◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆

陽毬の過去--------。



前回の勢いでもってってくれるのかと思えば、今回は陽毬ターン。

でも、相変わらず構成がうまい。


そう来たかと見せられているうちに晶馬の事情を忘れており、最後に思い出させられたよ（＾＾；）


これはこれで、すごく意味のある回だったね。






水族館へ遊びに来た3兄弟。

今回は1話の話の陽毬側の裏側的話ってことですか。



だが、そこでペンギンを見ていた陽毬は何かを感じる。


その時冠葉にかかってきた電話。
女からなのかとうんざり気味の晶馬。



買い物をしていたその時、ペンギンの視線を感じた陽毬はエレベーターに乗り込むそれを追って、一緒に乗り込んでしまう。


しかもそのエレベーター、なんとパネルがひっくり返り、地下何十階の案内表示が！！


どこへ行くのか？



3号ペンギンについて行ったその先にあったのは･･･いつもの図書館！？


そこで陽毬は借りていた本を返すことに。

･･･って、なんで今本を持っていたんだって話だよ。



そこで「カエル君　東京を救う」という本を探しているという陽毬。

検索してもらうも、そんなタイトルの本はないという。

だが、陽毬はこの図書館で見た覚えがあるのだ。


そこで、自力で探すことに。



3号ペンギンについていったその先、なにやらパズルのように動く扉が！！


音楽が歪み、鳩が空を飛ぶ。

そして･･･開かれた扉。



そこにあったのは---------膨大な数の本！！

ここも図書館？



「痺れるだろう。
いらっしゃい、どんな本をお探しですか？

ようこそ、中央図書館、空の穴分室へ-------------」



現れたのはピンクの髪の美青年！？


なんでも彼、眞俐はこの図書館の司書らしい。


そこで「カエル君」の本を探してもらうことにした陽毬。


ここは選ばれた人だけが入ることが出来るという、特別な中央図書館の分室だという眞俐。



そこから渡瀬が選んだ1冊の本。

「これがお探しのあなたの物語だ」



それは3人の女の子の物語。
陽毬の過去----------。



アイドルを目指す3人の少女が、オーディションに送る書類でもめていた。


陽毬はそこで3人の仲間のグループ名を、3人の名前の頭文字を取って「トリプルＨ」と名づけ、明日のオーディションのためのビデオ撮影を約束していた。


明日はおそろいのリボンを持ってくること。


だがその夜･･･母が買ってきてくれたリボンは･･似ているけど違うリボン。

ひかりとひばりと同じじゃなきゃ意味がない。

「お母さんの嘘つき」


今買ってきて。

そうダダをこねる陽毬。




だがその時、誤って陽毬が倒してしまった鏡。

陽毬を庇って、母がその鏡の破片を腕と顔に被ってしまったのだ！！



思ったより傷が深くて、顔には傷が残るという医者。

だが、母は笑って陽毬に怪我がなくてよかったというのだ。


陽毬はアイドルになるのだから、顔に傷なんか残ったら、自分を恨むところだったと。

大丈夫だと笑ってくれる母に、涙を流し、ゴメンネと謝り続ける陽毬。



次の日、本当の事を話し、リボンを用意できなかったと打ち明ける陽毬。


でも、その話を聞いたふたりは、親身になって話をきいてくれ、陽毬の母が早く元気に名ってほしいと、鯉の生き血を飲ませることにしたのだ！！


学校にいた鯉を捕まえ、その血を奪おうとしたその時、学校の先生に見つかってしまい、事情を話せない3人はそれぞれ自分がやり始めたことだと庇ってくれる。



親友達の心に感謝する陽毬。

「3人で運命共同体でしょ」


そう言ってくれた友人達。




だが･･･二人はダブルＨとしてデビューが決まってしまう。



そうか、毎回あの電車の中吊りで出てきていた女の子のキャラはこのＷＨに繋がってたのね。
なるほど～。


なんかすごく納得というか、そんな繋がりが！！的な発見だったねぇ。




その物語を今読み直したいと思ったのは何故か？

そう問う眞俐に、陽毬は言う。


もう終わったのだということを確認したかっただけ。

今もふたりを応援をしているという陽毬。


だが、それは本心か？

あんなことにならなければ、もしかしたら今頃は3人でトリプルＨとしてデビューできていたかもしれなかったのに・・・？



この図書館はその人が本当に読みたいと思うものを読ませてくれる図書館。


そこで眞俐が取り出してきたのは･･･あのクリスタルへ変身するためのペンギンの帽子！！


「これは運命の花嫁に捧げる花冠」

「誰の花嫁になるの？」

「その答えは運命の至る場所にある--------------」


そう言って、陽毬の頭に帽子をかぶせる眞俐。
クリスタルに変身する陽毬。

「答えは君が元の世界へ戻って、僕を必要としてくれたら教えてあげよう」



林檎にキスを仕掛けようとする眞俐。
陽毬はそれをかわし、唇に指を当て止める。


その時、タイムリミットになったよう。

足元が消え、落ちていく陽毬とペンギン。

忘れちゃダメだと、一緒に落とされたのは･･･赤い林檎。



その時、落ちていく感覚の中、陽毬が思い出した約束。


「運命の果実を一緒に食べよう」

「選んでくれてありがとう」

確かに自分には大切な運命の相手がいた。


それが誰だったのか？



目覚めたら･･･そこは自分の部屋。

夢を見ていたけれど、それがどんな夢だったかは覚えていないという陽毬。

だがその時かかってきた電話。



苹果からの電話で、なんと晶馬が車にはねられたという知らせが------------！！





え～！？
次回に持ち越し（＞＜）


うわぁ、晶馬ってば轢かれっぱなしっすか。

でも、それを忘れるくらいの陽毬側のお話にのめりこんじゃったわ。

面白かったなぁ。


こんな話がまだ隠されていたなんて。




さぁて、陽毬の運命の人とは誰なのか？

眞俐の存在もすっごく意味深だったし。
あの外見が好みだったし～♪

気になる次回。

果たして晶馬の命は！？




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