診療所を閉じる----------!!
本当は倉木だって閉鎖はいいと思ってはいない。
だが、現状を考えれば、やむをえないのだ!!
速水はその沢口と会議での診療所の閉鎖を反対するために下山することに。
突然の速水の下山を緊急の呼び出しかと思った小山。
そこで倉木は閉鎖の事実を話し、小山に頭を下げる。
最初こそ驚いた小山だが、すでに30年もこの山の医療を守ってきたのは倉木なのだ。
感謝こそすれ恨むなど小山の中にはないよう。
だが・・・今日も診療所を利用した人が、診療所がある山をルートに選んでよかったと感謝してくれたのだ。
迷う倉木。
そこで高井に連絡をつけ、代わりの医師を派遣して欲しいと頼むことに。
こりゃ倉木も動くか~?
その頃、下山途中で水分補給をしていた速水に声をかけてきた人物が。
なんと遥!!
「私も一緒に行きます」
何か手伝いたいという遥。
そんな遥に笑顔を見せてよろしくお願いしますという速水だった・・・。
いやぁ、すっかり丸くなっちゃって~♪
あかりと落ち合う遥。
そこではやはりもう山の診療所は閉鎖方向で動いていることを知らされるばかり。
でも、それを速水と遥は止めるつもりで下山してきた。
看護師として・・・。
そういわれて、はにかむ遥だった。
看護師と言われて嬉しかったのかなぁ。
それとも速水と同じって言われたこと?
一方速水は母のお墓参りへ。
そこで光香と偶然再会することに。
下山するなら連絡が欲しかったと言う光香はどうやら山の診療所の閉鎖の事を何も知らないよう。
そこですでに覚悟を決めた速水は、単刀直入に沢口に話をつけることに。
だが、速水はすでに10月からはドイツへ行くことが決まっている。
だから何も心配しないでいいと言う。
それにすでに根回しは済んでいるから、次の理事会で承認されることは確定済みのよう。
だが、速水はそれでも30年前の事件の話を聞かせ、その時の気持ちを忘れたのかと責める。
「ひと夏関わったぐらいで
分かったようなことを言うな!」
これは速水にはキツイ一言だな。
「10年後、1万人の命を救うことができるかもしれないんだ。
君のお母さんの命を奪ったあの病気からも、救うことができるようになるんだ。
それに比べて、山の診療所でいったいいくつの命を救うことができる?
医師として君がやるべきことはどっちだ?」
だが沢口の質問に
「どちらもです」と答える速水。
沢口の言っていることは正論。
だが、ひとつの命を救うことも、1万人も同じ命。
そこへなんと倉木が!!
今更意見を変えるのではないが、この問題を医師だけで決めていいのか。
看護師や病院の運営に欠かせない人たちの意見は?
「臨時総会を開かないか」
すべての関係者の意見を反映させたい。
そう提案する倉木。
沢口はその案を了承。
仕事速いっ!!
総会の決定は絶対に従え。
二度と輪を乱すなと警告するも、これでひとまず一石を投じたのは事実。
山のみんなももちろん大喜び。
そしてあかりと遥、速水で何か出来ないか、会議をすることに。
遥は山の診療書に届いた感謝の手紙を、お守り代わりに持ってきていたよう。
その手紙の主に、山の診療所存続の嘆願署名をしてもらってはどうか?
そして3人でその署名を集めることに。
・・・って速見もあかりも仕事は~!?
って突っ込んじゃダメ?
だが遥の元へ野村からメールが届く。
意を決して野村に会うことにした遥。
自分たちは話し合いをすれば絶対分かり合えると思ってる野村。
だがそんな野村に容赦なく結婚は出来ないと断言する遥。
では、仕事も結婚もやめてどうするのか?
「看護師はやめない」
一度はやめようと思った。
でも、それは逃げようとしていただけ。
あの子の事を忘れないためにも、一生看護師を続けなければならないと悟った遥。
それでも野村はまだ自分の病院で復帰すれば、結婚の話も・・・とか思ってるようで。
諦め悪い男やなぁ。
ってか、なんでそこまで遥にこだわるのかがよく分からないんですが。
だって今や病院の経営者でしょ?
なのに妻にする相手はそれなりじゃないとかっこ付かないんじゃないのか?
彼なりに遥を愛しているって話?
でも、体裁だけで、自分が振られるのが納得いかないって感じもしないでもないし。
「今までありがとう。
さようなら」
今度こそ別れを告げ、野村の元を去って行く遥。
一方、速水が次に訪れようとしたのは・・・。
山の診療所で速水が始めて大手術をして助けた岡村の元。
だが、どうやら彼の家、わけアリなのか、夜逃げ同然という感じで引っ越していったという。
そして、ついにやってきた臨時総会。
高井は、奥さんとの関係が悪くなっても、速水に一票を投じるといってくれる。
山の連中は皆、結果が心配でたまらない。
でも、それより体調を隠している小山の事が気になる。
総会の開催にあたって倉木が医療の現状と、山の診療所の必要性を訴えるのだが・・・。
優先順位を考え、今は閉鎖すべきだと訴える沢口。
「どうかこの明慶大学附属病院で働く皆さんも、一緒に考えていただきたい。
我々がよりよい環境で医療に従事するには、 今何を選択すべきかを」
沢口の言葉はかなり説得力がある。
これはかなり厳しい戦いになるだろう。
その頃、ロビーで結果を待っていた遥に声をかけてきたのは・・・なんと岡村!!
どうやら彼は今も仕事が見つからず借金も減らないので、家を差し押さえられてしまったよう。
それでも彼は笑って遥に話を聞かせる。
「でもね、僕、今幸せなんです。
家族との時間が増えて、家族もみんなで僕のことを支えてくれて。
なんていうのかな、人生で今が一番幸せだと思ってます。
命があれば、命さえあれば、どんなことにでも立ち向かえる。
僕は今、もう一度家族のために頑張ろうって思ってます。
それも、あのとき皆さんに命を助けていただけたからです。
本当にありがとうございました」
感謝の言葉を述べ、頭を下げる岡村。
その頃、診療所閉鎖に反対の速水の答弁が始まることに-------!!
沢口の答弁をすべて認め、正論だという
昔は不治の病だと思われた病も、今では治癒できる病気になった。
何故か?
「諦めなかったからです。
医療者たちが諦めなかったからです。
命は決して諦めてはいけません」
山を訪れた人の命を救いたいと切々と訴える速水。
諦めるなと!!
だが・・・看護師が意見する。
では自分たちに残業をしろというのか?
待ち時間が長いとクレームを言われる事務スタッフ。
山では満足いく医療器具すら揃っていない状況。
それで明慶の名を汚さない治療が出来るのか。
現場だからの厳しい現実を突きつける言葉。
流石にこれには反論できない速水。
そこへなんと遥が!!
嘆願書に署名できなかったからと、速水に手紙を書いてきたというのだ!!
どうしてもこれを読んでもらいたいと訴える遥。
だが、彼女は所詮部外者。
そして強引に総会を閉めようとするスタッフに、倉木が俺は聞きたいと言い出す。
医者がいて、看護師がいて、患者がいるのが医療。
その患者の意見も聞いてみたいと。
手紙くらいはいいのではとフォローしてくれたのは、なんと沢口。
そして、速水が読み始めた岡村からの手紙。
診療所のみんなは、愚かな自分のために、命を諦めなかった。
「みなさん、私は今、幸せです。
山の診療所のおかげで、命と真摯に向き合う皆さんのおかげで、
自分が生かされているのだということに気づくことができたからです」
その時会場内に沸き起こった拍手!!
うわぁ、これはちょっとぐっとキタ。
ベタなのにやられたなぁ。
始まる投票。
そして、開票が待たれる緊張感の中、小山の姿が見えないと遥に連絡が入る。
その頃・・・小山は山に感謝し、最後の別れをしていた。
その時、突然襲った発作。
小山はそのまま意識を失って倒れてしまうのだった----------。
気になる開票結果。
そして、小山の緊急手術は速水が担当することに。
山の診療所は存続できるのか。
今回は最終回への伏線という形の回で、はっきり言って野村の件なんてもう決着ついてたんじゃないのかとか、今更~って思っちゃったわ。
速水はドイツへ行くのか。
次回最終回の締めが納得できるものであることを祈ります。
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