美雨が全部おぼえてるよ-----------!!
あったかい優しさに包まれ、周りのみんなの気持ちに支えられ生きていることを教えてくれた。
心に響くドラマも、今期最長の回数で最終回を迎えました。
どんなラストになるのか、それが不安で・・・。
願わくば救いがあるものであることを祈るばかりでした。
「父ちゃんの夢って何?」
突然そんな事を聞いてきた美雨。
「父ちゃんに夢があるなら美雨がかなえてあげたい」
優しい娘にそういわれ、今日中に考えておけと宿題を与えられる。
中村は町内のお祭の実行委員長を頼まれ、千恵子はバザー担当を言われたよう。
でも、どっちも引き受けたものを断れないと言い出し、アカネが両方フォローすることでなんとかすることになったものの・・・大変なのは確か。
一方、古賀はどうやら来月からアルツハイマーの研究チームに参加することを決めたよう。
ただ、圭介を連れて行くか・・・まだ迷っているようで。
圭介が必死に考えて出した「夢」の答え。
「美雨と旅行に行くことにする」
美雨に見せたいものがあるという圭介。
祭りもあるので、今度の三連休を使って1日だけ旅行に行きたいと中村に願い出る圭介。
心配は隠せない。
でも、最後に美雨との思い出を作りたい。
その気持ちを支えてやることにしたアカネたち。
そして、祭りで誰が何を担当するか?
意見がまとまらないであ~だこ~だ言っているところへ、古賀が訪ねてきたのだ。
そこでアメリカに行く話を聞かせる古賀。
それを伝えにわざわざ?
だが、どうやら圭介と美雨が中村産業の人たちとどんな風に暮らしているかと見に来たのもあったようで。
「中村産業の皆さんは木下さんにとって、本当に家族同然だったんですね」
どうやら古賀の兄も同じ病だったよう。
自分たち家族もあんな風に前向きを兄を支えればよかったのかと、思えたというのだ。
だからこそ、圭介のような人を救うため、アメリカで新薬を開発させたいと。
古賀に感謝する圭介。
そして頑張ってくださいと励ましの言葉をかける。
いつかその新薬が出来るといい。
そう願ってしまうのは当たり前の事。
だが、圭介は今できることを精一杯やっていくしかないのだ。
それにはまず親子旅行へ行くこと。
「楽しい思い出たくさんできるといいね」
ふたりの旅行はもう最後だろうから・・・。
通り過ぎる学生を見て、美雨の成長を想い描く圭介。
15歳の美雨はどんな恋をしているのだろうか。
「美雨には傷つくことを恐れないで、いつも自分の気持ちに正直に生きていってほしいです」
それだけを願う圭介。
そして、旅の目的地の箱根についた二人。
喉が渇いたからとオレンジジュースをねだる美雨。
だがその時--------。
圭介はジュースの買い方を忘れてしまったのだ!!
「これ、どうやって買うんだっけ?」
一瞬固まる美雨。
だが、次の瞬間笑顔でお金を貸してといって、美雨が圭介に自販機の説明をし、ジュースを飲んでみせたのだ。
・・・本当美雨は気遣いが出来る子。
もうなんで忘れちゃったの?と圭介を責めることなどしない。
むしろ父ちゃんのために、今度は自分が役に立とうとしているのだ。
本当いい子。
どうやら無事旅館へたどり着けたようで、電話を受けたアカネたちもほっと一安心♪
そこで中村がアカネに持ちかけた話は・・・仕事の事。
どやら信用金庫の仕事を紹介してくれるという話がでているよう。
会社の経理をやってくれるのは嬉しいけど、やはりこのままというわけにはいかないだろうと、中村たちが気を使ってくれたようで。
それは考えてみるというアカネ。
そして煙草もやめて、何か決意を固めたよう。
明日、美雨をある場所へ連れて行くのだが、それはまだ内緒。
その代わり、もうひとつの夢を叶えて欲しいと言い出す圭介。
それは美雨の結婚式を見せて欲しいというもの。
ごっこ遊びをするのだが、美雨が「お世話になりました」と頭を下げると、こみ上げるものを感じてしまった圭介。
「しあわせになれよ」
そういったものの・・・やっぱり美雨を嫁にだすなんて出来ないと言い出す圭介。
親バカ~(><)
でも、圭介には本物の美雨の結婚式を見ることは出来ないのだろうから・・・。
翌日、芦ノ湖を回って帰ると中村に連絡した圭介。
だがその時、橋を走ってこけてしまった美雨を支えようとした拍子に、大事な予定などを書いた手帳を川へ落としてしまったのだ!!
大丈夫だと圭介は言うけれど・・・不安を隠せない。
それに・・・
なんとここにきて圭介は芦ノ湖へ行って、その後どうするか忘れてしまったのだ!!
なんと言うこと~(><)
不安でいっぱいの圭介に、芦ノ湖へ行けば美雨に見せたいものを思い出すと笑顔で答える美雨。
何度も何度も圭介を励まして、前に進む美雨。
するとその時、
晴れた空から雨が降り始めたのだ!!
それは美しい雨---------。
それを見て、妙子が美雨の名前をつけた時の事を思い出した圭介。
「思い出した、父ちゃんの夢」
それは-------。
「美雨と一緒に美雨の生まれた場所に行くんだ」
そこは芦ノ湖の水辺。
圭介が妙子にプロポーズした場所。
「美雨は父ちゃんとママちゃんの愛の結晶だ。
誰よりも愛されて生まれて今まで育ってきたことを…。
忘れないでほしいんだ。
これから先、悩んだり苦しんだり、時には泣きたくなるぐらい悲しい気持ちになることもあるかもしれない。
そんなときはここに来て思い出してほしいんだ。
美雨は1人じゃないってことを。
世界で一番愛されて生まれてきたってことを。
それさえ思い出せば、美雨はきっとまた頑張れる。
前を向いて歩いていける。
たとえ父ちゃんが…。
何もかも全部、忘れちゃったとしても・・・」
だが、美雨はもう泣かない。
しっかり圭介の目を見て答える。
「大丈夫。
美雨が 全部 覚えといてあげる。
父ちゃんが美雨のことを忘れちゃっても…。
美雨は父ちゃんのことを忘れないから」
・・・美雨の成長を感じた瞬間だった。
また愛菜ちゃんがこの台詞を低く読んだことで、凄く重みが出来てたもんなぁ。
本当この子はうまい。
台詞をちゃんと自分の言葉にしてるんだもんな。
泣けるわ。
「だから、だいじょうV」
いつもの儀式をする美雨を抱きしめる圭介だった・・・。
その頃中村家では・・・。
圭介たちを心配しながらも、アカネは両親にちゃんと勉強したいと、就職を断ったのだ。
「介護福祉士を目指してみようと思うの」
そっか。
それが今のアカネに出来ること。
やりたいこと。
そして、みんなで準備したお祭りの開催。
この町で、たくさんの優しさに囲まれて今日も生きている。
大切な大切な思い出。
20歳の美雨へ。
これが父ちゃんからの最後のプレゼント・・・。
「立派な人にならなくていい。
お金持ちにならなくてもいい。
今日も1日、精いっぱい頑張ったなと思えるような、
あしたが来るのが楽しみだと思えるような、そんな毎日を生きてください。
もしも この世の中に神様がいるとしたら、
父ちゃんは、たった一つだけ、
美雨を幸せにしてやってくださいとお願いします-----------」
まだ希望が見える、そんな余韻の中での終わりでした。
あえて記憶をなくしてからの姿を見せないで、しあわせな日々のまま終わらせる。
それもまたハッピーエンドといえるのではないかなぁと思いました。
ここからは悲しみの方が増えるばかりだろうから。
最初は愛菜ちゃんを泣かせようとする演出が嫌いで、逆にそれがネックになってた部分が大きかったドラマでした。
彼女がうまいのはもう分かってるのだから、これ以上同じ道を進むことはないだろうと。
その声が届いたか。
中盤以降は涙を耐える姿が印象的で、逆にちょっとしたしぐさや表情、緩急をつけた芝居で本当に『美雨』という役を演じきってくれたなぁと、さすがとしか言えない演技力を見せてくれたなぁと。
そしてトヨエツパパ。
何度も何度も涙をこらえて歯を食いしばってるシーンにもらい泣きした。
ダンディだけじゃない、こういう下町にいるおじさんの役でもやっぱりかっこよかった。
それにやっぱり中村産業のみんなに拍手!!
こんないい職場ないって!!
何度もみんなの想いに泣かされた。
本当に心があったまるいい話だった。
アルツハイマーについてはまだまだ解明されていないことが多い。
でも、このドラマがきっかけで理解者が増えたらと願うばかりです。
見続けてよかった。
ベタでもいい。
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