何を失っても、続けてもらいたいこと-------!!
これが金田一の経営者としての資質。
統一郎との違いなんだろう。
自分より、他人のことを考えられる。
なかなか出来ないこと。
だからこそ、彼と一緒に、彼のために仕事してやろうって気にさせるんでしょうね。
ま、最後はちょっと出来すぎでしたが。
そこは、あるわけねぇって事で(^^)
すっかりヒット商品の仲間入りを果たしたハピネス魔法瓶。
業績は右肩上がりで、ついには新オフィスを構え、新調したスーツに身を包む3人。
いいじゃん、いいじゃん♪
どうやら広瀬が設備投資をしてくれたおかげで、ハピネスは息を吹き返したよう。
だが、どうやら広瀬は今、金田一が何故カープファンなのかが気になるよう。
そこで、たった一度だけ会ったことがある親父がカープファンだったと話す金田一。
あの時の北別府のサインボールをもらったときが、最初で最後の逢瀬だったようで。
その日にちを気にする広瀬。
その頃、父親の墓参りをする統一郎。
ミラクルも今は順調に利益をあげているよう。
経営者として立派に会社を纏めている報告に来たのだが・・・。
ここで勝負をかけようと、全てを終わりにしようと、ハピネス魔法瓶を叩き潰す為の工作を実行しろと、財前に命じる統一郎。
さて、新オフィスを構えるまでなったというのに、未だに幸福荘を出ていない3人。
そろそろと考える模合に対し、居心地がいいからと出て行かない金田一。
だが災いが襲い掛かるという占いが出たよう。
そこへ、ミラクルエレクトロニクスの顧問弁護士を名乗る佃という男がやってきたのだ。
なんと、究極の魔法瓶は、ミラクルエレクトロニクスが所有する特許権侵害をしているというのだ!!
それを提示し、究極の魔法瓶の販売さし止めを要求すると言い出したのだ!!
これが完全にハピネス魔法瓶を叩き潰すための作戦。
魔法瓶事業を撤退した後に、辻の作った試作品の段階で、特許申請を出していたというのだ。
規模をデカクしてから叩き潰す。
なんという卑劣なやり方。
でも、裏を返せば、これって金田一が成功すると予測していたって話だよね(^^;)
更にはミラクルエレクトロニクスは魔法瓶に関わる会社を乗っ取りにかかっているというのだ!!
裁判の準備もそうだし、何よりこんなときだからこそ、魔法瓶に代わる新製品を考えていかなければならないという金田一。
広瀬は今回の件で、話をしてみようと考えたようで・・・。
そして、なんと広瀬のオフィスに統一郎と金田一を呼びつけたのだ!!
どちらも先方が来ると聞いてなかったので、驚きを隠せないよう。
広瀬は全てを承知の上で、統一郎に今回の訴訟を取り下げて欲しいと願うのだが・・・。
妥協案で、特許権使用量の8%を支払うのはどうかと提案する広瀬だが、それを断固として断る統一郎。
交渉決裂。
仕方ないという金田一に、なぜミラクルに就職したのかを問う広瀬。
どうやら金田一は他の会社を落ちまくり、だめもとで受けたのがミラクル魔法瓶だったそう。
そっか、たまたま・・・だったんだね。
でも、それが運命のめぐりあわせだったと。
最終面接は先代が行ったというのだ。
・・・だから先代は金田一がミラクルに就職したことを分かってて、彼の仕事ぶりを聞いていたのだろう。
直接話はしなかったんだろうけど、親として見守って・・・って所か。
これでようやく先代が後継者は金田一にって言った意味が分かったわ。
6年前、妻以外の女性を愛したという先代。
その時できた子が金田一------------。
それをずっと知らずにいた先代は、資金援助を申し出るも、金田一の母親に断られたよう。
だからたった一度だけ、カープの試合に連れて行ってもらったことだけが親子にとって、最初で最後の思い出になったと・・・。
そんな事情を聞かされていた広瀬は、その子供が金田一だと知ってしまったよう。
そして、結局元の狭いオフィスに戻ってくることになった金田一たち。
関連企業もみんな戦ってくれている。
だからここで負けては皆のモチベーションが下がると言う金田一。
だが、現実は厳しい。
それを知らしめるため、模合は金田一と彩矢を連れて工場へ。
すると、皆戦う姿勢は持っているのだが、取引企業は他の仕事までストップしている状況なのだそう。
仕事がない。
そして社長は仕事を取りに営業しに行っているというのだ。
模合はそういうのをちゃんと踏まえて金田一に告げる。
「金田一。
みんなお前についていきたいと思ってる。
だからこそ、ここで舵取りを誤れば、その人たちみんなを道連れに心中することになりかねないぞ。
私だってお前の気持ちはよく分かるよ。
悔しいのは、お前だけじゃ---------」
だが、そういった瞬間、突然崩れ落ちてしまった模合。
診断は過労・・・。
皆を助けようと模合もまた、企業に外回りをしていたよう。
・・・家族!!
見舞いに来いやっ!!(><)
でも、笑って大丈夫だという模合。
しかも、今、社長としてすべき事をしろと、これからもついていくと言って、逆に金田一に発破をかけてくれたのだ。
だが、彼が倒れたことで、金田一は自分がどうすべきか、もう一度考えることに。
「俺向いてねぇんだろうな、経営者とかそういうのに」
思わず彩矢に漏らしてしまう金田一。
今までとんとん拍子でココまで来てしまったから調子に乗っていたと、反省。
「行き当たりばったりで、周りの人巻き込んでるにもかかわらず、みんなに無理させてんの全然気が付かないなんて、ホントどうしようもねえな」
普段しない反省なんてしないでと笑う彩矢。
金田一だからみんなついてきたのだから。
そして、金田一は統一郎に会うことに。
お願いがあってきたという金田一。
なんと、魔法瓶事業を復活して欲しいと言い出したのだ!!
そして、皆にもう一度魔法瓶を作る場所を与えてやって欲しいと言う金田一。
そのためなら・・・。
「ハピネス魔法瓶なくしてもかまいません」
そして今までの非礼を詫び、お願いしますと土下座して統一郎に頼んでみせたのだ!!
そんな姿を見た統一郎は、金田一を見下ろし告げる。
「分かりました、考えましょう」
あ~でも、考える=復活する、ではないんだろうな、統一郎だし(><)
だが、やはり統一郎は問うてしまう。
「あなたはそれでいいんですか?」
そんな簡単に会社を潰してしまっていいのか。
「場所がうちでもミラクルさんでも、あの人たちが魔法瓶 作り続けることが一番大事なんで。
あ、俺は大丈夫です。
振り出しに戻っただけなんで。
それよりみんなの事よろしくお願いします」
なんでもないことのようにそう告げる金田一。
彼にとって、会社とは皆ができる仕事を最大限に発揮できる場所であって、自分のものではないのだ。
その違いだろう。
帰りがけ、榎本と遭遇する金田一。
そこハピネスを潰してもいいという話をしに来たことを伝える。
それでも何とかなるだとう言う金田一。
「まっ、恵まれてたからな、仲間に。
あの人たちいなかったら魔法瓶も作れなかったし、あの人たちの代わりもいねえし。
俺の周りで代わりの利く人間なんかいねえからさ。
お前もだかんな」
そう言って逆に励ましてくれる金田一に、変わらないものを覚える榎本だった・・・。
そして、関連工場の社長を呼び出し、ハピネス魔法瓶は今日で終わると宣言する金田一。
ミラクルに戻っても魔法瓶を作り続けて欲しいというのが金田一の願い。
だが、みんな金田一と一緒にやっていきたいと訴える。
そこへ「待ってください」と現れたのは・・・模合。
「皆さんと一緒にハピネス魔法瓶を 続けていきたいと誰よりも 思ってるのはこいつなんです。
しかし今、それは困難な状況にあります。
金田一は、自分の信念を曲げても皆さんにだけは物作りへの希望を失ってほしくない。
そう 思ってるんです。
その気持ちを分かってやってください、お願いします」
模合さんかっこよすぎだ(><)
本当この人は人をちゃんと見てる。
流石にここまで言われたら、その想いに答えるのも彼らの勤め。
「皆さん、これからもいい仕事してくださいよ」
頭を下げる金田一たちに、みんなで頑張れと励ましあって終わった会社。
また最初に戻っただけ。
そんな二人に部屋を出て行く支度金を渡そうとする金田一。
すると・・・二人はその小切手を破り捨て、はじめるならまた3人で一緒にと笑うのだった・・・。
いいチームだよね。
本当これぞ仲間だって。
すっごく微笑ましいシーンだった~♪
だが・・・辻たちの集まった中、魔法瓶事業を復活させるつもりはないと言い出す統一郎。
その代わり別のポジションを用意するというのだ。
だがこれでは話が違う。
反発する皆に、統一郎は告げる。
「あなた達の代わりはいくらでもいるんです。
そのことをよく理解してください」
その言葉に、金田一の「代わりはいない」という言葉を思い出す榎本。
そこで、自分は会社の歯車なんかではないと社内のツイートをする榎本。
すると、それに賛同した社員達。
今しかない----------!!
そして・・・今日もマスターの店でホットドックを頬張る金田一と彩矢。
統一郎とはどんな人か?
金田一は彩矢に問う。
「独り善がりで身勝手でわがままで。
人を巻き込んで 自分のやりたいようにやって、周りを振り回すっていうところは金田一さんに似てると思うんですけど。
でも何か、あの人から漂うのって、さみしい感じがするっていうか・・・。
あの人は寂しい人だと思います」
同じような資質は持ってるんだろう。
でも、仲間を、皆を大切にする金田一には、周りに人が集まる。
だが、統一郎は会社のための犠牲には目を瞑る。
所詮駒のひとつとしか考えていない。
寂しい人・・・。
子供の頃から父は相手にしてくれなかった。
可哀相な子でもあるんだよね・・・。
そして広瀬は今後のミラクルへの出資を断ったのだ。
利益を考えての話ではない。
人との繋がりを軽んじることは別だという広瀬。
「君が潰したかったのは、弟である金田一くんだったんだろ」
その事実に驚く瑤子。
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第8話
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