本物の友情とは------------!?
あまりに久しぶりすぎて、前がどんな話だったっけ?状態になってしまった「トッカン」
まぁ、前回確かに白川の話がきっちりカタがついたから、余計に終わったって感じがしたもんね(^^)
さて、今度人事異動で宝町税務署に新しい徴収官がやってくる。
今回はまぁ、顔見世の伏線だけだった彼女・錨。
夫は商社マンで、仕事も出来て美人。
なんだか勝ち組の彼女に対し、不機嫌な木絹子。
そこへトッカン扱いでやってきた徴収の案件は・・・。
父親から受け継いだマンションを売った際の譲渡相続税を500万ほど滞納していたのいだ。
なんと、今度の滞納者は、木絹子の高校時代の同級生。
高校時代は、プロのヴァイオリニストを目指していたという彼女・桑原演美。
結局その夢は諦めて音楽教師になった彼女。
そこで今回の案件、どうしても関わりたいと、自ら鏡トッカンに申し出る木絹子。
まずは友人として、Sをする前に事情を聞きたいと言い出す。
そして、鈴宮を同伴させ、食事をして話を聞くことにした木絹子。
彼女にとってそれは何ものにもかえがたい宝物。
高校時代から愛用している名器・ポスティリオーネ。
1千万以上の価値があるヴァイオリンを、今でも大切にしているような明るいステキな女性。
川瀬というヴァイオリニストが持っているのは1億もするようなヴァイオリンなんだそう。
でも、それはお金に変えられないものなのだ。
なのに何故そんな女性が滞納を?
相続したマンションは2000万ほどで売れたはず。
更には彼女は私学共済で500万も借り入れていたのだ。
給料が入ったら必ず返すと、分納を申し出る演美。
鈴宮も、なんとそれを認めてもらおうとするのだが・・・。
鏡曰く「ぬるい!!」
そこで、木絹子が演美の後をつけてみると・・・どうやら男性と待ち合わせだったよう。
そして、彼にお金を渡していたのだ!!
翌日、鏡と同伴し、演美から話を聞くと・・・。
どうやら相手の男性・中西とは結婚の約束をしており、ヴァイオリン教室を開く資金と言うことで、3000万ほどかしているというのだ!!
講師のヘッドハンティングや、テナント料などと言って、全て彼女が立て替えていたよう。
・・・こりゃ完全に騙されてるなぁ。
それでも、中西を信じたいと思ったのだろう。
結婚するのだからと・・・。
だが、鏡は容赦なく彼女のヴァイオリンを差し押さえたのだ!!
必死にこれだけはと訴える演美だったが・・・木絹子は仕事は仕事だと割り切る。
「私は徴収官なのよ」
これは心を痛める言葉だろう。
親友でも、滞納者からはお金を徴収しなければならないのが自分たちの仕事なのだから。
たとえ憎まれても・・・。
そして自分が羨ましかったから、こんなことをするのだろうと、木絹子を罵る演美。
「あんたなんか友達でも何でもない!
もう二度と顔なんか見たくないわよ!」
これで二人の友情にはヒビが・・・となってしまったようで。
そんな状況を放っておけない鈴宮。
「どんな形であれ、友達を失うのは辛いです」
自分がそうだったから。
では、どうすればよかったのか?
嫌われるのが徴収官の仕事。
こうするしかないと、自分の中で、決着を着けた形にした木絹子。
それに鏡は、あえてヴァイオリンを差し押さえたのだ。
「物は金で買えるかもしれないが、職は金で買えないんだ」
なるほど。
給料を徴収したら、その噂や事実で彼女が職を失う可能性もあるんだよな。
ちゃんと救済場所は置いておいてくれたんだ、トッカンめ♪
で、なんと鈴宮は南部に相談!?
あらら。
なんだかんだいいながら一緒に飲むんだ。
・・・本当鈴宮も友達いないよね(^^;)
そこで南部はヴァイオリン教室にお金を使ってないって証明したらいいとアドバイス。
それか、面と向かって「騙されてる」と言ってやるのが本当の友人だと。
でも、そんなこと言えないよなぁ。
いえたら悩まないって。
玉砕覚悟だよね、これじゃぁ。
それでもやっぱり放っておけなかった鈴宮は、おせっかいかもと言いながら、ヴァイオリン教室について調べてみようと木絹子に助言。
ようやく木絹子もその話に乗って、中西のこの1年の金の流出を調べることに!!
調べを進めると、どうやら中西には借金があったらしく、従業員への支払いも滞りがちだったよう。
大見得っぱり。
「税金は人の心を写す鏡だ」
鏡もそんなふたりに差し入れしてまでアドバイス~♪
更に金の流出先に問い合わせすると・・・なんと、中西はレコーディングスタジオを作るつもりだったよう。
その前金として500万も入金していたのだ。
一体何のために?
すると担当者曰く「奥様のため」
そう、中西は結婚していたのだ!!
どうやら同時期に、演子も中西の結婚話を知ってしまったよう。
すぐに彼に電話をかけると・・・結婚しようと思ったこともあっただって(><)
なんじゃその誠意の見えない開き直りの言い訳は!!
最悪(><)
で、都合が悪くなったとみたか、今は何を言っても信じられないだろうから、距離を置こうだって。
逃げる気満々じゃん。
これって、次に電話をかけたら、電話番号は使われておりませんなんだぜ、きっと。
そして、すぐさま演子に会いに学校へ行く木絹子。
だが、なんと彼女は既に退職願を出した後だったよう。
「学校にこれ以上迷惑をかけたくない」と言って学校をやめたというのだ!!
すぐさま家に駆けつけると、そこには、ガス自殺しようとしていた演美が!!
なんとか助かった演美が目を覚ますと・・・ベッドの脇には、木絹子がいたのだ。
思わずごめんと謝罪し、泣き出してしまう演子。
そんな彼女を抱きしめ、あなたは悪くないといい続けた木絹子。
このまま全てを失ったままでいいのか?
演美の為にも、なんとか中西に一撃を食らわせたい木絹子たち。
そう、演美にはすでにお金はない。
だが・・・中西なら持っている。
「払わしてやる」
そう言って、にやりと笑みを浮かべた鏡。
鏡トッカンが笑ったぁぁぁ!!
実にイヤそうな表情をした鈴宮に笑ったわ(^^)
ナイスだ真央ちゃん♪
そして3人は中西の店に乗り込む。
これは第二次納税義務。
滞納者が財産を無償 または著しく低い対価による譲渡、もしくは債務免除などを行うことにより、第三者に利益を与えたため、国が滞納者の税金を徴収することができない場合には、第三者に第二次納税義務を課すことができる。
つまり演子のお金を受け取っていた中西にはこの滞納金を払う義務があるということなのだそう。
その証拠は------演美の日記!!
いつ中西と会って、いくら貸したか。
それが詳細に書かれていたその日記。
そして、その金が入った日と、中西の預金の入金があった日が一致したよう。
それでも、納税するのはたかだか600万だと言い出す中西。
中西の妻は有名なヴァイオリニスト・・・あの1億のヴァイオリンの持ち主だったのだ!!
彼女にとってこんな金額ははした金とでも言いたいのか。
そんな反省の色が全くない中西に、木絹子は容赦なく告げる。
「最初は演美のお金を騙し取るつもりはなかったかもしれない。
ただ、立派な奥さんへの嫉妬から浮気でもしたかったのかもしれない。
プロになれなかった演美との浮気は楽しかった?
思う存分見えを張れて、気分が良かったでしょ。
それをいいことに、あなたは演美の夢につけ込んでお金を騙し取った」
空っぽの中西の中を埋めるために利用された演子。
「あなたはお金で演美を殺そうとしたのよ」
命は助かったけれど、もう彼女には何も残されていないのだ。
仕事もやめてしまったし・・・。
流石にそこまでは・・・と動揺する中西。
でも、騙そうと思った時点でこいつはアウトだわ。
結婚してるのにって言うのが遊びな証拠だし。
それでも、それでも演子は中西を愛していたのだ。
「あなたを信じてたんです!!
信じたかったんです!!」
呆然となる中西に、鈴宮は最後に印籠を渡す。
「あなたは演美さんからお金じゃ買えないものまで奪ったんです」
そして・・・差し押さえをしていたヴァイオリンは無事演美の元へ。
でも、残ったのはこのヴァイオリンだけ。
「そんなことないです。
演美さんには、最後まで友人が残ってたじゃないですか」
そんな風に言ってくれる鈴宮に、木絹子は深いため息をつく。
「腐れ縁かな。
理屈じゃないのよね、女同士って」
その時、アパートから聞こえてきたヴァイオリンの音。
どうやら演子はまた、音楽を選ぶことにしたようで(^^)
そして・・・鈴宮は、芽夢の働く店に。
ぎこちない再会。
伊達めがねをやめた鈴宮に、あの時は壊してごめんと謝罪する芽夢。
「装うの、もうやめた」
すると、芽夢もまた装っていたことを認めたのだ。
だが、鈴宮に話をしていたことは事実だった。
夢のこと、会社の事。
「装うの やめたかった。
ねぇ、今度スィーツ行かない?」
ずうずうしいよいねと言いながら、でも、芽夢もまた、鈴宮と友達になりたかったのは事実だったよう。
もう一度最初から。
そして、店の品物を買おうかと言い出した鈴宮。
「深樹」
あの頃と同じように名前で呼んだ芽夢。
ふたりは思わず顔を見合わせ、噴出してしまうのだった--------。
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第4話
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