第4のセプテントリオン・メグレズ登場-------!!
激しさが増していく戦い。
その中で、今回は大きな秘密が明かされた回。
憂う者・アルコルの正体。
今度は東京・大阪・名古屋に同時に現れるというセプテントリオンを一斉に攻撃しなければならないという。
大阪は響希たちとヒナコが担当。
だが、ここへ来る前に、ロナウドから渡されたフラッシュメモリーが気になる響希。
それは今までロナウドが集めてきたという、ジプスと峰津院家に関わるデーターが入っているという。
自分の意志で行動すると宣言した響希のために渡しておきたかったというのだ。
「人間の未来は、誰かに統治されるものではない。
どうか判断を誤らないでくれ」
大和が間違っているというなら、自分が止めればいい。
そう考える響希。
コアを狙って一斉攻撃を仕掛けるも、今度のセプテントリオンは、自己修復能力を備えており、なかなか難しい状況。
コアを破壊してもまた再生されてしまうのだ!!
無効化とはこういうことなのか。
やはりメグレズを倒すには3箇所同時にコアを破壊するしかなさそう。
ボールのような球体からトゲのようなものを次々と出し、それを爆発させる。
大和は余裕で悪魔を使役し、動きを止めておけと命じるだけ。
響希とロナウドのタイミングにあわせてやるって、超上から目線(><)
でも、それが出来るほどの能力を持っているということなんだ。
だがその時、響希と維緒に届いた死に顔動画!!
そこにはロナウドとジョー、そしてオトメが爆発に巻き込まれて死んでしまう動画が!!
すぐにロナウドたちに連絡を取り、そこは危険だと知らせる響希。
だが、今自分達が動けば、名古屋は崩壊してしまう。
それに死に顔動画は回避できるのだ。
それを響希が自分の身をもって示してくれたではないか!!
「俺達も死ぬつもりなどないさ」
そういって切れてしまった電話。
身の危険を察したら退避しろと命じるロナウド。
「誰もここで死ぬことは許さない。
生き残るんだ!!」
別地にいるアイリたちにもそう告げ、それぞれがメグレズをとめるため、戦いへ!!
名古屋では、テレビ塔の前に爆弾を仕掛け、メグレズを一段下に落としたことで、回転の足を止める事に成功!!
そこから攻撃を仕掛けるロナウドたち。
破壊されたそこには家族や友達が住んでいた。
たくさんの思い出があった。
なのにそれは破壊されてしまった。
「神だろうが悪魔だろうが、そんな事していいわけない!!
みんなを殺した奴らを、私は絶対許さない!!」
フルチャージした悪魔の能力をぶつけるアイリ。
すると、3箇所同時にコアの出現を感知。
同時に攻撃を仕掛ける!!
そして、爆発が起こり、3箇所のメグレズの消滅を確認。
歓喜に沸くジプス。
やったと誰もが思ったその時。
メグレズは最後の悪あがきで、名古屋地区に、トゲの爆弾の雨を降らせたのだ!!
ジュンゴが庇い、アイリは無事。
彼もまた背中に傷を負いながらも、命に別状はないよう。
だが・・・。
他の皆は?
返事をしないジュンゴ。
ふざけるなと叫び、勝手に死ぬなとわめくアイリ。
アイリの慟哭が響く。
そこへ雨が降り始める。
大和は機械的に状況終了を宣言するよう真琴に指示を出す。
悔しそうにそれを宣言する真琴。
「状況終了--------」
ロストしたリストの中に、ロナウド、ジョー、オトメの名前が出るのだった・・・。
帰ろうというジュンゴに
「帰るってどこに!?家なんかないわよ!!」
絶望に打ちのめされるアイリ。
響希も、維緒も、失われた命に絶望するだけ。
だが、決めたのはロナウドたち。
響希自身も選択したことだから・・・。
それでもやはり絶望感は打ち消せない。
その時-----------見えた景色の向こうに、空がないことに気づいたジュンゴ。
あの向こうにはまさに「何もない」のだ。
これが世界が消えるという事の本当の意味。
戦いが終わり、大和と菅野博士は峰津院家が代々保管してきた魔槍ブリューナクの保管場所へ向かう事に。
大和はメグレズが破壊できたから、名古屋支部の犠牲など問題ないと冷たく言いのける。
相変わらずの目的のためなら容赦ないクールさ。
大和にはロナウドたちの死がわかっていたのかもしれない。
それでも響希と違い、助ける要素はないと判断したのか・・・。
このブリューナクの適合者が・・・維緒だというのか。
選択の余地などないという大和。
時間がない。
みんな死ぬ理由などなかった。
なのにこれは現実なのか?
夢なら覚めてくれと、夕焼けの景色を見ながら悔しさをかみ締める響希。
だがその時、気づいたらアルコルが隣にいたのだ!!
「悪魔!!
そうやって人間をもてあそぶのが面白いのか?」
だが、アルコルは自分は悪魔ではないという。
だったら人間を助けて欲しい。
死に顔動画なんてものを作れる力があるのだから。
「それはできない。
これは人間への試練だ。
人間が自ら可能性を示さなければ、何もなしえたことにはならない」
試練とは?
なぜそんな権利があって人間を試しているのか?
「ポラリス・・・万能なる秩序の管理者。
ポラリスはこの世界の秩序を維持するためには、人間の存在が最も美しくないと考えるに至ったんだ」
「神・・・なのか?」
「認識のしかたによってはそう思う者もいるだろうけど、ただ、世界の摂理を守ろうとしているだけだよ。
人間という存在は、不思議な種だ。
存続させるための意思を失ってなお、無自覚に繁栄を続けている。
世界の摂理として不自然。
ポラリスはそう思っているのだろう」
そんなのは一方的見解。
そんなもので人間を滅ぼしていいはずがないと反論する響希に、アルコルも同意したのだ。
本来そんな事を思うような存在ではない自分が。
「だって、私はポラリスの剣、セプテントリオンなのだから」
えぇぇぇ!?
なんとまぁ、彼はセプテントリオンで、意思があるっていうのか。
そもそも
セプテントリオンとは、ポラリスのい考える秩序を維持するための装置なのだそう。
なのに、そんな装置であるアルコルが、人間を思い、憂えている。
「私のような存在が生まれてしまったこと自体、ポラリスは万能ではないのかもしれない」
「だから君は人間に、悪魔召還アプリなんていう武器を与えたのか?」
「選択を与えたんだ。
人間が生き残りたいというのなら、ポラリスに意思を示す機会が必要だ」
でも、そんな話をにわかに受け止めきれない響希は混乱。
だが、アルコルもまた「意思」を持ってしまったことで混乱しているよう。
こんな苦しいなら、意思などいらなかった。
「私は何者なのだろう?
受け止めてはくれないのかい?
輝く者よ」
大和はこの話のすべてを知っている。
意思を示さなければ、この世界が無に帰することを。
その時。
ついにここも無が襲い始める。
消えていく景色。
闇に染まっていく空間。
そこには物質も時間も概念の存在しない。
それが無。
消失とは破壊の事だと思っていた響希。
だが、もっと根本的なものなのだ。
自分達、すべての存在がここにあったという事実が、概念そのものが消されてしまうのだ!!
消えていく夕焼け空。
無の侵食が進む世界。
絶望と焦りが響希を襲う。
「約束された裁定は7日間。
すべての試練を乗り越えられた時、人間は初めてポラリスの審判に立ち会うことが出来る」
見守ってきた人間の世界が消えることにおびえるのは響希だけではない。
「私は君達を失いたくない」
悲しい表情を見せるアルコル。
この状況に、改めて危機感を募らせるジプス職員たち。
「死ではない。
死よりも純粋な、我々という生命があった、その事実が過去、今、未来、そのすべてが消える」
何故こんな試練が人間に?
だが・・・
「こんな失われた世界で生き残っても意味がない。
そこに救いなんて、ないじゃないか」
絶望する響希。
だが、大和は救われようとは思っていないのだ。
「世界が・・・消えていく---------!!」
恐ろしい虚脱感だなぁ。
これでは確かに助かっても、未来への絶望しか残らないのではないのか?
それとも消滅した世界は戻るの?
大和の目指す新しい世界とは?
孤独に耐えてひとりだけの王国を作るということなのか。
勝利の先の絶望。
戦う意味が問われることになる今後ですね。
無ってのはそういうことなんだろうとは思ってたけど、実際に暗闇を見せられると怖いわ。
アルコルが最終的なセプテントリオンになると言う事なのか?
彼との戦いは厳しそうだけど・・・どうなるんだろ。
人間の存在に興味を持ったのは大和のせいなんだろうな。
さて、後半は心情的に辛い展開になりそうだ~(><)
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