◆◇黒衣の貴婦人の徒然日記◇◆

「お前の家はここだ」



父の遺言。



･･･今回は泣けた。

けど、泣かせようという流れが見えすぎて、ふと、なんで私は泣いているんだと気づかされてしまうのが残念だったわ。

やっぱさぁ、泣けっていうのが見えすぎの演出はあかんだろう。

それがこのドラマには多いんだよなぁ。
そこだよ。





ようやく井原家に戻って来た健人。


だが、その日、洗濯物を出そうとした健人の荷物の中から脳外科で処方された薬を発見してしまった真人。




そのことを問い詰めに優樹の元へ向かった真人。

だが、自分からは言えないから、健人本人に聞けと言われてしまう。




そこで、覚悟を決め、健人に大事な話があると誘った真人。

だが、逃げてるのは見え見えな健人の態度。


まぁ、こりゃ仕方ないか。


でも、真人が真面目に話を聞こうとすると、流石にもうごまかしは無理だと観念したか、できるだけ軽く、脳に腫瘍が出来ていると正直に答える健人。



現代の医学では、手術も無理なようで、健人の若さでは進行は早いよう。


だから･･･医者曰く、今はもう、その時をどう迎えるか、の段階なのだそう。



色んな症状が出てはいるけれど、晴香たちにはまだ黙っていて欲しいという健人。



「知られるまでは、今のままの兄貴でいられるだろう。

それに、死ぬまで葬儀屋ちゃんとやりたいんだよね。
親父の遺言通り、あの家が俺の家だから。

ごめんな、真人」


悔しさを押さえきれない真人は、人目もはばからず泣き出してしまう。

そんな真人の頭を撫でる健人。



あぁ。
ついに健人の病を知るところになってしまったか。


この山Pのなんとも言えず悔しそうな、でもどうしたらいいのか分からないって表情がすごくよかった。

ここは純粋に涙を誘われたわ。



その頃、白骨遺体が発見される。


６年前に行方不明で届出があったけれど、事件性がないと言うことで処理された、大林という女性のもの。


だが、捜査を進めると、この女性の手紙を、優樹の祖父が持っているというのだ。



長峰はどう優樹に切り出そうか迷う。

でも、優樹は優樹で、今は真人に健人の事を黙っていた罪悪感があるようで･･･。


長峰が結婚して、子供が出来たということで、お祝いに飲みに行くことになるのだが、あっという間にぐでんぐでんになってしまう。

そこで、真人を呼び出した長峰。



だが、しばらくすると、長峰が用事が出来たと帰ってしまう。

結局潰れた優樹を送っていくことになる真人。




そこで、流れ星に何を願ったかという話から、祖父が安らかでありますようにと祈ったと話してくれる優樹。



元刑事だったという、車椅子に乗っていた祖父。

だが、優樹はそのガードをかけるのを忘れてしまい、祖父はホームから落ちてなくなってしまったよう。


自分のせいで･･･ずっと自分を責めていた優樹。


それがふたりが最初に出会ったあのホームだったのか。



仲間との話し合いを優先し、祖母の３回忌に来なかった祖父。

そこで「おじいちゃんなんか大嫌い」そう言って喧嘩をしてしまった優樹。

最後に覚えているのは、悲しそうな顔。

酷いことを言ったと、それがずっと後悔になっているのだ。



そして、優樹が見せてくれた祖父と一緒の写真。

だが、そこに写っていたいたのは--------。



「岩田さん！？」


ええぇぇぇ！？

そういう繋がりだったのかよっ（＞＜）



でも、言っていい冗談とそうじゃない冗談があると優樹は怒ってしまう。



その夜、現れた岩田に確認をすると･･･違うよと一言。




そこへ長峰から電話がかかってくる。

今日はありがとうと言って、また飲もうと言ってくれた長峰。


だが---------その瞬間、長峰は何者かに殺されてしまったのだ！！



切れてしまった電話。



そして翌日----------遺体で発見された長峰。


何故、一体誰が。


誰に呼び出されて、どこへ行ったか、もっとちゃんと聞いておけばよかったと後悔する真人。


だがそこで、葬儀屋として、ちゃんと長峰を送ってやろうと真人を励まそうとしたその時、健人は倒れてしまったのだ。

休めと心配する真人。


真人的にも、いよいよ健人の病気が現実だと実感した瞬間だったろう。




優樹も無念で仕方ない。



残された奥さんは･･･まだ結婚したばかりで「奥さん」と言われるのも慣れていない状況。


おなかの赤ちゃんのために優樹の買った赤ちゃん用の靴を大喜びしていた長峰。

エコー写真を嬉しそうに見せて、父親になるから、健康第一だって、大好きなトンカツも控えて、赤ちゃんの誕生の願掛けしていた彼。


もっと優しい言葉をかけてあげればよかったと、長峰の頭をなでる奥さん。


悔しさをかみ締め、必ず犯人は逮捕するからと約束する優樹。




長峰の大好きだったトンカツを真人と優樹は食べて、まずは二人で長峰を弔うことに。

涙を流して「おいしい」とトンカツを頬張るふたり。




そして･･･葬儀の場で優樹はうまく話せそうにないと前置きし、話し出す。


「私は今、心から刑事でよかったと思います」

それは、犯人を逮捕できるから。


これ以上ここにいる大切な人たちが苦しまなくていいようにと長峰がそう言っているだろうから。

必ず犯人を逮捕すると霊廟の前で誓う優樹。



そして、奥さんはそんな優樹に感謝をし、霊柩車が、同僚の警察官たちが一斉に敬礼する中、旅立っていくのだった･･･。




その夕方。

真人の前に現れた岩田は、長峰がどんな事件を追っていた尋ねてきたのだ。


6年前に行方不明になった白骨化した遺体が見つかったと、事件経過をネットで調べて教えてあげる真人。


それをなにやら険しい表情で聞いていた岩田は、「追っていた」と言い出したのだ！！



そう。
彼は元刑事。

岩田はやっぱり優樹のおじいちゃんなのか？

もう一度問う真人。
すると･･･。

「そうだ」


そう答えた岩田。


では本当に死んでるのか？

混乱した真人が顔をあげた所･･･そこにはもう誰もいなかったのだ！！



「ウソ･･･」






さぁて。
この白骨化死体の謎は、岩田とどう関係しているのか？

まずはこの白骨化した大林の手紙がどこにあるかって話だよな。

岩田が妻の異3回忌に行けなかった理由もここにあるんだろう。



そして、どんどん進行していく健人の病。

次回は、ここに来て健人の実の母が登場！？




ラストはどうなるのか。


読めるようで読めない内容になるのか･･･。



今回の長峰の話もかなり強引な展開に見えて、伏線をもっと前に張ったりしてたら、もっと長峰のキャラも立っただろうに。



う～ん。
でも、やっぱり泣いて頂戴な、やりすぎ演出はもういいので、さらりと深い内容にしてもらえたらなぁって思います。





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