恋と夢と-----------。
スカイツリー定家って・・・どんな罰ゲーム(><)
かと思いきや、これは比喩だったわけで。
勅撰和歌集
古今和歌集
いわゆる歌のアンソロジーって所だよね。
その選出者であるふたりの人物。
紀貫之(ウイング~♪)を東京タワーに例えての紹介で、なるほどとこの仕掛けが分かったわけで。
さて、
先日この原作の1巻を読みました。
原作はわりとショートストーリーな感じで、それをよくもここまで膨らませてくれたのかという感想でした。
前回の陽成院の話なんて業平は出てきませんし。
アニメにしてくれたことで、より深く丁寧な解釈が入ったという所でしょうか。
なので、これもまたアニメにして正解だった作品だと言えるでしょうね(^^)
今回は
紀貫之の代の話。
喜撰法師の話を聞かせて欲しいと、山奥へやってきた貫之。
和歌集の編集を頼まれた貫之は、序文に6人の歌人を選出したよう。
だがそれは喜撰法師以外はすでに故人で、争いに負けた霊を収めるため、そのゆかりの者を選んだ選出だったよう。
怒りの喜撰法師ですが、貫之にすれば、優れた歌人であるからこその選出だったよう。
そこでまず喜撰法師からそのうちのひとりである良岑宗貞の話を聞くことに。
宗貞と幼馴染みの小野良実の娘・吉子。
彼女は絶世の美女と呼ばれ、宮中でも通い続ける男があまたいたよう。
だが、吉子は自分が欲しければ
「百夜通え」とつれない態度のようで。
傲慢だと言う、賭けに負けた男達は酷い噂を流しているようなのだが、その賭けにチャレンジする者も多いよう。
そんな吉子を妹のように思っていた宗貞。
だが、どうやら父はそんな娘を入内させようと狙っているとの噂が。
吉子が帝の妃に!?
そこで焦りを感じ、ようやく自分の心に気づいた宗貞は、久しぶりに彼女に会いに行くことに。
幸せになりたいから条件を出しただけだという吉子。
そんな彼女に己の心を告げ、まさに宣戦布告の宗貞。
兄妹のように育ったから、今まで気づかずにいた。
「私はあなたを愛している」
そう言って御簾を上げようとする宗貞。
それに反発する吉子。
やっぱり百夜通いをしなければ許してくれないようで(^^;)
そこで、必ず百夜通う宣言する宗貞。
吉子もまた頬を染めてそんな兄を受け入れたか・・・に思えたのだが。
彼女の条件はひとつ。
もし結婚したら宮仕えさせて許して欲しいというのだ!!
御所への参内が夢だという吉子。
自分を高めたいと、夢を語る吉子に、それは薦めないという宗貞。
技量よしの吉子を、他の男が放っておくはずがない。
それに、もし帝が彼女を知れば・・・。
自分の世界だけでなく、視野を広げたい。
その想いを語る吉子。
だが、苦労は目に見えている。
そんなことは許せない宗貞。
それでも、彼女は待っているだけの人生はいやなのだ。
「私が自分の力でしあわせになりたいのよ!!」
宗貞が、守ってもらうだけの女を望んでいる事を知って悲しかったと訴える吉子。
「どうしてそれが分からないのよ!!」
流石にこの負けん気なら、宮中でもやっていけるのだろう。
だが、宮中は誘惑が多すぎる。
無駄に手放すなら、いっそ入内してもらった方がマシだと考える宗貞。
そして・・・
いよいよ運命の百夜目。
狙ったような大雨。
それでもきっと話は平行線上なのだろうことを予測し、大きなため息の宗貞。
この恋は報われるか?
だが吉子の屋敷に向かう車の中、増水した川を渡ろうとした所、橋が急に崩落してしまったのだ!!
知らせを受け、自分も探しに行くと、屋敷を飛び出そうとする吉子。
だがその時-------吉子の行く手を遮ったのは・・・宗貞。
生きていてくれた!!
自分の無茶な要求のせいでこんな危険な目にあわせてしまったと、泣きじゃくって宗貞に抱きつく吉子。
久方ぶりの御簾越しでない顔を見て、喜ぶ宗貞。
泣き顔は変だったけど・・・それでも美しいと、キスを仕掛けようとしたのだが・・・。
触れる寸前のところで吉子に口を両手でふさがれてしまったのだ!!
「ごめんなさい」
百夜じゃ想いは伝わらなかったのか?
否、吉子も宗貞のことが好きなのだ。
でも、
それ以上にどうしても諦めきれない夢があるのだ!!
今夜は来なかったことにして欲しいと言う吉子に、それは出来ないと言う宗貞。
押し倒し、着物を脱がせようとした宗貞だが・・・。
吉子の決意を読み取り、分かったと、その心を汲んでやることに。
そして---------
99夜で終わったという結果になった宗貞の百夜通い。
宮中で舞いを披露する吉子は美しく、誰の目にも映っていた。
もう二度とこうして目にすることはないのかもしれない。
「あまつ風 雲のかよひ路 ふきとぢよ
をとめの姿 しばしとどめむ」
切ない恋心よねぇ。
天女が帰る路を留めて欲しい。
「君に幸あらんことを--------」
そして、入内し、更衣となった吉子。
彼女こそ、後の小野小町------------。
そんな過去があったのねって事で、また美しいお話を見せてくれたなぁ♪
素晴らしい。
オチもキレイで、本当いいわぁ。
夕夜さんのこのトーンのお声はやっぱ好きだ(>▽<)
(1番好きなのはシュタイン博士だけどね)
めちゃかっけぇ宗貞でございました。
綾ちゃんの吉子も可愛かったし♪
報われない恋だからこそ、心に残るって話なんだろうね。
やっぱ和歌は奥が深い。
超訳バンザイっす♪
次回もまた業平登場~!!
色男っぷりを堪能させてもらいます♪
アニメ・ドラマ感想ブログ ←よろしければ、ポチっとお願いいたします♪
2011年8月発売CD【応募券付♪】超訳百人一首 うた恋い。 ドラマCD
【23%OFF!】超訳百人一首 うた恋い。 一 (完全生産限定版)(DVD)(発売日お届け)
第1話 第2話
楽天ブログではTB受付出来ませんので、TBは下記2ndブログにお願いいたします。
送信確認・TB一覧は下のタイトルでリンクしております
<トラックバックURL> http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/84788e405951db3959f4c3fbdd0757c5/ac