正義とは-----------!?
「過ぎた正義」解決編ですが・・・結末があまりに重くて、そして残念な結果だった。
倉田の救いはどこにあったんだろう。
それが最後の感想でしたね。
過去の事件の捜査で倉田と勝俣が一緒になった話。
例の、犯人の口に拳銃突っ込んで一人殺したら原則死刑っていうのがあった日。
署にかかってきた倉田の妻からの取り乱した電話。
なんと息子の英樹が人を殺したと---------。
そして、彼の人生は狂ってしまう。
英樹が人殺しなんかできるはずない。
そう庇う妻。
だが、人を殺してしまったのは事実。
しかもその復讐で、最愛の妻を殺された倉田。
そんな重い過去を背負った倉田。
だが、今、自分を追い詰めるために、彼は3人を殺したという姫川。
息子の英樹に自分の手でバツを与えるために・・・。
その英樹の出所が近いのだ。
だが、英樹は面会に応じてくれない。
時間はもうない。
だが、それでも葉山はそんな息子を殺そうとする親がいるなど信じられないという。
「親だって壊れる。親だから壊れる」
姫川の言葉が重い。
そして、姫川は英樹の担当弁護士の浅川に会いに行く。
すると、彩香は抵抗した跡がない彩香を殺したことで厳罰を求めたが、英樹は一切反論しなかったというのだ。
だが、倉田は息子が厳罰に処されるのを求めていると知り、英樹はそのバツを受けようとしたんだと思うと言う浅川。
つまり英樹は自分で罪をすべて受け入れようとしたという話か。
そこで、家に戻った姫川は母に問う。
「お父さんってさぁ、私の事殺したいって思ったことあるかな」
あんなことがあって、自慢の娘じゃなくなった。
母親もいなくなればと思ったことがあるのではないのか?
だが、これは答えを求めていない質問だったようで。
姫川は無償の愛など信じてないからだ。
翌日、ついに来週、英樹が出所することが決まる。
菊田は最初それを内緒にしようとしたのだが、調度姫川にそれを聞かれてしまう。
すぐさま倉田の元へ向かう姫川。
彼は今警備員をしているよう。
彼が、殺された3人は再犯の可能性があるということで、正義に基づいて3人を殺害した・・・。
「正義?バカなことを言うな。
殺しに正義も くそもあるか。
あるのは選択だ。
殺すという方法をとるのか、とらないのかそれだけだ」
そして、殺すという手段を取ってしまった息子には、死を持ってあがなえというわけか・・・。
「殺意が危険なのはそれを犯してしまった人間に限ったことじゃない。
でも、大半の人間がその殺意を抑え込んで生きてる。
少なくとも私はそうです。
だから私は、あえて刑事としてあなたと違った結論を見つけたい。
英樹君は、私がどんなことをしても守ります必ず」
そう倉田に宣言する姫川。
そして、英樹を殺させないために、犯人を倉田と特定したので、もう一度この件を洗わせてほしいと係長に願い出る姫川。
すると、1日だけ猶予をくれた今泉。
何も言わなくても、自ら立ち上がった菊田たち。
「このヤマ、絶対に取るわよ」
葉山もまだ姫川のような女性が現場にいることを認めたわけではないのだが、係長を動かした執念を買ったよう。
その言葉だけでも嬉しそうな菊田。
だが---------聞き込み調査をして不審者の割り出しをしても、決定的な証拠が出てこないのだ。
そこで、今泉は姫川を飲みに連れ出す。
倉田がクロだという姫川に、今泉は分からないと答える。
「もしかしたら、倉田 修二は加害者の父親という立場よりも、被害者遺族の側に立つことを選んだのかもしれません」
だから、息子を殺す側に回ったのだと。
そして、
それが出来たら倉田は自分も死ぬつもりなのだ。
姫川は、母親の遺言を伝えたいからあって欲しいと、再度英樹に頼む。
そこでようやく対面が果たされ、母は英樹の事を最後まで信じていたと告げるのだが・・・。
英樹はそんなことはどうだっていいと話を切り上げてしまったのだ。
倉田を助けたいと叫んでも・・・英樹の心は動かすことは出来なかったよう。
そこで、今度は被害者の彩香の家に行き、母親から話を聞くことに。
すると、彩香の荷物の中から発見された携帯から、英樹と一緒に笑顔で写る彩香の写真が待ちうけにされて出てくる。
母親が見せてくれた着信履歴には・・・石澤という男性から着信が何度も入っていたのだ。
この男、
どうやら彩香の父親の会社の社長の息子だったという。
会社の親睦会の手伝いに行っていた彩香を見て気に入ったようで、それからしつこく付きまとっていたというのだ。
彩香が友人にあてたメールには、付き合わなければ、父をクビにすると脅していたというのだ。
そのメールを送られた友人も、石澤がストーカーまがいの事をしていたと証言。
あの事件の前。
彩香はいつもビクビクしていたというのだ。
姫川も思い出す、あの事件・・・。
しかも、英樹は彩香を大切にしていた。
彩香も英樹が大好きだったと、その友人は証言。
だが、残念ながらやはり被害者と倉田の接点が見つからない。
しかも英樹の出所が早まったと知らせが。
そこで石澤の件を調べろと指示を出し、英樹の元へ向かう姫川。
だが、そこには倉田が迎えに来ていたのだ。
初めて倉田が曲がった角。
「信じていいんですよね?」
そして、倉田に英樹を託した姫川。
そこへ石澤が彩香のストーカーを認め、更に暴行したことを認めたと菊田から電話が。
実家へ戻った倉田親子。
だが、英樹は倉田に問う。
「父さんは僕に、死んで欲しいんでしょ・・・」
そして、石澤の事を尋ねようと姫川は倉田家へ。
だが------------そこには
首を吊った英樹の姿が!!
倉田が殺したのか?
自分はやってないという倉田。
だが、英樹の決意をわかっていてとめなかったのは事実。
「満足ですか?
命を奪ったら命で返すあなたの信念が全うされて。
あなたは英樹君の事件を調べたんですか?」
そして、石澤の話を聞かせる姫川。
英樹と彩香の最後のやり取りは分からない。
だが、
彩香が殺してくれと望んだから、英樹は殺したのではないか------。
ふたりとも、たった一度の間違いを正すには、死ぬしかないと思い込んだ。
正義感の強い倉田に育てられたのだから。
「たった一度間違いを犯したら終わり。
そんな強い価値観を持ってたんでしょう。
だけど、人は、どんな痛みも間違いも背負って生きていってこそ、その先にある何かにたどりつけるんじゃないんでしょうか」
その言葉に力が抜け、這い蹲って涙を流す倉田。
そこへようやく鑑識が。
姫川は最後に倉田に囁く。
「早く楽になろうなんてしないでくださいね。
苦しんで、苦しんでからからになるまで苦しみ抜いてから死んでもらわないと辻褄が合いませんから」
おお、怖っ(><)
これも半分脅迫じゃん。
勝俣は、これは貸しだと再度念押し。
それでも姫川は思う。
「どんな間違いを犯しても必ず やり直すことができる私は そんな人の力を信じてる----------」
結局英樹を死なせてしまったことは姫川の失態だろう。
これは勝俣に指摘された通り「犬死」させた形。
そこはちゃんと反省してもらいたいなぁ。
でも、倉田ほどの人が、何故彩香側の交友関係とか調べなかったんだろう。
息子が何故そんな行動を起こしたのか?
その原因に少しでも気を遣っていれば・・・こんな事態にならなくて済んだだろうに。
結局息子を信じ切れなかった父親の失態って話か。
残念な結果に、ちょっと今回は救いがなかったなぁと。
最後の姫川の倉田にかけた言葉も、彼を助ける・・・事は出来てないんじゃ?
まぁ、生きて罪を償えって話だな。
彩香のように死ねたら・・・姫川もあの時ならそう思えただろう。
だが、今はその過去を背負って、それでも生きてるのだ。
痛みが分かるからこそ、被害者の気持ちが分かるのだろう。
今回はちょっと重い話だったので、こういうのもキライじゃないけど、救いがないのがなぁ・・・。
次回のお話はまたお見事と言えるような内容だといいなぁ。
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