上に立つ者の資質-----------!!
ここ2回、延長が続いてますけど、回想じゃなく、ちゃんと内容が詰まってるので、時間を気にしないで見れてる。
やっぱ面白い。
それに台詞に説得力があるんだよな。
そこがなんか好きだ。
自分に自信をなくし、ハピネス魔法瓶に必要ないのではないかと判断し、彩矢が出て行ってしまった。
そのことを知らず、新しく借りたオフィスで彼女を待っている金田一たち。
だがそこへ、真空炉が壊れてしまったと、辻から連絡が入ったのだ!!
今はそのせいで究極の魔法瓶の生産もストップ状態。
だが、その機械の入れ替えには3000万がかかるというのだ。
そこで広瀬に3000万の設備投資をお願いに行くのだが・・・
その時、広瀬はベトナムの大企業が日本の会社と業務提携を考えていると、コンペの参加要項を渡してくれたのだ。
どうやら先方の社長のシンは、究極の魔法瓶にかなり関心を示しているのだとか。
これが実現すれば、3000万の投資などたやすいこと。
俄然やる気の金田一。
その頃、彩矢の横を通りかかった統一郎。
そこで話があると彩矢を呼び止めた財前。
そして統一郎はまた彩矢を雇いたいと言い出したのだ!!
一方、幸福荘に戻った金田一たちは、彩矢が出て行ったことを知る。
そこへやってきた広瀬からの担当者は・・・ハピネス魔法瓶の担当は瑤子がすることになったようで。
なるほど、瑤子をそういう形で絡ませてきたか。
その打ち合わせに出た金田一は、ホットドック屋に並んでいる人を見て、味見しようと瑤子を誘う。
だがその列の中、彩矢を見つけてしまったのだ!!
何で何の相談もなく出て行ったのか?
問い詰める金田一に、もっと安定した職業に就きたいからと言い訳する彩矢。
そして、もうその職を見つけたというのだ。
「おめでとう」そういうしか出来ない金田一。
彩矢も瑤子とふたりの邪魔をしたくないと、自分の気持ちを押し殺し、去って行くのだった・・・。
二人とも素直じゃない。
分かっているのは一厘だけか(^^;)
必要とされたい。
それは会社にも、金田一にも。
でも・・・。
彩矢が選んだのは-------統一郎の申し出を受けること。
なんと統一郎のアシスタントをすることになったようで。
経理じゃないのね(^^;)
その最初の仕事が、シンのレセプションパーティの同行。
だが、その会場でばったり再会してしまう金田一と彩矢。
気まずい彩矢に対し、驚きの表情を隠せない金田一と模合。
得意顔の統一郎と財前の顔ったら(><)
うわぁ、これは居心地悪いパーティになったねぇ。
でも、そんな中、金田一はやっぱりマイペース♪
ひとまず握手までは成功したようだけど・・・最初の会話が顔にケチャップがついてるってご忠告。
そりゃ模合の方が焦るわ。
では、商談を纏めるために必要なものは何か?
製品アピールや価格はもちろん。
「接待」
でも、ここで大事なのは思いやりという模合。
相手の立場に立って、望む方法で。
金をかけるかかけるかは関係ない。
それが先代の教えだと、いいことを言い出す模合の言葉に従い、シンと握手した時に野球だこを見たという金田一は、彼の接待でバッティングセンターへ誘うことに。
だが、全然打てないシン。
最後の1球にアドバイスを込めると・・・なんとホームラン!!
大はしゃぎのシンとハイタッチを交わす金田一。
でも、どうやらシンの掌のそれ、ゴルフだこだったよう(^^;)
あぁ、勘違い!!
一方、統一郎は、接待に彩矢と榎本を使う。
だが、あくまでそれは自分が用意したプランに従ってもらうだけなのだ。
金田一は自分がいいと思ったものしか勧めない。
そこで、統一郎は彩矢に問う。
「経営者として 私と彼の違いは 何だと思いますか?」
これは統一郎には一番聞きたかった質問だろう。
だが、それは分からないと答える彩矢。
一方、次の食事の接待場所を考える金田一たち。
瑤子は必死にその期待に答えようと手配を進める。
そこへ会社に運ばれてきた机。
どうやらそれ、金田一が彩矢の為に買ってくれた机だったよう。
それを複雑な心境で見つめる瑤子。
その頃、たまたま彩矢と再会した模合。
そこで古巣はどうかと問うと、自分には大きな組織の歯車の中の1人があってるという彩矢。
自分も2ヶ月前まではそうだと思っていたと笑う模合。
「私は子供のころから、踏み外さない人生を選んで生きてきた。
まあ、社会人になっても仕事も人付き合いもそこそこで いこうと思ってた。
でも、なぜかそんな私に先代は 目をかけてくれてね、いろんなこと教えてくれた。
物作りとは どういうものか。
その作ったものを、どんな気持ちでお客さまに お届けするのか。
ありがたかった。
人生で 初めてやりがいを感じた瞬間だった。
でも、いつしか結果だけを求められるようになって。
私も結婚したこともあるのかな。
その プレッシャーに耐えられなくなって、また踏み外さない人生のレールに 戻ってしまった。
金田一の一件があって、会社辞めて。
積み重ねてきたものを全て失って。
ついてないなって思った。
でもほら。
ひょんなことからあそこで 暮らして、3人で仕事を始めて。
不思議と、何か充実感があることに気付いたんだよね。
先のことは何にも見えないのに、今を必死で生きてるって「ああ 楽しいんだな」って。
あのころの やりがいを思い出した。
金田一ってさ、結果よりもさ、こう、人とのつながりとか思いとかを大事にする男じゃない。
それって、先代から私が教えてもらったこととおんなじなんだよね。
たとえ結果が出なくとも、その過程の中で、そのできたつながりとか思いがあればそれは 決して失敗じゃない。
思いのない成功より、思いのある失敗をした方が人も企業も大きくなるんだって。
この年になってそんなこと思い出させてくれた金田一には感謝してる。
だから後悔はしてない」
最後に彩矢にやりがいを見つけてとアドバイスする模合。
模合の顔、本当に充実感に溢れてる。
楽しそうだし。
片や曇り顔の彩矢。
さて、翌日の接待。
張り切って予約を入れた瑤子だったが・・・どうやら本店と支店を間違えたよう。
するとシンは、金田一の好きなものを食べさせて欲しいと言い出す。
彼は金田一の好きなものに興味があるというのだ。
すると・・・なんと金田一はシンを炊き出しに招いたのだ!!
なんでこんな所に!?
焦る模合たち。
だが・・・何故これなのか?
それを問うシン。
この炊き出しは金田一には特別なものなのだ。
「家も仕事もなくなって途方に暮れてたときに、この炊き出しに連れてきてもらったんですよ。
で、そのときに、ホントに、こうあったかい食べ物もらって、折れそうだった気持ちっていうか。
まあ命っていうのは大げさですけど。
ホント助けてもらった。
まあ、そのときの感謝の気持ちというか感動がずっと忘れられないんですよ。
まあ、それが俺にとっての一番はこの炊き出しっていう理由です」
金田一の言葉に、シンはその炊き出し汁をすする。
温かいその味に、彼もまた昔、貧乏で何も食べるものがなかったときに、屋台のおばさんからもらったフォーのことを思い出したよう。
「この炊き出しは、懐かしくてとってもあったかい」
子供の時と同じように、めがねを曇らせて「ウォンクワイ(おいしい)」と言うシン。
「金田一さん、本当にありがとう。
あなたの気持ち、頂きました」
とても嬉しそうなシン。
夜は統一郎の用意した日本で一番有名な料亭でのご飯。
それもまた喜ぶシン。
その時昼は炊き出しだったという話を聞き、金田一の接待だと気づいた彩矢は、トイレに立ったシンに金田一の事を問う。
変わった人だといいながら、それでも素晴らしい人だと褒めるシン。
彼の言葉に、知っていると答え、笑顔を取り戻す彩矢だった。
まるで自分が褒められたようだったね。
彩矢の笑顔、久しぶりだ。
一方、瑤子も金田一に対する想いが変わっていったよう。
その話を広瀬父に聞かせる。
少し前までは、明るくて楽しいだけのサラリーマンだった。
一緒にいて楽しかったから付き合っていただけ。
貧乏人になってからは別れようと思ったこともあるのだが・・・一緒にいて、今までとは違う金田一の姿を見て・・・
「前よりもっと好きになった」
だが、彼の心の中には別の人がいる事も分かっているのだ。
「辛いね」
「辛いよ。
でも後悔はしてない」
そう笑う瑤子。
強くなったね、彼女も。
そして、シンはハピネス魔法瓶との業務提携を決める。
だがそれを知った統一郎は裏工作をして、人脈を使い、自分たちの会社にその業務提携が回るようにしてしまったのだ!!
誰より残念がったのはシン。
そんな彼に究極の魔法瓶をお土産にプレゼントする金田一。
そしてそれを知った彩矢は統一郎に、先日の問いを今なら答えられると言う。
「ビジネスでは結果が全てっていうのも正しいのかもしれない。
でもそれじゃあ金田一さんは満足しません。
あの人にとってはプロセスも重要なんです。
そこに関わる人とか、その人の思いとかそういうことを大事にする人なんです。
だから、たくさんの人が金田一さんについていこうって思うんです。
経営者としては、社長のやり方が正しいのかもしれません。
でも、やっぱり私はあの人のやり方が好きです」
短い間でしたが、お世話になりましたと、自ら社員証を置いて出て行った彩矢。
広瀬に今回のことを謝罪に行く金田一。
そして、彼が来客で席を外した時、瑤子は金田一に話があると言い出す。
「私はあなたを振ります」
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