罪悪感に駆られ、追い続けられる事になったとしても。
「素晴らしいぞ、アイン」
「アインなんて呼ばないで!!私はエレン。
そう望まれ、そう生きる---------!!」
そして・・・雪が降り出した空。
天に向かって腕を伸ばしたサイス。
「ミューズ神の悪戯-------!!」
銃声が一発、響き渡るのだった・・・。
吹き飛ばされた仮面。
広がる血。
落ちた羽・・・。
「先に地獄へ行っていて。
あたしはもう少し、あの人と一緒に----------」
崩れ落ちそうになるエレンを背後から支えた玲二。
涙を流すエレンを腕の中に抱きとめる。
「行こう・・・エレン」
そして・・・サイスとファントムの報告を聞いたレイモンドは、自分たちにはやるべき事があると、どうやらひとまずは玲二たちの事を放っておく方向のよう。
ま、彼にすれば、邪魔なサイスを殺してくれたって話なのかもだし。
インフェルノに火の粉がかからなければOKってところですかね。
でも、もう少しインフェルノが巨大組織何だって処をアピールしてもらえてたら良かったかもと思いましたね。
後半は空気的存在でしたし。
そして学校は突然の旧校舎と礼拝堂での事件に大わらわ。
でも美緒だけは、足跡から旅立ったであろうふたりを見送る事に。
「行ってらっしゃい。玲二さん-----------」
そして6ヶ月後-----------。
バスに乗り旅をする玲二とエレン。
どうやらエレンの過去を探る旅をしているよう。
彼女の過去を探るのには、やはりサイスの経歴をたどるしかない。
ふたりの出会いは・・・香港。
どうやら施設で見つけたエレンを彼が引き取ったよう。
だが、その後、彼らの手掛かりはモンゴルで消えてしまったのだ。
そして・・・広大なモンゴルの草原の地にたどり着いたふたり。
「あなたがモンゴルの子なら、空を忘れるはずがない。
見上げてみれば、分かる」
そう教えてくれたおじいさん。
そして、見上げた空。
「もういいわ、ここまででいい。
この空に見覚えがある。それだけで、いい」
ここが彼女の故郷なんだろうね。
間違いだらけで、どの約束も果たせなかった玲二の人生。
その中で、たったひとつだけ、守りたい約束。
「本当の笑顔を取り戻す。
いつか、きっと------------」
「ここから先は必要ない。
何も見つからなくても、私にはあなたにもらった名前がある。
あなたと過ごした、記憶がある--------。
それだけで、生きていける」
だがその時、玲二の背後を通り過ぎた馬車。
聞こえた消音銃の音。
玲二は頬笑みながらエレンを見守る。
だが、次の瞬間、崩れ落ちる玲二の身体。
そして・・・振り向いたエレンは、
鮮やかな微笑みを浮かべるのだった-------------。
って、うわぁぁぁぁん(><)
最後が切なすぎる~~~!!
結局エレンの笑顔を見ないまま玲二は逝ってしまったって事なんだろうし・・・。
悲しすぎるっ!!
最後に落とされたなぁ。
悶々としそうなラストじゃん(><)
折角これからって時にさ。
まさかの展開に、思わず「え?」って呆然としちゃったよ。
うわぁ、ここまできたら、キレイにこのまま落ちるかと思ったのになぁ。
流石ファントム。
最後まで気を抜かせない展開でございました。
いやぁ、面白かった!!
キャラもそれぞれ魅力的で、何より引き込まれるお話とアクションシーン。
最後まで緊張感が持続した作品だったのではないかと思います。
2部に入ってからの学生生活は、危うさとはかなさの入り混じったもので、キャルの登場はとてもインパクトあったし、こうきたか~!!って話に関心させられたもんなぁ。
最後もこれからエレンはどうするのか?
色々考えさせられるラストだったかと。
良くできたシナリオでした。
これはオリジナルゲームが気になるかもね。
またこういうしっかりした作りの作品を見せてもらいたいものです。
半年間お世話になりました皆さま、ありがとうございました!!
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