真実のための最終決戦-----------!!
う~ん。
正直な感想を言えば、優等生すぎて面白みには欠けたかなぁと。
もっとなんかどんでん返しが欲しかったよ。
なんか予想通りの展開すぎて「やっぱり」ってオチだったし、新鮮さがなかったからなぁ。
丁寧だし纏まりはあったんだけど、冒険してなくてこじんまり平凡にまとまったって印象で。
そこが残念だったかなというのが全体の感想ですね。
特捜部の捜査から外された久利生公平(木村拓哉)が、麻木千佳(北川景子)と戻った城西支部は揺れている。
殺人容疑で送致された南雲尊之(加藤虎ノ介)が担当検事の田村雅史(杉本哲太)と事務官の遠藤賢司(八嶋智人)の調べにより過去にも同じような傷害事件を犯していた可能性が浮上したからだ。
そのうちの1件では、別の被疑者が逮捕、起訴され、刑罰が確定した直後、病気で他界している。
もし、南雲の犯罪であれば、検察は冤罪(えんざい)を自ら認めることになってしまうからだ。
そんな中、南雲の第1回公判が開かれ、久利生が過去の事件を追求し始める。
一方、城西支部のメンバーは手分けして、過去の事件を検証し始める。
当時の関係者として元検事の、国分秀雄(井上順)を訪ねて捜査への協力を求める。
しかし、国分は頑として応じようとしない。
過去の事件を含めた南雲の裁判が始まる。
未だ決め手を欠くままの久利生たちに対し、南雲の弁護士、松平一臣(羽場裕一)は驚くべき手段をこうじてくるのだった。
最初の通り魔事件から合わせて、裁判中に追起訴を要求した久利生。
前代未聞の展開に騒めく法廷。
これは15年前の冤罪を表明するかもしれないからだ。
だが、そのためにはやはり最初の事件の関係者である国分の証言が必要。
入れ替わり立ち代わり国分の家を訪ね説得を試みる城西支部のメンバー。
だが、国分は話を聞こうともしない。
そんなものは検事の傲慢だと言うのだ。
怒りが収まらない末次は熱く国分に訴える。
「私だって真実を知りたいと思ってます!
私も 検事バッジは着けてません。
司法試験に通った法律家でも何でもない。
でも!
でもそこで犯罪が起こってるのに、それを見過ごすことはできませんよ!
国分さん!
もしあのときの起訴が間違ってたとしたら、無実の人が罰せられて、真犯人は犯行を重ねて、とうとう27歳の若者が殺されちゃったんですよ?
自分は関係ないなんて、そんな道理が通りますか!?
法律がどうとかじゃないでしょう!
人としてどうなんだって話なんですよこれは!」
今回の南雲事件を解き明かせは、検察は冤罪を認める事になる。
マスコミはこぞってそこを攻め、面白おかしく煽り、国民の関心を得ようとしていた。
牛丸はたとえ冤罪が判明されたとしても、真相を暴くことが検事・事務官の仕事だと訴え、久利生たちは起訴を決めたと信じると宣言したのだ。
その頃、ヌカタ建設の社員の中から車を運転していた男が発見される。
彼の証言から届けたのが金だという事。
待っていたのが橋場の後援会の副会長だという事が判明する。
特捜はこれで橋場を収賄起訴出来ると大喜び。
だが、ここまで真相が判明したのは、久利生が運転手が違う事を解いたためなのだ。
それを痛感する特捜部。
そんな時、国分が南雲側の証人に立つ事が決まったのだ!!
何故彼は敵側に立つのか?
だが、久利生はそれでも国分に聞きたいことが山ほどあると前向きに受け取ったようで。
このまま自分たちは不利な立場に立たされてしまうのか。
検事や事務官を辞める事になるのか?
思いを馳せる城西支部のメンバーたち。
久利生はなぜ検事になろうと思ったのか?
それを問う麻木。
ヤンチャをしていた頃、助けてくれた検事が鍋島前次官の同期の沼田という検事だった。
結果不起訴になり、彼のような仕事がしたいと思ったという久利生。
そこから勉強して・・・検事になったと。
翌朝、鍋島次席の墓参りをする久利生。
それにつきあう麻木。
鍋島とはあまり話をしたことはない。
ただ見守ってくれた人だった。
でも、彼がいたから検事を続けられたという久利生。
検事を続けられてよかった。
「どんなことがあってもブレずにいられるから」
胸を張ってそういう久利生をまぶしく思う麻木。
そして始まる裁判。
証言台に立った国分。
彼は最初の事件で南雲を取調べしたが犯人を別の人物だと起訴したのは、被害者と金銭トラブルがあったからだと証言。
だが、久利生は追及を緩めない。
次にあった事件も、捜査線上に南雲の犯人説が挙がったにも関わらず犯人は捕まっていないのだ。
その事件にも国分は関わっていた。
だがその数か月後、突然検事を辞めた国分。
自主退職など、何があったのか?
この二つの事件がきっかけではないかと問い詰める久利生。
「滝さんはなぜ亡くなったのか?
過去の事件は誰がやったのか?
15年前の事件の真相は?
犯人さえホントのことを話してくれればこういう裁判はもう必要ないんです。
でも。
嘘をつかれるといきなり訳が分かんなくなるんですよね。
だから当事者でもない僕たちがああでもないこうでもないって議論し合うんです。
犯人の心の中にある真実っていうもの。
それが正義の名の下に許されるものなのかそうでないのかを。
まあ今正義って言いましたけど。
正義は一つじゃないんです。
僕たち検事は悪人を絶対に許さないという正義があります。
そして弁護人には依頼主を守るという正義がある。
そして皆さん。
裁判員の皆さんには僕らの主張をよーく 聞いてもらった上で、法と良心に基づいた公平な判決を下すという正義があります。
みんなそれぞれの正義を信じてそれぞれの立場から被告人に光を当てることによって真実を浮かび上がらせていく。
それが裁判なんです。
そこにはすごい大事なルールがあって。
それは。
まあ犯人は嘘をつくかもしれませんけど。
それ以外のこの法廷にいる人全て絶対に正直でなければならないということ。
正直で真っすぐな光を当てなければ真実は見えてこないんです。
裁判は成り立たなくなっちゃうんです。
国分さん。
お答えください。
今、あなたが何かをおっしゃりたいとするならそれは誰に対してですか?」
久利生の質問に対し、国分の答えは-------。
「大友さんにです」
起訴した大友に対し、申し訳ないと言いたいと言い出す国分。
騒めく法廷。
だが、先ほどの証言に嘘はないという国分。
あの時、確信を持って大友を起訴した。
それは間違っていないと思っていた。
だが、翌年、同じような事件が起こってしまったのだ。
間違えたかもしれないとその時思ったという国分。
誰を起訴すべきか?
「南雲尊之です」
だが、既に遅かったのだ。
大友は亡くなっていたのだ。
犯人起訴で喜ぶ被害者たち。
真相を今更暴いても誰も喜ばないのだ。
検事を続ける資格はないと思ったという国分。
だが、その結果、更に3人の犠牲者を出す事になった。
自分の罪は重いと告白する国分。
焦る松平。
だが、国分はここには松平に説得されてきたのではなく、懺悔しに来たのだというのだ。
そして傍聴席にいた、殺された息子の遺影を持った母に頭を下げ、自分が間違った判断をしなければ息子さんは死ぬことはなかったと謝罪したのだ。
俺はやってねぇと喚きちらし、訴える南雲。
だが、ここにいる誰もがもう南雲の言葉に耳をかそうともしない。
真実がすべて明るみに。
下った判決は、無期懲役----------!!
結果冤罪が発覚したものの、それを傍聴していた八木はこの行動を勇気ある決断と称し新聞記事を書き換えた。
特捜部はついに収賄容疑で橋場大臣の事務所に強制捜査に入る事になったよう。
一方、麻木は通販で司法試験参考書を買ったようで。
恥ずかしいながらも、みんなに頑張れって言われて前向きになる麻木。
そして今日も城西支部は取調べに忙しい。
小さな罪から大きな罪まで。
そして今日の久利生の担当した男は・・・。
なんと通販番組のDJ!!
そうきたか!!
こいつは被疑者だからと麻木に突っ込まれる久利生。
取調べを始めても、あの商品は利くのかとちゃらける久利生だった--------。
最後まで暗くはならずに済んだし、恋愛要素もさほどなくこれはこれでセーフだったかと。
でも、本当こうなると映画どうするのかなぁと思うわけで。
松さん出てくるのかなぁ?
大丈夫?
数字的にはなんとか20%超えを保った形になったこのドラマ。
それは流石だなぁと思う。
安定した作りだったし安心して見れた部分はあったもんね。
城西支部のメンバーもそれぞれ面白担当もあったし、活躍回もあったし。
ただ、大きく冒険も逸脱もしない、まさにブレない安定路線だけだったからちょっと物足らなかったのも事実。
もう少しハチャメチャ感があってもよかったんじゃないかなぁと。
もう一つ何か欲しかったと思えたシリーズでございました。
次は映画だね。
そして来期からは「信長協奏曲」ですか。
やたらフジが力入れてますけどどうなる事か、アニメは話題に乏しかったのでドラマに期待したい所です。
久利生公平:木村拓哉
麻木千佳:北川景子
田村雅史:杉本哲太
宇野大介:濱田岳
井戸秀二:正名僕蔵
馬場礼子:吉田羊
St.George's Tavern マスター:田中要次
小杉啓太:勝矢
川尻健三郎:松重豊
遠藤賢司:八嶋智人
末次隆之:小日向文世
牛丸豊:角野卓造
◆ゲスト
南雲尊之:加藤虎ノ介
松平一臣:羽場裕一
八木:小市慢太郎
光恵:朝加真由美
←よろしければポチっとお願いいたします♪
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話
送信確認・TB一覧は下のタイトルでリンクしております
↓
<トラックバック URL> http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/0b8d7d9f4fb30362d0c3d3c2cc44af28/ac